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500mLを3~4時間で1本が目安! 高血糖リスクを防ぐ【夏の水分補給】Q&A

  • 2026.7.15

500mLを3~4時間で1本が目安! 高血糖リスクを防ぐ【夏の水分補給】Q&A

熱中症対策として欠かせない水分補給。しかし、飲み物の選び方や飲み方によっては、高血糖のリスクを高めてしまうことがあります。経口補水液は毎日飲んでもいいの? コーヒーは水分補給になる? 水分はどのくらい飲めばいい? 日本糖尿病学会専門医のおばな内科クリニック 院長・川名部 新さんに伺いました。

無糖コーヒーも水分補給に! ただし水や麦茶と一緒に飲んで

糖分の多い清涼飲料水を大量に飲み続けることで高血糖となり、強いのどの渇きが生じます。その結果、さらに甘い飲料を飲んでしまい、高血糖が悪化するという悪循環に陥ってしまうペットボトル症候群。重症化すると脱水や意識障害を起こし、救急搬送が必要になることも。

前編では、甘い炭酸飲料やカフェオレ、紅茶などペットボトル飲料の中には糖分を多く含むものがあることから、ペットボトル症候群予防のために、適量摂取が重要であると紹介しました。では、経口補水液やブラックコーヒーはどうでしょうか? 夏の水分補給に関する疑問をQ&A形式で紹介します。

Q. 熱中症予防に経口補水液を飲んでもいいですか?

A. 汗をあまりかかない人が日常的に飲むと、高血糖の原因になることも

経口補水液には、水分や塩分だけでなく糖分も含まれています。そのため、涼しい室内で過ごし、汗をあまりかかない人が日常的に飲むと、高血糖の原因になることがあります。一方で、屋外で過ごす時間が長い人、スポーツでたくさん汗をかく子ども、高齢者や体調不良で食事や水分摂取が十分でない人などでは、脱水予防のために有用です。

Q. ブラックコーヒーを1日に2~3杯飲みますが、コーヒーは水分補給にはカウントされませんか?

A. コーヒーも水分補給に。ただし、水や麦茶も一緒に飲んで

コーヒーも水分補給に含めて問題ありません。しかし、カフェインには利尿作用があるため、汗をかきやすい夏場はコーヒーだけではなく、水や麦茶も一緒に飲んで十分な水分補給を心がけましょう。

Q. どれくらいのペース・量で水分補給をするのがベストでしょうか。目安を教えてください。

A. ひと口ずつこまめに、 500mLを3~4時間で飲み切るペースで

のどが渇く前から、こまめに水分をとることが大切です。一度にたくさん飲むのではなく、ひと口ずつこまめに飲むことを心がけましょう。目安としては、500mLのペットボトルが3~4時間で1本なくなる程度のペースです。水分摂取量は、室内中心の方で1日1~1.5L程度、屋外で活動する方で1日2~2.5L程度が目安です。

Q. 甘いドリンクをどうしても飲みたいときはどうしたらいいでしょうか?

A. たまに楽しむ程度はOK。空腹時を避けて食事と一緒に飲むのが〇

甘いドリンクも、たまに楽しむ程度であれば問題ありません。ただし、大量に毎日飲み続けると「ペットボトル症候群」の原因になることがあります。飲む場合は、空腹時を避けて食事と一緒に飲むなど、血糖値が急上昇しないよう工夫しましょう。

こまめに飲んで、汗をかいたら塩分補給。「水分補給の4つのS」

高血糖リスクをおさえ脱水を予防することが、夏の理想的な水分補給。「水分補給の4つのS」を覚えておきましょう。

【水分補給の4つのS】
Soon……のどが渇く前にこまめに飲む
Sugar less……糖分を含む飲料は控える
Simple drink……いつもの飲み物は水かお茶を基本にする
Salt……汗をかいたら塩分補給

べジファースト&カーボラストが◎ 毎日の食事&運動のヒント

最後に高血糖リスクを予防し、健康な毎日を過ごすために、明日から始められる食事と運動のポイントを紹介します。

【食事編】
①朝食を食べる
②野菜は最初に、炭水化物は最後に食べる
(べジファースト&カーボラスト)
③間食はできるだけ控え、するなら食後に
④甘いドリンクは控える
⑤アルコールの飲み過ぎに注意する
⑥よく噛んでゆっくり食べる

【運動編】
①座りっぱなしに気をつけ、立つ時間を増やす
②家事で積極的に体を動かす
③家の中でもこまめに運動をする
(椅子を使ったスクワットなど)
④エスカレーター・エレベーターより階段を使う
⑤ウォーキングなどの運動は朝夕の涼しい時間帯に

満腹感を得にくい「ながら食べ」に注意!

スマホやテレビを見ながら食べる「ながら食べ」は満腹感を感じにくく、食べた記憶が弱くなってしまいます。すると、脳が「まだ食べていない」と錯覚。食べ過ぎの原因などになるので注意しましょう。

高血糖リスクを防ぐためには、水分補給だけでなく、日頃の食事や運動などの生活習慣も大切です。今回紹介したポイントを無理のない範囲で取り入れながら、夏を元気に乗り切りましょう。

取材協力/アボットジャパン合同会社

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