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友近の20年以上愛される名コント『西尾一男』。衣装と小道具について聞いた

  • 2026.8.18

観る者にキャラクター像を強く印象づけたり、「いるいる、こんな人」と思わせたり。ネタに特有の世界観と説得力をもたらす衣装と小道具について、友近に聞いた。

本記事は、BRUTUS「ブルータスのお笑いネタ大全」(2026年8月17日発売)から特別公開中。

photo: Shinsaku Yasujima / text: Saki Miyahara / text&edit: Emi Fukushima

あの名コントの衣装と小道具Comedian:友近/Title:西尾一男
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“おっちゃんの愛嬌”は、細部にこそ宿る

ピザ屋の制服に身を包み、「段取りさせてもらいます」と独特な言い回しで接客をする。『西尾一男』は、言わずと知れた友近さんの定番ネタだ。今ではコントキャラの枠を超え、ディナーショーも開催。幅広い世代のファンが足を運ぶという。

「父親や行きつけの焼肉店の大将など、愛媛のおじさんたちの要素を詰め込んで生まれました。特有の愛嬌を表現したかったんです」。

トレードマークは赤のジャンパー。アクセントカラーがレトロな風合いを醸し出している。「襟元のバイカラーを見せるのがポイント。袖を通すと自然とスイッチが切り替わります」。また絶対に欠かせないのが上部だけに太くフレームが付いた眼鏡。「一度忘れて、スタッフさんが似たものを探してくれました。でも、どれを掛けても西尾一男にならない。レンズもフレームもどこにでもありそうなのに、これじゃないとダメなんです」。

そんな細部へのこだわりが、20年以上愛されるキャラを支えている。

トレードマークのジャンパー

トレードマークのジャンパー
「パンツと合わせて20年着続けているので、一式着ると太ったか痩せたかがわかるようになりました」
トレードマークのジャンパー
バックには大きな「PiZZA」の文字。レンタル衣装のため当初はほかの芸人さんが使用することもあったが、いつからか西尾のものに。

特大ピザカッター

特大ピザカッター
ディナーショーではピザカッターを二刀流で振り回し、殺陣(たて)のような演舞を披露。持ちやすさ、回しやすさを追求。値段を聞くのは野暮。
特大ピザカッターを収納する特注の桐箱
特大ピザカッターを収納する特注の桐箱は、職人手作りの逸品という設定。商売道具を大切に扱う、彼の几帳面な性格が表れている。

赤いライト

ディナーショーでピザを配るワゴンの先頭についている赤いライト
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ディナーショーでピザを配るワゴンの先頭についている赤いライト
ディナーショーでピザを配るワゴンの先頭には、80年代の海外ドラマ『ナイトライダー』を思わせる赤いライトを装着。

profile

Comedian:友近/Title:西尾一男
BRUTUS

Comedian:友近

ともちか/1973年愛媛県生まれ。鋭い観察眼で1人コントのジャンルを切り拓(ひら)く。演歌歌手・水谷千重子も人気。

Title:西尾一男

デリバリーピザ店で働く中年プロアルバイターの西尾一男の日常を描く。独特な言い回しと生真面目さが特徴。『ドキュメント「中高年アルバイターの実態」~西尾一男に密着~』等をはじめシリーズコント多数。

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