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夫婦のあるある問題「言わなくても分かるだろう」から生まれるすれちがいを防ぐには?【著者インタビュー】

  • 2026.8.17

【漫画】本編を読む

なにげない日常は、当たり前に続くように思える。だが、大切な人と過ごせる時間には限りがある。その尊さを、自分はどれほど分かっているのだろうか――。『ずっと一緒にいられたら』(小菊えりか/KADOKAWA)は、そんな気づきを授けるコミックエッセイだ。

主人公は、熟年夫婦の誠一と光子。穏やかな日々を送っていた誠一だったが、ある日、妻の言動に違和感を覚えた。まさか、熟年離婚の危機なのか…? そう不安に駆られた誠一は光子の気持ちを取り戻すべく、不器用ながらも大奮闘!

誠一の不器用な愛情表現や夫妻の間で交わされる微笑ましい交流に心を動かされた読者は多く、作者のSNSには「こんな夫婦になりたい」との声が寄せられた。

誠一たちの間にある絆を通して、夫婦が互いを想うことの尊さを伝えた作者。一体、どんな想いで本作を描き、読者に届けたのか。知られざる制作秘話を伺った。

――誠一や光子のように長年を共にした夫婦だと、「言わなくても分かるだろう」と思って気持ちがすれ違ってしまうことも多いものです。そうしたすれ違いが起きないようにするためには、どんなことが大切だと思われますか?

小菊えりか(以下、小菊):とにかく「思ったことは素直に相手に伝えること」が大切ではないかと思っています。どんな人間関係においても「言わないと伝わらない」ことのほうが多いですよね。だからこそ、たとえ言い合いや喧嘩になる話だったとしても、相手を理解していくために話し合いは大切な過程だと感じています。

――本作は熟年離婚を題材にしていますが、実際、日本の熟年離婚の割合は増えているそうです。2024年に厚生労働省が公表した「人口動態調査」では、離婚件数は年々減少しているのに、熟年離婚の割合は増加しているようです。この調査によると、2024年度の総離婚件数は18万5904件でしたが、結婚20年以上の熟年夫婦の離婚件数の合計は4万684件と、離婚した夫婦の約2割以上が熟年離婚となっているそうです。

小菊:熟年離婚の割合って、想像していたより多いんですね…! そういうデータを知ると、自分たちの夫婦関係も将来、どうなっているだろう…と考えてしまいます。

もしかすると、結婚年数を重ねるごとに、さまざまな悩みが出てくるのかもしれませんね。私は結婚8年目ですが、結婚当初とはまた違った夫婦の関係性になってきたと感じています。

でも、今の私と同じように未来の私にも「夫と別れるなんて嫌だ」と思っていてほしいし、互いにそう思い合える夫婦でありたいです。

取材・文=古川諭香

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