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夏のバラのお手入れ。秋にバラをきれいに咲かせるための、夏剪定とは?

  • 2026.8.9

夏のバラのお手入れ。秋にバラをきれいに咲かせるための、夏剪定とは?

まだまだ暑さは続きますが、バラ好きとしては秋バラのことも気になり始める季節。秋にバラをきれいに咲かせるためには夏に剪定を行います。今回は夏剪定の基本的な考え方についてお話しますが、その前に愛らしい姿で変わらぬ人気のミニバラにも触れてみたいと思います。小さくても立派なバラの仲間です。

マイクロミニからパティオまでサイズはさまざま

樹高が数10㎝で花径3、4㎝以内のバラをミニバラと呼びます。もともとはポリアンサと呼ばれる系統をかけ合わせて誕生したバラで、普通のバラと同様に株立ちになるタイプ、枝が横に広がるタイプ、つる性のタイプなどがあります。

ただしミニバラの厳密な定義はなく、樹高が50㎝ほどになる大型のタイプはパティオローズと呼ばれたり、反対に樹高も花径も極小のタイプをマイクロミニなどということもあります。

ミニバラはほとんどの場合、鉢植えでよく育ちます。テラスやベランダでバラを育てたい方にはぴったりのバラと言えるでしょう。もちろん地植えにもできますが、サイズが小さいために他の植物の陰になり、弱って枯れてしまうこともあるので植え場所は慎重に。また一般に、地植えにすると鉢で育てるよりも大きくなるので、可憐なイメージを楽しみたい方には鉢植えがおすすめです。

草花感覚でミニバラ栽培、でもポイントは押さえて

ミニバラのメリットは株が小型なので、草花を育てる感覚でバラ育てができること。剪定や肥料もむずかしく考える必要はありません。ほとんどが四季咲き性なので、花が終わってしおれたら、5枚葉を1つ、2つ付けて茎を切るだけ。しばらくするとまた花が付きます。

肥料はなるべく花がついていない時期を見計らい、月に1回ほど与えます。ベランダ栽培なら臭いの少ない化成肥料がよいでしょう。生育旺盛な春と秋は液肥も10日か2週間に1回与えます。

よく花を咲かせてくれるミニバラですが、株が小さいためどちらかというと病害虫の被害は受けやすいといえます。病気と害虫の両方に効くスプレータイプの薬剤を常備し、月に1度予防的にスプレーします。特にハダニには弱いので7~9月の暑い時期は鉢土だけでなく、株の上から葉ごと水をかける葉水を行います。また、水ぎれには要注意。真夏は朝夕必要な場合もあります。

1~2月になったら、小ぶりで深めの鉢に新しい園芸用土で植え替え、握りこぶしよりやや大きいくらいに枝を切る剪定を行います。パティオローズであれば15㎝くらいの高さが適当です。剪定後は骨粉と油かすが入った市販の有機質肥料を与え、鉢土が乾いたら水やりをします。2月下旬頃から再び芽を伸ばし、たくさんの蕾を付けてくれますよ。

夏の剪定の目的って何? 行う時期は?

バラを育てる上で欠かせないのが剪定の作業です。剪定とは枝を切ってよい株姿に整えることですが、四季咲きバラや秋に返り咲くバラにとっては、バラの2番目の最盛期である10月に美しく咲けるように調整してやる目的があります。

夏の終わりのバラは、ほとんどが人の背丈ほどにも伸びているはず。このまま放置して秋を迎えたら、花はてっぺんのほうに少しつくだけできれいな秋バラを楽しむことはできません。

バラにとって快適な気候の10月中旬~11月中旬ごろに満開になるように、日数を見計らって夏の剪定を行いましょう。一般にバラの新芽が伸びて秋に開花するには40~50日ほどの日数がかかります。早咲きの品種は35日ほど、遅咲きなら50日以上かかります。早咲き、普通、遅咲きなのか分からない場合は、45日前後と見積もっておけばいいでしょう。10月20日に咲かせたいなら、9月5日ごろに剪定するのが適当というわけです。

夏の剪定には気温の見極めも大切です。従来のバラ栽培では夏の剪定は8月下旬からスタートすると言われていましたが、近年は9月になっても暑い日が多いために早く芽が育ってしまい、まだ気温が高い9月や10月初めに花が咲いてしまうことが多くなりました。関東以南の暖地では9月初旬~15日まで、寒冷地では8月下旬~9月上旬が適期と覚えておきましょう。9月15日を過ぎると秋花が寒さに合って咲きにくいこともあるので、15日までには済ませておきたいものです。

剪定の目的と時期の決め方、ちょっと面倒ですが理解していただけたでしょうか?

次回は夏の剪定の具体的な方法についてお話します。

※2023年8月19日に配信した記事を再編集しています。

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