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巨大クジラに丸呑み、脱出のタイムリミットは1時間 『クジラに落ちた男』10月公開

  • 2026.7.15

巨大なマッコウクジラに、丸呑みされた——。誰も見たことのない《クジラの体内》を舞台にした脱出サバイバル・スリラー『クジラに落ちた男』が、10月16日に日本公開されることが決まった。日本版ポスターと場面写真もあわせて解禁されている。(フロントロウ編集部)

タイムリミットは酸素が尽きるまでの1時間

配給元の発表によると、ベストセラー小説「Whalefall」を実写映画化した『クジラに落ちた男』の日本公開日が、10月16日に決定した。

物語の主人公は青年ジェイ。亡き父の遺骨を探すためにひとりで海へ潜った彼は、マッコウクジラに丸呑みされてしまう。タイムリミットは、酸素が尽きるまでのわずか1時間。規格外の密室ともいえるクジラの体内に閉じ込められた極限状態のなかで、ジェイは、かつて父に厳しく叩き込まれた教えこそが生還への唯一の鍵であることに気づいていく。

解禁された日本版ポスターには「生き抜け――タイムリミットは1時間」というコピーが添えられ、ダイオウイカとともに巨大なマッコウクジラに呑み込まれていくジェイの、絶体絶命の瞬間が捉えられている。場面写真では、ひとり海に向かい海岸に佇むジェイの姿や、脱出の鍵を握る父ミット、さらに巨大な吸盤がついたダイオウイカの足に襲われるジェイの姿まで公開された。

シネマコンで大歓声、4DX体験に「息をするのを忘れる」

本作が一躍注目を集めたのは、4月にラスベガスで開催された世界最大の映画業界コンベンション「シネマコン(CinemaCon 2026)」だった。ディズニーのプレゼンテーションで、本編の約6分間の特別映像が初めて披露された場面だ。

『トイ・ストーリー5』『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』といった超大作が次々と紹介されるなか、前振りなしに上映された“クジラに丸呑みされる”という前代未聞のシチュエーションと圧倒的な緊迫感に、大観衆から大きなどよめきと歓声が起こったという。これにより、業界屈指のダークホース的な注目作へと浮上した。

さらにアメリカでは、本作のティザー映像を4DXで鑑賞する特別イベントも開催。座席の激しい揺れや特殊効果によって“クジラに丸呑みされる感覚”をリアルに体感したメディアやインフルエンサーからは、興奮のコメントやリアクション動画が続出した。米メディアも「かつてないアトラクション体験」「息をするのを忘れるほどの熱狂」と報じている。

「呑まれるシーンが、本当の意味で物語の幕開け」

原作は、「Angel Down」で本年度のピューリッツァー賞を受賞したダニエル・クラウスの長編小説「Whalefall」。全米図書館協会が優れた一般向け作品に贈る「全米図書館協会アレックス賞」を受賞し、2023年の「ニューヨーク・タイムズ年間ベストブック」にも選出された。出版時にはハリウッドの各スタジオによる映画化権の争奪戦が繰り広げられたほどの話題作だ。

その実写映画化を手がけたのは、『コカイン・ベア』の製作や『ジェーン』の脚本で知られるブライアン・ダッフィールド監督。映画化されていない優秀な脚本を業界関係者の投票で選ぶハリウッドの著名なリスト「ブラックリスト」に複数回選ばれ、スリリングな状況のなかで繊細な人物描写を丹念に描く作風で評価されている。

ダッフィールド監督は以前、米ハリウッド・リポーターの取材に対して「通常、男が動物に食べられてしまう場面で映画は終わりますが、『クジラに落ちた男』は、そこから少なくともあと1時間は物語が続く設定です。ジェイがクジラに呑まれるシーンが、本当の意味で物語の幕開けとなるのです。その後もまだまだ物語は続きます」と語っていた。

単なる衝撃作では終わらない、その裏に隠されたヒューマンドラマにも注目したい。『クジラに落ちた男』は10月16日より全国劇場にて公開される。

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