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背中開きトップスはNG? スーパーで入店拒否された母親の体験談が話題に。「店で服を買うことも断られた」

  • 2026.8.4
STOCK4B / Getty Images

2026年5月から記録的な熱波が発生し、猛暑が続いているイギリス。先日、ある母親が背中が大きく開いたトップスを着てスーパーを訪れたところ、男性警備員から「誰かが背中のリボンをほどくかもしれない」との理由で入店を拒否されたと主張し、現在物議を醸している。

背中が見える服装を理由に入店拒否

イギリスでは、5月と6月に記録的な熱波が発生し、6月には最高気温37.7度を観測。1976年の夏以来となる6月の最高気温記録を更新し、現在も厳しい暑さが各地を襲っているという。

そんな厳しい暑さが続くなか、イギリス在住のある母親がスーパーを訪れた際の出来事が、大きな議論を呼んでいる。『New York Post』によると、アリックス・ガラティスさん(31歳)は、イギリスが熱波に見舞われ約37度を記録した日、イングランド南東部エセックス州にあるスーパーマーケット「テスコ」に3人の子どもと訪れた際、警備員に呼び止められたという。

アリックスさんは、背中で細いストラップを結ぶデザインのトップスを着用していたことを理由に、警備員から「その服では入店できない」と告げられたとのこと。

「子どもたちを学校へ送った帰りで、その日は36〜37度くらいまで気温が上がっていたと思います。本当に異常な暑さでした。子どもたちがセルフレジ用のスキャンガンを手に取っていたところ、後ろに立っていた警備員に呼び止められ、振り返ると『その格好では入店できません』と言われたのです」

なぜ入店できないのかと疑問に思ったアリックスさんが警備員に理由を尋ねると、「背中で結ぶデザインのトップス」が問題だと告げられたという。さらに警備員は、「誰かが背中のひもをほどいてしまうかもしれません」と説明。不審な人物に服のひもをほどかれ、肌が露出してしまう恐れがあることを理由に、入店を断られたとのこと。

さらに、「それなら店内でトップスを買ってもいいですか? ただ買い物を済ませたいだけなんです」と提案したものの、警備員からは「入店自体できません」と断られたそう。その後アリックスさんは、一度車へ戻ってジム用のスウェットを取りに行き、猛暑の中で肩に羽織ってから再びスーパーへ。ようやく買い物を済ませることができたという。

d3sign / Getty Images

アリックスさんは警備員の対応について、こう振り返っている。

「車の中にあったのは、ジム用のスウェットだけでした。でもあまりにも暑かったので、『これを着ることはできない』と思い、肩に掛けて背中が隠れるようにしました。 買い物を終え、店を出る私の姿をみていた彼は、すごく軽蔑するような表情で、ただ首を横に振っていたんです」

「本当にショックでしたし、なぜ私はこの店に入ることを許されなかったのでしょうか。もし万が一、誰かが私の服を脱がそうとしたとしても、それは私の責任ではないはずです」

厳しい暑さが続く西ヨーロッパ

公共の場での服装問題が話題になったものの、西ヨーロッパでは今で厳しい暑さが続いているよう。『Reuters』の報道によると、6月下旬に西ヨーロッパを襲った記録的な熱波の影響で、ヨーロッパ各国では1万人を超える超過死亡が確認されたことが、最新の公式データで明らかに。

欧州疾病予防管理センター(ECDC)と世界保健機関(WHO)の支援を受ける死亡監視ネットワーク『EuroMOMO』が公表したデータによれば、死亡者の9,000人以上が65歳以上だったという。

猛暑の中、フランスのセーヌ川で泳ぐ人々。 Pierre Crom / Getty Images

また、2026年7月9日に公開された『世界気象機関(WMO)』の報道によると、西ヨーロッパの一部では、7月に入っても猛暑が続いており、フランスやイベリア半島では大規模な山火事の発生につながっているとのこと。

スペイン・バルセロナにあるファブラ天文台では、7月8日に40.5度を観測。世界気象機関(WMO)の長期観測地点の一つで、100年以上の観測史上最高気温を更新している。一方フランスでは、フランス気象局が熱波に対する「アンバー警報(2番目に高い警戒レベル)」を広い範囲で発令。さらに、干ばつや高温、乾燥した空気の影響で、山火事の危険度も高まっているという。

各国の6月の気温記録

世界気象機関がまとめた、各国の6月の気温記録はこちら※。

※世界気象機関は、6月の気温記録を随時更新しながらまとめているが、以下の一覧はすべての記録を網羅したものではなく、一部には暫定値も含まれるとのこと。報道機関が熱波を伝える際の参考資料として、今回の記録的な暑さの規模を分かりやすく示すことを目的としているという。

ドイツ

ドイツでは3日連続で最高気温の記録を更新し、ポーランド国境に近い東部の町コッシェンでは、6月28日に41.7度を観測。さらに、252の観測所で観測史上最高気温を更新。ドイツ気象局(DWD)によると、6月27日までに国内46カ所の観測所で40度を超える暑さを記録したという。

また、夜間の気温も異例の高さとなり、東ザクセン州では最低気温29.4度を観測し、ドイツ気象局は今回の熱波について、“歴史的な熱波”と表現しているとのこと。

ハンガリー

6月28日には、首都ブダペスト近郊で40.7度を観測し、6月としての最高気温記録を更新。今後さらに暑さが厳しくなると予想されているという。

オーストリア

首都ウィーンで40度を観測し、6月の最高気温を記録。オーストリア気象機関によると、6月29日もウィーンには最高レベルの「赤色警報」が発令されていたという。

イギリス

イギリスでは、6月の最高気温記録が3日連続で更新され、6月25日にはイングランド南部で37.3度を観測。この記録は暫定値で、さらに更新される可能性があるという。また、イギリス気象庁は6月26日にも「極端な暑さ」に対する赤色警報を発令し、現在の警報制度が始まって以来、3日連続で赤色警報が発令されたのは初めてとなった。

2026年6月24日のイギリス・ロンドンにて。 Richard Baker / Getty Images
オランダ

オランでは、オランダ気象研究所が6月26日に、8州を対象とする過去に例のない赤色警報を発令。各地の観測所で最高気温を更新したほか、全国の6月最高気温となる39.4度を記録したとのこと。

デンマーク

デンマークでは、2地点で37度を観測し、1975年以来となる観測史上最高気温を更新したとデンマーク気象研究所が発表している。

フランス

6月24日、全国平均気温が30度に達し、前日に更新したばかりの記録をさらに塗り替えて、観測史上最も暑い日となったフランス。フランス気象局によると、2019年7月と2003年8月の記録を上回る暑さだったという。西部の町ピュリューでは、最高気温43.8度を観測、夜間の最低気温は22度に達し、こちらも全国記録を更新した。

さらに、過去最多となる58県に最高レベルの赤色警報が発令され、国土の大部分が対象に。当局は、深刻化する干ばつや高温の影響で山火事の危険性が高まっていると警戒を呼びかけている。また、この命に関わる猛暑の影響を示すように、フランスでは40人が水難事故で死亡したと報じられているとのこと。

2026年7月10日、フランス・パリにて。 Pierre Crom / Getty Images
スペイン

スペイン気象庁によると、各地で40℃を超える猛暑となり、多くの観測所で6月の最高気温記録を更新。北部の都市ビルバオでは42.7度を観測し、同市の6月として過去最高気温を記録したという。

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