1. トップ
  2. エンタメ
  3. 仕事“ほぼゼロ”→『朝ドラ』『大河』『踊る大捜査線』日本中をクギヅケにする【遅咲き俳優】下積み“10年超え”の苦労人

仕事“ほぼゼロ”→『朝ドラ』『大河』『踊る大捜査線』日本中をクギヅケにする【遅咲き俳優】下積み“10年超え”の苦労人

  • 2026.8.25
undefined
ミュージカル「ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~」の公開稽古 (C)SANKEI

一見、順風満帆な道を歩んでいるように見える芸能人の中には、知られざる苦労や長い下積み時代を経験してきた人も少なくありません。今回は、そんな“下積みを経て大ブレイクした俳優Part2”をテーマに5名をセレクトしました。

本記事では第2弾として、そんな遅咲きながらも、確かな実力と多才な魅力で活躍を続ける俳優をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

音楽でメジャーデビューするも観客は1人…俳優に転身しても芽が出ない時代

今回ご紹介するのは、1987年3月6日、東京出身の、俳優・シンガーソングライターの松下洸平さんです。

松下さんは、高校3年生の時に観た映画『天使にラブ・ソングを2』に感動し、歌手を目指して音楽の専門学校へ進学。卒業翌年の2008年にメジャーデビューを果たし、100席規模の会場での初ライブが決まるも、当時の苦い経験について、こう振り返っています。

『さすがメジャーデビュー!』と思ってステージに出たら、客席には女子高生が1人だけでした。頭が真っ白になったけど、せっかく来てくれた1人を楽しませなきゃという思いで歌いました
出典:『TOKIOカケル』フジテレビ系 (2023年4月12日放送)

その後、音楽活動の壁に直面する中で挑戦した2009年のミュージカル『GLORY DAYS』オーディション合格を機に、俳優として活動を開始。しかし舞台を中心に活動を重ねるもすぐには芽が出ず厳しい下積み生活が続きました。

なかなか仕事に恵まれなかった当時の葛藤と、それを乗り越えた現在の境地について、松下さんは「CREA」のインタビューで次のように語っています。

仕事がない頃は、やさぐれてましたよ(笑)。今こうやってさまざまなお仕事を経験できているのは、僕の力だけじゃない。まわりの人たちのサポートや、応援してくださっている方々の声があってこそなので。どんな時も、その感謝だけは忘れないように心掛けています。
出典:『「仕事がない頃は、やさぐれてました(笑)」松下洸平の“気の持ちよう”を変えた一言とは』CREA(2025年1月21日配信)

松下さんの意外な過去に、SNSでは「大変だったんだろうなぁ」「頑張ってたのね」「下積み時代あったなんて」などのコメントが寄せられていました。

NHK連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインの夫を熱演し、ブレイク!

そんな松下さんが活動を始めてから脚光を浴びるまでにかかった年月は、なんと10年以上。ミュージカルや舞台で地道な活動を続け、32歳にして、ようやく注目を集めるのでした。

松下さんが広く注目を集めるきっかけとなったのが、2019年に放送されたNHK連続テレビ小説『スカーレット』戸田恵梨香さん演じる陶芸家・喜美子が、高度成長期の滋賀・信楽(しがらき)を舞台に、男性ばかりの世界をがむしゃらな強さと天性の明るさで生き抜く姿を描いた作品です。

松下さんが演じたのは、ヒロインの夫・十代田八郎。朝ドラのオーディションとしては4度目の挑戦で役をつかみ取り、念願の朝ドラ出演に、収録初日はいつもの倍以上緊張したそうです。

しかし、作中では男女の複雑な関係性や感情のぶつかり合いをリアルに表現。松下さんの自然な演技が好評で、SNSでは「松下洸平さんでホント良かったな」「演技がすごい」「八郎なんなん最高かよ」といった称賛の声が多く上がりました。

ミュージカルや舞台で培った実力が高く評価

undefined
映画「遠い山なみの光」の公開直前大ヒット祈願イベント (C)SANKEI

松下さんは、下積み時代にミュージカルや舞台で活動し、そこで培った実力が認められ数々の名誉ある賞を受賞しています。

2018年には、舞台『母と暮せば』『スリル・ミー』での演技が認められ、第26回読売演劇大賞で顕著な活躍をした新人に贈られる杉村春子賞・優秀男優賞を受賞。同年に第73回文化庁芸術祭 演劇部門 新人賞も受賞しています。

その後、2019年の『スカーレット』が終了後から、数々のドラマや映画へ出演するようになり、2023年にエランドール賞 「新人賞(TVガイド賞)」を受賞。

長い下積み時代が報われたことに、SNSでも「嬉しいよ〜」「感慨深いなぁ」「獲ると思ってた!」など喜びのコメントであふれていました。さらに、2024年放送の自身初の地上波ドラマ単独初主演作『放課後カルテ』は、翌年に第28回日刊スポーツ・ドラマグランプリ 秋ドラマ 主演男優賞にも輝いています。

また、松下さんの夢だった音楽活動も続けており、2026年7月には自身が作詞したシングル『Journey』を配信リリース。2027年春には全国ホールツアー開催も決定し、シンガーソングライターとしても活躍しています。

松下洸平の2026年の出演情報

ここからは、松下洸平さんの最新出演情報をご紹介します。

  • ドラマ『豊臣兄弟!』

2026年1月4日から放送中のNHK大河ドラマで、松下さんは主人公・豊臣秀長の最大のライバルである徳川家康を演じます。脚本の八津弘幸さんが描く“誰も見たことがないユーモラスな家康”が、どのように豊臣兄弟の前に立ちはだかるのかが見どころです。

  • 映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』(2026年9月18日公開)

シリーズ累計興行収入524.1億円の大ヒットシリーズの最新作。東京都内で誘拐事件が発生し、犯人から身代金の“運び屋”として、織田裕二さん演じる青島が名指しされ、青島が仲間とともに街を走り回るストーリーです。松下さんは警視庁刑事部捜査第一課の若手刑事・桜章太郎として、つかみどころのない一癖ある刑事役を演じます。

2008年に音楽でデビューするもなかなか売れず、10年以上の下積みを経験した松下洸平さん。しかし『スカーレット』で実力が認められ一躍人気となり、今では俳優界で欠かせない存在となっています。この先、どんな活躍を見せてくれるのか――松下さんの歩みから、ますます目が離せません。


※記事は執筆時点の情報です。

の記事をもっとみる

注目コンテンツ