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子供の熱で早退「また? 本当?」「便利だよね」→「冗談です」真っ青で言い訳『因果応報』にスカッ♡

  • 2026.7.25

今回は、友人の娘である美鈴さん(仮名)から聞いた話です。5歳の息子を育てながら事務職として働く彼女は、周囲へ迷惑を掛けないよう人一倍気を配って仕事をしていました。それでも、ある日職場で投げかけられた一言に深く傷つけられ……

突然投げかけられた心ない一言

5歳の息子を育てながら事務職として働いていた私は、急な休みになっても周囲へ迷惑をかけないよう、毎日の仕事をできるだけ前倒しで進めていました。

急な引き継ぎが必要になっても困らないよう、資料も整理し、誰でも対応できる状態を心がけていました。それでも、子供の体調だけは思い通りにはなりません。

ある日の午後、保育園から電話が入りました。「38度ありますので、お迎えをお願いします」私はすぐに上司へ事情を説明し、担当業務を同僚へ引き継いで早退することになりました。

荷物をまとめていると、少し離れた席から声が聞こえてきました。「また子供の熱? 本当なの?」さらに、その同僚は皮肉を込めるように言いました。「便利だよね。子供を理由に帰れる人は」その瞬間、オフィスの空気が凍り付いたように感じました。

私は言い返すこともできず、「申し訳ありません」とだけ伝えて会社を後にしました。

帰り道、あふれた涙

保育園へ向かう車の中でも、あの言葉が何度も頭の中を巡っていました。子供が熱を出したことだけでも十分につらいのに、それ以上に、自分が嘘をついているかのように疑われたことが苦しかったのです。周囲へ迷惑をかけないよう努力してきたことまで否定されたような気がしました。

「あれだけ頑張ってきたのに……」そう思うと悔しさが込み上げ、気付けば涙が止まりませんでした。その日を境に会社へ向かう足取りは重くなり、「このまま辞めた方がいいのかもしれない」と考える日もありました。

見ていてくれた人

数日後、私は思いがけない話を耳にしました。あの日、私へ嫌味を言った同僚が、その年に予定されていたチームリーダー候補から外されたというのです。どうしてそんなことになったのだろうと驚いていると、別の同僚が静かに教えてくれました。「あの日の発言はあまりにもひどかったから、上司へ報告したんだ」

実はその同僚は以前から、「どうせまた子供を理由に休むでしょ」「子供がいる人と同じチームは損」と、私がいないところでも繰り返し陰口を言っていたそうです。

その報告を受けた上司は本人へ聞き取りを行い、「育児を理由にした嫌がらせは職場では許されない」と厳しく注意しました。しかし本人は、「冗談のつもりだった」と弁解したものの、その言い訳が受け入れられることはありませんでした。

一人の勇気が職場を変えた

その後、同僚はチームリーダー候補から外されただけではなく、人事評価でも協調性について指導を受けることになりました。それ以来、その同僚が私へ嫌味を言うことはなくなり、職場の雰囲気も少しずつ落ち着きを取り戻しました。

何より救われたのは、見て見ぬふりをせず、勇気を出して上司へ伝えてくれた同僚がいたことです。もし誰も声を上げてくれなければ、私は本当に退職していたかもしれません。

今でも「また子供の熱? 本当なの?」というあの一言だけは忘れられません。働く親にとって本当につらいのは、子供の急な体調不良だけではありません。事情を知らないまま向けられる心ない言葉は、ときに仕事を続ける気持ちまで奪ってしまいます。

あの出来事を振り返るたび、人を傷つけるのは大きな出来事ではなく、何気なく口にした一言なのだと、今でも強く感じています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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