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「楽しみな2026年夏ドラマ」ランキングTOP3、第1話は実際どうだった?【徹底レビュー】

  • 2026.8.1
(左上から時計回りで)岡崎紗絵、内田有紀、豆原一成、かたせ梨乃 クランクイン! width=
(左上から時計回りで)岡崎紗絵、内田有紀、豆原一成、かたせ梨乃 クランクイン!

暑い夏がやってくるとともに続々とスタートを切った夏ドラマの数々。クランクイン!は先月の放送スタート前に「夏ドラマ」の期待度アンケートを実施し、トップ10を発表した。今回はそんなランキングベスト3に入った3作の第1話は実際どうだったか、レビューしたい。

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■ 前代未聞! ラストシーンでヒロインが登場する『夫婦と16歳〜狂気の隣人〜』


「楽しみな2026年夏ドラマ」ランキング第3位は、かたせ梨乃とJO1・豆原一成がダブル主演する『夫婦と16歳〜狂気の隣人〜』(テレビ東京系/毎週木曜24時30分)だった。

本作は、『少年ジャンプ+』でインディーズ連載中の漫画家・ぱんぷきんによる同名作の実写化。既婚者への一目惚れから始まる愛と執着の衝撃がWEB漫画の投稿サービス「ジャンプルーキー!」の「連載争奪ランキング」で読者に選ばれた注目作。“自認16歳美少女”の61歳おばさんが愛ゆえに暴走する狂気に満ちあふれたロマンティックホラーだ。自認16歳の美少女で隣人の年下イケメンに恋する61歳のおばさん・白石美子役に、かたせ。狂気的な隣人に一目ぼれされる心優しいイケメン会社員・野村紘役を、地上波ドラマの主演が初となる豆原が演じる。

第1話では、豆原演じる会社員・野村紘とその妻、冴(岡田結実)のお隣に引っ越してきたヒロイン・美子の出会いが描かれる。ヒロインといっても、この時点では演じているのはかたせでなく、美子の“自己像”サイド、現在20歳、「nicola」モデル出身の林芽亜里だ。フェミニンな衣装で豆原に話しかける林は、冒頭からずっとかわいらしく描かれる

知り合ったとたん、既婚者の紘にぐいぐい接近していく林演じる美子。ただ、こんな若くてかわいらしいのに豆原演じる紘の対応がどこかそっけない。そのほかにも、あんなに若々しく見える美子が紘にお裾分けしてきたのが「おかき」など、視聴者に違和感を抱かせるフックをそこかしこに配置し、かたせ登場への期待感を煽る。

そして第1話もあと数分というところでついに美子の「実像」かたせ梨乃が登場。ここで待ってましたとばかりにフリフリ衣装で松本伊代の「センチメンタル・ジャーニー」を踊り歌う姿が衝撃だ。かたせがフリフリの衣装で踊るからおぞましいのではない。高齢女性が自身を10代だと思い込んでいる状況がおぞましいのだ。

惜しむらくは、多くの視聴者もそうだろうが、私自身がこのドラマの設定を知ってしまっていたことだ。正体が61歳という設定を知らなかったらさらに衝撃を受けただろう。ただ、第2話以降が気になることは間違いなし。いったいどんな過去が、美子を61歳と16歳に分裂させるという事態に至らしめたのか? 息のあったかたせと林の“二人一役”とともに注目だ。

■ そういうことだったの!? 2人の出会いにビックリな『ラストノート』


「楽しみな2026年夏ドラマ」第2位は、内田有紀とtimelesz・寺西拓人がダブル主演する『ラストノート』(フジテレビ系/毎週木曜22時)だった。

本作は、環境も積み重ねてきた人生も全く違う、交わるはずのなかった年の差のある男女が惹(ひ)かれ合い、やがて人生で最も激しい恋へと導かれていく姿を完全オリジナル脚本で描く、大人の純愛ドラマ。

何より注目は内田演じる葵は49歳で、寺西演じる澄晴(すばる)は30歳という年齢差だ。設定も実年齢も19歳差となる。キャリアウーマンと年下くんの出会いと言えば、江國香織『東京タワー』などこれまでも実写化された名作が数あり、本作もそのあたりを踏襲するドラマだと思っていたら、第1話で少し驚く。

ヒロインの葵はある日、同世代の親友・優子(坂井真紀)に20歳年下の彼氏ができたと聞かされる。その彼を通じて160万円もする高額の絵画を買ったという。ところがその後、実はその絵画の価値は二束三文であることが判明し、彼とも連絡がつかなくなってしまう…。

そんな優子を騙して姿を消した男こそ、寺西演じる澄晴だったのだ。親友を傷つけた男が許せない葵は、自らマッチングアプリで網を張り、優子の160万円を取り返すために澄晴に近づくことに。えっ? そんな出会いだったの!? どおりで放送前のリリース文ではボンヤリにごしていたわけね、という、良い意味で「思ってたんとちがう」なショッキングな出会いで本作は幕開ける。

そんなこんなで実際に会うことになった葵と澄晴。お互い相手を騙す目的だったのに、当然のように惹(ひ)かれ合っていく(じゃないとストーリーが進まない)。誕生日に澄晴から思い出の花を渡され、忘れかけていた夢、恋心を蘇らせていく葵。いい雰囲気になる2人…。こんなの、騙されていた優子(坂井)が見ていたら発狂不可避の展開だが、優子を騙した件については今後どうやって折り合いをつけていくのだろう? そればかりが気になる第1話の幕引きなのであった。

■ その思いは一途? それとも狂気? 松村北斗の演技にかかる『告白-25年目の秘密-』


「楽しみな2026年夏ドラマ」第1位に輝いたのは、SixTONES・松村北斗が主演する『告白-25年目の秘密-』(日本テレビ系/毎週土曜21時)だった。

本作は、純愛と狂気の狭間を描くラブサスペンス。近年は映画『夜明けのすべて』、『ファーストキス 1ST KISS』、『秒速5センチメートル』など見せた確かな演技力で多くの観客を魅了している松村にとって、本作は地上波ドラマ初の単独主演作となる。

松村演じる主人公・雪村爽太は、「野瀬化粧品」の総務部に勤務する社員。内気で友人も少ない子ども時代を過ごしていたが、いじめられていたところを助けてもらったことをきっかけに、野瀬麻里子(岡崎紗絵)のことを知り、以来25年間一途に思い続けている、という設定だ。

第1話の前半は麻里子の視点で描かれる。父親が経営する「野瀬化粧品」の役員兼ブランド事業部部長としてバリバリ働いている麻里子は、カフェでのハプニングをきっかけに偶然爽太と知り合う。その後、同じ会社の後輩だとも知らなかった爽太が、総務部から異動して麻里子の新規プロジェクトに参加することになるなど、あれよあれよという間に2人は接近していくことに。

中盤からは一転、この「出会い」がいかに爽太によって仕組まれていたものだったか、さらには彼が25年間、麻里子には内緒でいかにして近くにいたか、その人生をかけた涙ぐましい努力の数々が明かされていく。いや、そこまでするなら直接話しかけたほうがよくない? というツッコみは野暮。彼は奥手なんです。

ところが、「え? これも仕組んでたの?」「マジ? この人も実は仲間だったの?」ということが次々明かされ、単なる一途や奥手では済まされないレベルの執着が描かれていく。

さらに第1話のラストでは麻里子を目の敵にする他部署の部長・立岩剛志(丸山智己)が遺体として見つかる。視聴者からしたら爽太の犯行にしか見えないのだが、さすがにこれはミスリードか?

一途を通り越して狂気に片足突っ込んでいる爽太というキャラクター。今後、彼を視聴者にとって腑に落ちる現実的なキャラクターに落とし込むのは、松村の演技力にかかっているかもしれない。

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