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「浮気されるほうにも原因がある」“大胆発言”に視聴者騒然…「究極のサレ妻」“美人女優”が爪痕残した【至高ドラマ】

  • 2026.8.24
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「TV&MOVIE」の新商品&新CM発表会 中谷美紀 (C)SANKEI

ドラマの中には、夫婦の関係が音を立てて崩れていく瞬間を描き切った作品があります。今回は、そんな中から"不倫描写が話題になったドラマ"を5本セレクトしました。

本記事ではその第2弾として、浮気を悪びれない夫と、合鍵を手に不倫相手の家へ入り込む女。二組の夫婦が壊れていく、逃げ場のない一作をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

  • 作品名(放送局):ドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)
  • 放送時期:2018年4月13日〜6月22日
  • 出演:中谷美紀(佐藤真弓役)ほか

結婚13年目の専業主婦・佐藤真弓(中谷美紀)は、住宅販売会社に勤める夫・秀明(玉木宏)と、娘との三人暮らし。娘の入学式で旧友に再会した真弓は、夫の反対を押し切り旅行代理店へ職場復帰します。一方の秀明は、担当したモデルハウスの客・茄子田太郎(ユースケ・サンタマリア)に手を焼くなか、非礼を詫びる妻・綾子(木村多江)の健気さに心を奪われていきます。慣れない仕事に苦戦する真弓と、家事に非協力的な秀明。二組の夫婦に、少しずつ見えない亀裂が走りはじめるのでした。

サレ夫が放った"最強のブーメラン"

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第60回ブルーリボン賞 授賞式(C)SANKEI

『あなたには帰る家がある』は、2018年春にTBS系の金曜ドラマ枠で放送された、全11話の作品です。原作は山本文緒さんの同名小説で、主演は中谷美紀さん。旅行代理店で働く主婦・佐藤真弓が、夫・秀明(玉木宏)の浮気をきっかけに、じわじわと壊れていく日常を描いたドラマです。

とはいえ、この物語のこわさは「浮気そのもの」ではありません。浮気が明るみに出たあと、二組の夫婦のあいだで人間関係がこじれていく、その過程にあります。
第4話では、真弓に問い詰められた秀明は、ついに綾子との関係を白状します。ところがその後、修学旅行の打ち合わせで顔を合わせた席で、綾子の夫・太郎がこう言い放つのです。「浮気されるほうにも原因がある」と――。

太郎は、秀明が浮気をしていることは知っていましたが、その相手が自分の妻・綾子だとは気づいていません。つまりこの説教は、そっくりそのまま自分に返ってくる言葉だったのです。真弓が嫌味たっぷりに同じ台詞を復唱してみせても、太郎はまるで気づく気配がありません。
完璧な妻を持っていると信じて疑わない男が、上から目線で人生訓を垂れる。この皮肉の効いたシーンに、SNSでも、「ブーメランすぎて笑った」「知らぬは夫ばかりなり」「ヤバイ役がめちゃくちゃ似合う」「圧巻の怪演」といった反響が広がりました。

追いつめられているのは真弓のはずなのに、いちばん間が抜けて見えるのは説教した太郎のほう。この皮肉たっぷりの人間模様こそ、本作ならではの見どころです。

結婚記念日に浮気 ― 妻を追い詰める"モラハラ夫"

太郎が事態をかき回すのとは別のかたちで、真弓をじわじわと追い詰めるのが、夫の秀明です。
秀明は、畳んだシャツの皺や冷蔵庫の賞味期限にはやたらとうるさいタイプ。そのくせ、自分は家事にいっさい手を出しません。家計の心配も他人事で、妻の仕事にも家庭のことにも、とにかく非協力的でした。

不倫がバレてからは、機嫌をとろうと家事を手伝いはじめますが、妻が職場でどれだけ苦しみ、どれだけ心をすり減らしているのかには無頓着。
そして極めつきが、不倫相手と関係を持った日です。二人が一線を越えたのは、よりにもよって真弓との結婚記念日でした。

SNSには、「ありえないほど自己中」「無自覚なクズ「結婚記念日はさすがに無理」といった声も。
殴りも怒鳴りもしないけれど、じわじわと妻を追い詰めていく。そんなモラハラ夫の一面を、見事に描き出した作品です。

木村多江が演じた"魔性"の不倫相手

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第30回橋田賞授賞式 橋田賞 木村多江 (C)SANKEI

夫の秀明が無自覚に妻を削っていく一方で、外から佐藤家に忍び寄るのが、不倫相手の綾子です。おしとやかな妻だったはずが、秀明への執着をつのらせ、回を追うごとに様子がおかしくなっていきます。

まずは、秀明の好物のメンチカツを大量に作り、真弓の会社へ手土産と称して突然現れます。やがて、落ち着きを取り戻したかに見えた佐藤家に前触れもなく上がり込み、娘の麗奈に「秀明さんと私は愛し合ってるの。これからママと呼んで」と告げる綾子。極めつきは、秀明のアパートの合鍵を手に入れ、訪ねてきた真弓より先回りして出迎えてみせたことでした。

SNSには、「怖すぎてもうホラー」「演技力がレベチ」「上手すぎて本気で怖い」「マジで鳥肌立った」と悲鳴にも近い声が。

こうした場面から浮かび上がるのは、綾子の底知れない執着です。おしとやかな哀愁と、その裏に潜む情念。相反する二つを一人でまとってみせた木村多江さんの演技を、じっくり味わえる名シーンでした。

「全主婦が泣いた」中谷美紀の名演

濃密な四人のぶつかり合いは、高い評価を受けました。
賞レースでは、綾子役の木村多江さんが第97回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演女優賞を受賞し、さらに第12回コンフィデンスアワード・ドラマ賞でも助演女優賞に選ばれています。

また、真弓を演じた中谷美紀さんは、壊れていく妻の姿を、これ以上ないほど生々しく体現してみせました。象徴的なのが、綾子のモラハラ夫・太郎を前にした爆発の場面です。美しい顔をゆがめ、「女に一体いくつの役割押し付けるんだ!」と叫ぶ姿に、家事も育児も仕事も完璧にこなせと求められる理不尽が凝縮されていました。

SNSでも、「私の心の声を代弁してくれた」「究極のサレ妻役」「全主婦の涙腺が崩壊」と共感の声が続出。

二組の夫婦がたどり着いた「帰る家」とは、いったい何だったのか。夫婦とは、家族とは何なのか…。あるあるに笑いながら、いつのまにかそんな問いを考えさせられる、忘れがたい一作です。


※記事は執筆時点の情報です

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