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「胃腸が弱いから口臭が…」サプリにお金をかけるも“原因”は胃じゃなかった…50代以降に匂う人が増える本当の理由とは?

  • 2026.9.9
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出典:photoAC※画像はイメージです

歯科医が、論文や医学的根拠に基づいて歯の健康情報をわかりやすく解説しているYouTubeチャンネル「科学する歯医者アサノ【インプラント 歯周病TV】」。

現役歯科医のアサノさんが実例をもとにわかりやすく解説している動画が人気を集めています。

今回は同チャンネルにアップされている数多くの人気動画の中から『口臭の本当の原因は?50代以降に歯磨きしてるのに匂う本当の理由と歯科医が教える今夜からできる5つの簡単な口臭ケア方法』という動画を紹介します。

毎日しっかり磨いているのになぜ?口臭の本当の原因とは

「毎日朝晩しっかり歯磨きをしているのに、なぜか口臭が気になる……」
「もはや体質のせい?もしかして胃が悪いのかな?」

そのような悩みはありませんか?

配信者さんは、「病的な口臭のほとんどは胃からではなく『お口の中』が原因である」と話します。

「じゃあなんで磨いているのに臭うんですか?」と思う方も多いのではないでしょうか。

その疑問に対し、「磨いているのに臭う人は、磨けていないのではなく、匂いの発生だけを綺麗に避けて磨いている」と指摘します。
そして、50代以降で「臭う人」と「臭わない人」の差が開いてしまうのだそう。

胃が原因と決めつけるのではなく、根本の問題に気づくことが大切です。

食べかすではなく、発生しているガスが口臭の正体!?

真面目に朝晩きっちり磨いている。しかし、人と話すときに手で口を覆う癖がついてしまってた患者さんがいました。

「自分は胃腸が弱いから」と胃薬やサプリにお金をかけ口臭を対策。

しかし、口の中を見ると、原因は胃ではありませんでした。
舌の奥と歯茎にきちんと原因があったのです。

実は、口臭の正体は食べかすそのものではなく、正確には、細菌がタンパク質を分解するときに出す【揮発性硫黄化合物(VSC)】というガスなのだそうです。

このガスが発生しやすい場所が<舌の奥>と<歯ぐきの溝(歯周ポケット)>の2箇所。

唾液も歯ブラシも届きにくいため、細菌が繁殖しやすい最高の居場所なのです。

舌には絨毯のように細かい毛が生えており、そこに細菌や粘膜、白血球の死骸などが溜まっていきます(舌苔)。

配信者さん曰く、歯を一生懸命磨いているのにも関わらず、口臭が残る人は、例えるならば、部屋の床はピカピカなのにキッチンの生ごみ袋だけを放置している状態なのだそう。

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出典:科学する歯医者アサノ【インプラント 歯周病TV】

なぜ50代から口臭に差がつく?加齢とお薬の意外な関係

2023年の研究データでは、「口臭がある人の約90.6%に歯周病が見られた」のです。

歯ぐきの炎症や出血こそが、匂いガスの原因に。つまり、口臭は歯周病のサインでもあるのです。

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出典:photoAC ※画像はイメージです。

さらに、令和6年の厚生労働省の全国調査では、55歳以上になると深さ4mm以上の歯周ポケットを持つ人は50%以上、つまり2人に一人は見られます。

加齢とともに匂いの発生源が物理的に深くなるため、若い頃と同じ磨き方のままでは口臭が残りやすくなってしまうのです。

また、年齢を重ねると天然の洗浄液である“唾液”が減少しがちに。
特に50代以降は、降圧薬や抗アレルギー薬などの服用による<薬の副作用>でお口が乾きやすくなることも大きな要因となります。

マウスウォッシュだけに頼るのはNG?

口腔内を清潔に保つ目的があるマウスウォッシュ。お口の匂いが気になると、ついマウスウォッシュに頼りたくなりますよね。
ただし、マウスウォッシュだけで根本的な原因を取り除くことはできません。

発生源を放置したまま洗口液を使っても、“匂いに一時的に蓋をしているだけ”の状態になってしまいます。

大切なのは、舌や歯ぐきの清掃をしっかり行った上で、仕上げとして使うこと。
順番を正しく守ることで、マウスウォッシュ本来の効果を発揮させることができます。

今夜からできる!お金をかけずにできる5つの口臭対策

動画では今すぐ確かめられるセルフチェック項目が紹介されているほか、【今日から実践できるケアのポイント】が解説されています。

1.舌の奥から手前へ優しく清掃する 
舌ブラシや普段の歯ブラシを使い、奥から手前へ数回なでるように動かします。強く擦りすぎると粘膜を傷つけるため、優しい力加減が鉄則です。

2.フロスや歯間ブラシを「検査道具」として使う 
使った後に匂いがある場所は、歯ブラシが届いていない証拠です。ご自身の匂いの発生源を特定する目安になります。

3.歯ぐきからの出血を見逃さない 
出血は歯ぐきの中で炎症が起きているサインです。放置せず、丁寧なケアを心がけましょう。

4.お口の乾きを放置しない 
こまめな水分補給や鼻呼吸を意識しましょう。お薬の影響で強い乾きを感じる場合は、自己判断で服用をやめず、かかりつけ医や歯科医師に相談してください。

5.定期的に歯科医院でチェックを受ける 
一年以上健診を受けていない方は、歯周ポケットの深さや出血の有無、唾液の状態を検査してもらうことが改善への近道です。

正しい知識とお手入れで爽やかな息を取り戻しましょう

口臭の悩みは、決してあなたの努力不足や性格のせいではありません。
適切にお手入れをしてあげることでお口の環境はしっかり整っていきます。

まずは今夜の歯磨きから、舌や歯ぐきの状態を優しくチェックしてみてくださいね。

ご自身でのお手入れに不安がある方や、しばらく健診を受けていない方は、ぜひお近くの歯科医院でケアやアドバイスを受けてみてください。


<出典>
Scientific Reports(2023)「Investigation of volatile sulfur compound level and halitosis in patients with gingivitis and periodontitis」
厚生労働省「令和6年 歯科疾患実態調査」(https://www.mhlw.go.jp/topics/2007/01/tp0129-1a.html

・動画:口臭の本当の原因は?50代以降に歯磨きしてるのに匂う本当の理由と歯科医が教える今夜からできる5つの簡単な口臭ケア方法
・協力:科学する歯医者アサノ【インプラント 歯周病TV】

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


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