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「どん底」の破産生活!連帯保証の罠……自宅もサロンも競売で一瞬にして失った61歳女性のエピソード

  • 2026.8.18

血の繋がった親族からの必死の頼み。困っているなら助けてあげたい、力になりたいと思うのは自然な感情かもしれません。しかし、安易に「連帯保証人」を引き受けてしまったことで、自分たちの人生のすべてが一瞬にして崩壊してしまうケースがあります。東京都に住む世帯年収200万・61歳の女性は、夫が親族の必死の懇願を断りきれず、勝手に事業資金の連帯保証人になっていたことがきっかけで、住む家も、長年営んしてきたアロマサロンもすべて競売にかけられて失ってしまいます。自分が作ったわけでもない巨額の負債を背負わされ、自己破産にまで追い詰められたという女性。突然すべてを奪われた地獄のような日々と、そこから得られた重い教訓を紹介します。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年7月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回エピソードを紹介する61歳女性は、そのアンケートの回答者。女性のプロフィールは以下の通りです。

  • 回答者本人:女性(61歳)
  • 居住地:東京都
  • 家族構成:私(61歳)、夫(63歳)
  • 回答者の職業:自営業・フリーランス(アロマセラピーのサロン経営と講師業)
  • 配偶者の職業:自営業・フリーランス
  • 現在の世帯年収:200万円
  • 個人の年収:100万円
  • 住居形態:戸建て(注文住宅)
  • 現在の金融資産状況:マイナス状態

親族の頼みで夫が勝手に連帯保証人に……突然発覚した莫大な借金の重圧

東京都の戸建てで夫と暮らす61歳の女性。現在はフリーランスとして働いています。世帯年収は200万円ほど。トラブルの引き金となったのは、夫が親族から持ちかけられた、事業資金の保証人の話でした。

「夫が親族の連帯保証人になっていたことが、その親族の事業破綻によって突然発覚しました」と振り返る女性。

夫は「家族を助けたい」という情に流され、妻に内緒で名前を貸してしまっていました。しかし、その親族の事業はあっけなく破綻。主債務者が支払えなくなったため、担保に入っていた巨額の借金が、すべて保証人である夫へ一括請求として回ってくることになったのです。

「自分たちの意思とはまったく無関係に莫大な返済義務を背負うことになりました。自分たちが借りたわけではない多額の借金の重圧に苦しみ、平穏だった日常が音を立てて崩れ去る体験をしました」と、夫婦の生活は一瞬にして崩壊の危機に瀕しました。

マイホームもアロマサロンも全て競売に。住まいと仕事の道具を奪われた悲惨な末路

莫大な借金を一括で支払えるわけもなく、債権者である金融機関による容赦のない差し押さえが始まりました。

「長年大切に守ってきたマイホームや店舗兼用の建物を含むすべての資産が裁判所の競売にかけられ、強制的に差し押さえられ、住む家を失って完全に路頭に迷うという非常に悲惨な末路を辿りました」

長年かけてコツコツと築き上げてきたお気に入りの注文住宅。そして、女性がそこで大切に営んできたアロマセラピーのサロンが入った建物。それらがすべて、競売という形で強引に他人の手に渡ってしまったのです。

「これまで築き上げてきた誇りも大切な財産もすべて一瞬で不当に奪われる過酷な現実を味わいました」と女性は痛切な思いを吐露します。

さらに「仕事に必要な道具やサロンの設備まですべて差し押さえられて失ってしまったため、自分の仕事すら継続できなくなるという二重の苦しみを味わいました。生活の基盤が完全に破壊されました」と、住まいだけでなく、収入源でもあった「仕事」までもが奪い去られてしまいました。

家、店、仕事の道具。生きるためのすべてのツールを失った夫婦は、一瞬にして収入源すら途絶え、どん底の困窮状態に陥ることになってしまいました。

理不尽な怒りと夫への不信感。法テラスと弁護士にすがった自己破産への決断

自分が作った借金ではないにもかかわらず、人生のすべてが強制的に解体されていく現実。女性を襲ったのは、言いようのない怒りと、先の見えない強烈な不安でした。

「身に覚えのない理不尽な理由で人生のすべてを突然奪われたことに対する激しい怒りと、これから先の見えない暗い不安で夜も眠れませんでした」と綴る女性。

さらに、隠れて連帯保証人になり、家族を破滅に導いた夫に対する感情も複雑でした。「信頼していた夫への拭えない不信感も重なり、精神的に完全に追い詰められました。心身ともにボロボロの状態でした」と、家庭内の冷え切った空気と、裏切られたショックに怯える日々を振り返ります。

この極限状態から抜け出すため、専門家の手を借りる決断。「破産手続き自体は無事に完了したものの、失った莫大な財産やこれまでの生活基盤が元通り戻るわけではなく、経済的にも社会的にもどん底からの再出発を強いられています。苦しい生活からの脱却には程遠い状態です」

弁護士の全面的なサポートを受けた結果、借金の法的な免責は得られたものの、一度失った資産と生活を立て直すのは極めて険しい道のりであることを明かしました。

「血縁であっても絶対に断る」身をもって知った保証人の本当の恐ろしさ

もし当時の自分に戻れるなら、「血縁関係であってもお金の保証人や金銭的な契約に関わることには絶対に同意せず、どんなに頼まれても毅然とした態度で断るようにします。他人の借金問題には一切関わらないという強い決意を胸に刻みます」と、女性はどんなに泣きつかれても毅然とした態度を貫くと強く誓っています。

さらに「他人の借金や保証人になることは自分の人生をも根底から破壊する最大の危険行為であるという教訓を、痛い代償とともに深く心に刻みました。家族間であってもお金の貸し借りや保証は絶対に避けるべきだと学びました」と、これから同じような立場で悩む人に向け、身を削るような痛みを伴った力強い言葉で結んでくれました。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム) 
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年7月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。 
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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