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16歳で旅立った愛犬が教えてくれたこと。年の離れた姉妹の末っ子、ひとりぼっちの私を救ってくれた犬【書評】

  • 2026.8.19

【漫画】本編を読む

幼い頃に一緒に過ごした動物の記憶は、大人になっても心の奥に残り続ける。楽しかったこと、寂しい時にそばにいてくれたこと、そして、いつか必ず訪れる別れ。ペットと暮らすことは、かわいさや癒やしだけでなく、命について考える時間をもらうことでもある。

ライブドア公式ブログ「猫の手貸して」のぴなぱさん(@pinapapinapa)による『ねこねこネットワーク(NNN)にロックオンされています。』は、保護猫たちと出会ってきた一家の日常を描くコミックエッセイ。保護猫との日々を中心とした漫画だが、ぴなぱさんが幼い頃に過ごした犬とのエピソードも印象深い。

ぴなぱさんの実家では、ぴなぱさんが4歳の頃から犬を飼い始めた。ぴなぱさんは3人姉妹の末っ子で、姉たちとは年が離れていたため、ひとりで過ごすことが多く、お母さんが「うちにも犬がいれば、寂しくないかも」と思いついたのがきっかけだった。幼いぴなぱさんにとって、犬の存在はとても大きなものになった。散歩を通して世界が広がり、犬のお友達との悲しい別れも経験した。やがて生まれた仔犬にミルクをあげながら、ぴなぱさんは命について考えるようにもなる。

そして20歳の時、初代の犬が16歳で亡くなった。悲しかった。けれど、同時に「生ききったんだ」とも思えたのだという。長く一緒に生き、見送った犬。一方で、その1年後に出会った猫は、小さく、ぼろぼろで、とても「生ききった」とは言えない状態で……。

ペットとの別れはつらい。けれど、一緒に生きた時間は決して消えない。愛犬との日々があったからこそ、ぴなぱさんは目の前の猫の命にも手を伸ばしたのかもしれない。読み終えると、今そばにいる動物との時間を、もっと大切にしたくなってくる。

文=アサトーミナミ

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