1. トップ
  2. 好きな服を着るのに年齢は関係ない! 3人のマダムのルームシェア生活にときめく、大人のおしゃれ讃歌【書評】

好きな服を着るのに年齢は関係ない! 3人のマダムのルームシェア生活にときめく、大人のおしゃれ讃歌【書評】

  • 2026.7.27

【漫画】本編を読む

年齢を重ねると、「こんな服を着てもいいのかな」と少し迷ってしまうことがある。派手すぎないか、若作りに見えないか、自分だけ浮いてしまわないか。けれど、本当は好きな服を着るのに、誰かの許可なんていらない。少なくとも、気の置けない友人の前なら、思い切って好きな服を着てみせてもいいのかもしれない。

『マダムたちのルームシェア』(seko koseko/KADOKAWA)は、それぞれの人生を歩んできたマダム3人が、同じ家で暮らしながら心地よい毎日を作っていくコミックエッセイ。栞、沙苗、晴子は、いつだって、年を言い訳にせず、「自分たちが楽しむ」ことを大切にしている。そんな3人の姿を見ていると、年齢を重ねることも決して悪いことではないように思えてくるのだ。

たとえば、クリスマス。3人は久しぶりに一緒に家で過ごすその日に向けて、それぞれ特別な装いをすることにする。栞は、昔、旅行で買ったアオザイに、クリスマスらしくファーを添える。沙苗は「ダルメシアンの子犬でコートを作りそう」な豪華な出でたち。晴子はといえば、「私は普通すぎて申し訳ないわ……」というが、「昔買ったはいいけど、かわい過ぎたのを着てみたの」という。ずっとしまっていた服でも、外では少し着にくい服でも、「2人の前だから着られる」。そんな晴子の笑顔を見ていると、読んでいるこちらまで何だか嬉しくなってしまう。

3人がそれぞれ自分らしくのびのびと過ごすさまはなんて素敵なんだろう。仲の良い友人と過ごすクリスマスは、年齢を重ねても、こんなにも楽しい。「こんなふうに時間を過ごしたい」と、ふと旧友に連絡したくなるのは、きっと私だけではないはずだ。

文=アサトーミナミ

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ