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【国民的 朝ドラ】30年ぶりの“復活”に「マジで?」「ビックリ」相次いだ反響!日本映画“史上初”の偉業を遂げた「名作」

  • 2026.8.21
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

映画やドラマには、公開や放送から時を経てもなお、語り継がれる作品があります。今回は、そんな“芸能史に功績を刻んだ名作”を5本セレクトしました。

第4弾は、国民的ドラマを30年ぶりにスクリーンへよみがえらせ、海を越えて高く評価された映画をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

  • 作品名(配給):映画『おしん』(東映)
  • 公開時期:2013年10月12日
  • 出演:濱田ここね(おしん役)、上戸彩(ふじ役)ほか

明治40年の早春、山形県の寒村。小作農の娘・おしん(濱田ここね)は、父・作造(稲垣吾郎)、母・ふじ(上戸彩)、祖母・なか(吉村実子)らと貧しい暮らしを送っていました。7歳で“口べらし”のため材木店へ奉公に出され、女中頭のつね(岸本加世子)にしごかれる日々。盗みを疑われて逃げ出したおしんは、猟師の俊作(満島真之介)に救われ、読み書きや算術を教わります。しかし、俊作はおしんの目の前で命を落としてしまうのでした。実家にも居場所がないおしんは、酒田の米問屋・加賀屋へふたたび奉公に出るのですが――。

8歳の新人が演じた"平成のおしん"

映画『おしん』は、2013年10月12日に東映の配給で公開された作品です。故・橋田壽賀子さんが原作を手がけ、1983年に放送されたNHK連続テレビ小説『おしん』を、放送から30年を経てスクリーンによみがえらせました。テレビ版は平均視聴率52.6%最高視聴率62.9%を記録。明治から昭和を懸命に生き抜いたおしんの姿は、いまも国民的な物語として語り継がれています。

メガホンをとったのは、山形県出身の冨樫森さん。撮影は2月~3月で、おしんの故郷である山形県内を移動しながら行われました。気温がマイナス10度前後まで下がる日もあったという極寒の現場で捉えられた雪景色は、単なる風景にとどまらず、おしんが生きた現実の厳しさを映し出しています。 

おしん役には、約2500人の中から宮崎県出身の新人・濱田ここねさんが選ばれました。クランクイン時8歳だった濱田さんは、52日間にわたって親元を離れ、山形で撮影に臨んだといいます。その姿には、家族を離れて奉公へ向かうおしんの心細さが重なりました。

SNSでは、30年を経て決定した映画化に「マジで?」「ビックリ」といった驚きの声や、観賞後には「雪景色だけで胸が詰まる」「名作」「ここねちゃんの演技に惹き込まれた」「何回観ても泣く」「世界中の人に観てほしい」「名演に号泣」など、称賛の声が寄せられています。

雪深い山形で8歳の濱田さんが演じた新たなおしんは、30年の時を越え、多くの人の胸に残る名作となりました。

中国でも愛された『おしん』

『おしん』は、映画化される前から中国でも多くの人に親しまれてきました。テレビ版は1985年から中国で放送され、視聴率75.9%を記録。逆境のなかでも家族を思い、歯を食いしばって生きるおしんの姿は、国境を越えて人々の胸を打ったのです。

その人気を受け継いだ映画『おしん』も、中国で高く評価されました。2013年9月27日、中国湖北省武漢市で開かれた第22回金鶏百花映画祭で、映画『おしん』が国際映画部門の最優秀作品賞を受賞。同部門で日本映画が最優秀作品賞に選ばれたのは、このときが初めてという、日本映画史上初の快挙でした。

同映画祭は、約4万人が参加する中国本土最大の映画祭です。大賞は、映画業界の関係者や製作者だけでなく、一般の観客による投票も含めて決まります。映画版のおしんもまた、中国の人々の心をつかんだのです。 

海を渡り、人々の心を動かしたのは、ひとりの少女が懸命に生き抜く姿そのものでした。 

"ふじ"と"花" ― 上戸彩の名演 

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映画「シルク・ドゥ・ソレイユ3D」の記者会見に参加した女優の上戸彩 (C)SANKEI

映画版でおしんの母・ふじを演じたのは、上戸彩さんです。テレビ版で同じ役を務めた泉ピン子さんから、この大役を受け継ぎました。その泉さんも、映画版ではおしんの奉公先である加賀屋の大奥様・くに役で出演。新旧のふじが、異なる役で顔をそろえています。

ふじの思いが最も切実に表れるのが、極寒の最上川での入水シーンです。クランクイン時に27歳だった上戸さんは、お腹の子を堕胎しようと冷たい川へ入る場面に挑みました。おしんを手元に残したい思いと、家族を養えない現実。その間で揺れるふじの苦しみと強さを、正面から演じきっています。

3年B組金八先生』で注目された上戸さんは、映画『あずみ』やドラマ『アテンションプリーズ』『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』などに出演。『おしん』と同じ2013年には、ドラマ『半沢直樹』にも出演しました。 

同作で演じたのは、主人公を支える妻・花。夫を明るく支える花と、貧しさのなかで子どもを守るふじ。時代も境遇も違う2人を同じ年に演じたからこそ、2役の違いがより鮮明に伝わります。

SNSにも、「ふじの覚悟が伝わった」「上戸彩の振り幅がすごい」と、称賛の声が寄せられています。対照的なふじと花を通して、上戸さんは家族を思う強さを異なる形で魅せました。

国民的ドラマの心を受け継ぎ、日本映画として初めて金鶏百花映画祭の国際映画部門で最優秀作品賞に輝いた映画『おしん』は、8歳の濱田さんの体当たりの芝居と新旧キャストの演技を通して、どんな困難にも負けずに生きるという、いまの時代に響くメッセージを届けた名作です。


※記事は執筆時点の情報です

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