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大竹しのぶ×三浦友和W主演映画『ぼけ日和』2027年公開決定!夫婦を見守る医師として櫻井翔も出演

  • 2026.7.28

矢部太郎の「マンガ ぼけ日和」を実写映画化した『ぼけ日和』が2027年に全国公開されることが決定。大竹しのぶと三浦友和が、半世紀連れ添い変わらぬ愛情を重ねる夫婦をW主演で演じ、認知症専門医役を櫻井翔が務めることが発表された。

【写真を見る】見ているだけでほのぼの!矢部太郎が描いた『ぼけ日和』3ショットのイラスト

【写真を見る】見ているだけでほのぼの!矢部太郎が描いた『ぼけ日和』3ショットのイラスト [c]2027映画『ぼけ日和』製作委員会
【写真を見る】見ているだけでほのぼの!矢部太郎が描いた『ぼけ日和』3ショットのイラスト [c]2027映画『ぼけ日和』製作委員会

愛情とユーモアに包まれた夫婦の日々を描く本作。絵を描くことが趣味で認知症を患いながらも、無邪気な笑顔を絶やさない妻、鳥飼千晴を大竹、趣味のカメラを手に、変わらぬ優しさで妻に寄り添い続ける夫、道夫を三浦が演じる。共にデビュー間もなく1975年第18回ブルーリボン賞新人賞を同時に受賞。その後も半世紀以上にわたり日本の映画や演劇、テレビドラマ界を牽引してきた。そんな2人が、本作では長年を共にしている夫婦を体現する。

大竹と三浦は、ドラマ「聖職の碑」をはじめ、映画『しあわせ家族計画』(00)、『遠くの空に消えた』(07)、アニメーション映画『借りぐらしのアリエッティ』(10)と、これまで4度同じ作品に名を連ねてきたが、深い演技の掛け合いは意外にも本作が初。そんな2人が満を持して、夫婦役を演じる。大竹は「哀しく、つらい方向からではなく『どこまでも愛』の視点から描いているところを観ていただければうれしいです」と作品の魅力を語る。三浦は自身の家族や友人の経験から認知症を身近なものとして感じてきたことを明かし、「原作や脚本がつらさだけではなく夫婦や親子の愛情に重きを置いていたことが出演の決め手になった」とコメント。

そして、鳥飼夫婦を温かく見守り、患者だけでなくその家族にも寄り添う認知症専門医、阿久津孝介を演じるのは、アイドル、俳優、テレビキャスターなど多岐にわたる活躍を続けてきた櫻井。夫婦を見守り続けた櫻井は、「阿久津医師という役柄を通して見る、大竹さん、三浦さん演じるご夫妻は、柔らかく、優しく…でも、徐々に記憶が薄れていく喪失感、いつか来てしまう別れを感じさせ、胸がキューっと締め付けられます」と撮影当時を振り返る。さらに、「微笑みながら、涙が頬を伝う。そんな温かな“人生”の話です」と本作への思いを寄せている。

あわせて解禁されたファーストビジュアルには、縁側に腰掛ける鳥飼夫婦と、認知症専門医の阿久津の姿が描かれている。愛らしい笑顔を見せる千晴と、愛用のカメラを手に優しく寄り添う道夫。そして、そんな2人を温かな眼差しで見守る阿久津。原作小説の表紙をモチーフにしながら、本作ならではの温もりを写しだした1枚となっており、夫婦が積み重ねてきた時間と、これからも変わらず寄り添い続ける想いが静かに伝わるビジュアルとなっている。

原作の「マンガ ぼけ日和」は、認知症専門医として25年以上にわたり患者やその家族と向き合ってきた長谷川嘉哉によるベストセラーエッセイ「ボケ日和 わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?」をもとに、矢部が描いた話題作。実在の患者のエピソードに基づくマンガ、エッセイが評判を呼び、どちらもベストセラーとなっている。作品のなかでは、認知症の進行を「ちょっと変な春」「不安な夏」「困惑の秋」「決断の冬」と四季になぞらえ、病気だけではなく、人と人とのつながりや家族の愛情を、温かなユーモアと優しい眼差しで描き、多くの読者の共感を集めてきた。

そんな原作に心を動かされたのが、『ミッドナイトスワン』(20)『ナイトフラワー』(25)などを手掛けた内田英治監督。『グレイトフルデッド』(14)以来、矢部とは長年親交を深め、2人で海外旅行に出かけるほどの間柄だという。イギリス旅行中、矢部から手渡された「マンガ ぼけ日和」を読んだ内田は、自身が20代の頃、認知症だった祖母に十分寄り添えなかった経験を思い出した。その記憶と重なった本作について、「ハートフルでユーモアたっぷりの作品です」と作品の魅力を語っている。

さらに原作の矢部も、「もっと知りたくてマンガを描きました」と制作のきっかけを明かし、「『ぼけ日和』が多くの方に届き、大切なだれかのことを想うきっかけになれば」とコメント。また、本作のモデルとなる鳥飼夫婦と阿久津先生の3人をモチーフにした描き下ろしのイラストも制作。矢部ならではのやさしいタッチで作品の温かな空気感が伝わる1枚だ。原案の長谷川も、「この映画が描くのは認知症という病気だけでなく、困難に向き合いながらも互いを思いやり、支え合い続ける主人公夫婦の深い愛情です」と、本作に込めた思いを寄せている。

認知症となった妻と優しく寄り添う夫、そしてそんな2人を見守る医師が織り成す物語に期待が高まる。

<キャスト、スタッフコメント>

●大竹しのぶ(鳥飼千晴役)

「初めての内田組でしたが、監督を中心に丁寧に絵作りをするすばらしいスタッフの皆さんに囲まれて、本当に幸せな時間でした。哀しく、つらい方向からではなく『どこまでも愛』の視点から描いているところを観ていただければうれしいです」

●三浦友和(鳥飼道夫役)

「私の父親は95歳で亡くなる前の2年間ほどですが認知症と診断され、その姿を見てきました。最近では親しい友人が認知症を発症し、身近なものを自分事として捉えるようになっています。この作品への依頼があった際には、認知症の話と聞いた時点では正直拒否反応があったのですが、原作が矢部太郎さんのほのぼのとした『マンガ ぼけ日和』であったこと、そして脚本がつらさだけでなく、夫婦や親子の愛情に重きを置いている内容になっていたことなどで、出演させていただくこととなりました。大竹しのぶさんと、がっぷり四つの共演は初めてです。魅力的な俳優が大勢出演しています。やりがいのある仕事は楽しいです。期待してください」

●櫻井翔(阿久津孝介役)

「まずは、メッセージ性の高い社会派作品から、笑顔あふれるエンタテインメント作品まで作られる内田英治監督作品に参加できること、とてもうれしく思います。自分自身も年齢を重ね、認知症は身近な問題となってきています。いままさに向き合っている友人も多くいます。そのようななかに矢部さん、長谷川先生の原作に触れ、この病に触れるなかでの温もりを感じました。阿久津医師という役柄を通して見る、大竹さん、三浦さん演じるご夫妻は、柔らかく、優しく…でも、徐々に記憶が薄れていく喪失感、いつか来てしまう別れを感じさせ、胸がキューっと締め付けられます。微笑みながら、涙が頬を伝う。そんな温かな“人生”の話です。親御さん、もしくは自分自身と重ね合わせながら、ご覧いただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします」

●内田英治(監督)

「おばあちゃん、いま天国でどうしてるかな…。原作である『ぼけ日和』を読んだときにまず思い浮かんだのは、遠い昔に亡くなった祖母の姿でした。私がまだずいぶん若い頃に認知症となったのです。当時自分は若く仕事一辺倒で、遠い九州ということもあり、数回会っただけでおばあちゃんは旅立ってしまったのです。ああ、生きてるときにもっとたくさん会えばよかった…、なぜあのときたくさん会いに行かなかったのだろう…。同時に、おばあちゃんが生きた時代、おじいちゃんとの結婚生活、その子どもであるうちの父との関係、そんなことに思いを馳せました。これは、薄れゆく記憶のなかで寄り添う男女。昭和というひとつの時代を生きた夫婦の愛の物語です。役者さんには、国民的俳優のお二人である大竹しのぶさん、三浦友和さんしかいない!?と。また、寄り添う医師には、同じく日本で愛されている櫻井翔さんに声をかけさせていただきました。見ると本当に、母や、おじいちゃんおばあちゃんに会いたくなります。ハートフルでユーモアたっぷりの作品です。どうぞお楽しみに」

●矢部太郎(原作)

「認知症について僕はわからないことがたくさんあります。僕の母はずっと介護施設で働いていました。でも仕事のことについてあまり聞くことはありませんでした。どこか知ることをさけていました。もっと知りたくてマンガを描きました。長谷川嘉哉先生は『知識があれば、最期のときに笑顔で見送れる』と書かれていました。このたび、すばらしいスタッフ、キャストのみなさまにより映画となりました。会議に参加して脚本づくりに加わりましたが、そこから先は一観客として完成を楽しみにしております。大切なだれかのことを想うこの映画『ぼけ日和』が多くの方に届き、知ってもらえることを願っています」

●長谷川嘉哉(原案)

「私自身、認知症だった祖父を介護した経験がきっかけで認知症専門医を志しました。『ボケ日和』がマンガとなり、さらに映画として多くの方に届けられることを心からうれしく思います。また、医療監修という立場で、作品づくりに携わる機会をいただけたことは、原案者としても医師としても大変光栄でした。なにより、この映画が描くのは認知症という病気だけでなく、困難に向き合いながらも互いを思いやり、支え合い続ける主人公夫婦の深い愛情です。認知症は正しく理解すれば、必要以上に恐れる病気ではありません。そして介護は、一人で抱え込むものでもありません。この映画が、その思いを社会に広げるきっかけになることを願っています」

文/山崎伸子

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