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家事も育児も採点する夫「今日は不合格!」⇒小1娘「パパの通知表は…」夫が黙り込んだワケ

  • 2026.7.15

当時33歳だった私は、夫と小学1年生の娘と3人で暮らしていました。パートで働きながら、家事と育児に追われる毎日。そんなわが家で、夫はある時期から、私の家事や料理を採点するようになり……。

家庭でも採点を始めた夫

夫は営業職として働いており、その年、主任に昇進しました。部下を指導する立場になったことがうれしかったのか、仕事での「評価」を家庭にも持ち込むようになったのです。

夕食を作れば「今日は30点」、掃除をすれば「60点」。娘と向き合っていても、「育児は80点だけど、まだまだだな」と、家事や育児のあらゆることを採点するようになりました。

ある日には、「今日は全部合わせても不合格だな。もっと努力しないと」と笑いながら言われたこともあります。

私は何度も、「そういう言い方はやめてほしい」と伝えました。しかし夫は、「人は指摘されて成長するんだから」と聞く耳を持ちませんでした。

家事や育児はほとんど私任せ。それなのに結果だけを採点される生活に、少しずつ心が疲れていきました。

初めての通知表

そんなある日、小学1年生の娘が初めての通知表を持ち帰りました。帰宅すると真っ先に見せてくれた通知表には、「友だちにやさしく接することができました」「最後まで一生懸命取り組めました」など、先生からの温かい言葉が並んでいます。

私は娘をたくさん褒め、「夜になったら、お父さんとおじいちゃんにも見せようね」と話しました。ちょうどその日の夜は、義父がわが家に夕食を食べに来る予定だったのです。

食卓に全員がそろうと、娘は得意げに通知表を広げました。義父は「よく頑張ったな」と目を細め、私もうれしい気持ちで娘の話を聞いていました。

ところが夫は、通知表にはほとんど目もくれず、「字はもう少し丁寧に書けるよな?」「計算もまだまだだし」と、普段の様子まで持ち出して評価し始めたのです。

そして最後には、「総合すると70点くらいかな」と笑いました。娘は何も言いませんでしたが、少しだけ表情が曇ったのがわかりました。

私は「先生は点数をつけるためじゃなくて、頑張ったところを書いてくれているんだよ」と伝えました。しかし夫は、「本人のためなんだから」と取り合おうとしませんでした。

娘が作った「パパの通知表」

そのまま夕食になり、私は料理を並べました。すると夫は一口食べるなり、いつものように「今日は55点かな」と言ったのです。

それを聞いた娘は静かに席を立ち、自分の部屋へ向かいました。私はショックを受けてしまったのかと思い、思わずその背中を見つめていました。

しばらくすると、娘は一冊の自由帳を持って戻ってきました。開いたページには、大きな字で「パパのつうちひょう」と書かれています。夫は笑いながら受け取りましたが、娘は真剣な表情で説明を始めました。

「おしごと」は頑張っているので丸。
「おてつだい」はあまりしないので三角。
「ママにありがとう」はあまり言わないので三角。
そして、「ママをえがおにする」はバツ。

夫は苦笑いを浮かべながら「ずいぶん厳しいな」と言いました。すると娘は、少し考えるように自分の通知表へ目を落とし、静かにこう言ったのです。

「先生はいっぱいほめてくれたよ」
「でも、パパはいつもママのダメなところばかり言うよね」

娘の言葉を聞いた夫は、一瞬言葉を失いました。食卓は静まり返り、誰も口を開きません。

義父のひと言

しばらく沈黙が続いたあと、義父が静かに口を開きました。

「子どもに、そんなことを言わせるな」

そのひと言に、夫は笑顔を失いました。義父はさらに、「評価というのは相手を見下すためのものじゃない。頑張っているところを認めたうえで、必要なことを伝えるものだ」と話しました。

そして、「人を評価する前に、相手を認めることを覚えなさい」と夫を厳しく諭したのです。夫は何も言い返せず、ただ黙ってうつむくばかりでした。

私が決断したこと

私は以前から何度も夫に気持ちを伝えてきました。それでも何も変わらず、今度は娘まで傷つけてしまったことが、私の背中を押しました。

その後、私は娘を連れて実家へ戻りました。話し合いの場も設けましたが、夫は最後まで「そんなつもりじゃなかった」と繰り返すばかりで、自分の言動を本当の意味では理解していないようでした。

最終的に私たちは離婚しました。現在は娘と二人で穏やかな毎日を送っています。

あれから数年が経ち、娘もすっかり成長しました。先日、学校の荷物を整理していると、娘が「これ、1年生のときの通知表だよ」と懐かしそうに見せてくれました。

あの日、娘が持ち帰ってきた通知表には、点数ではなく、先生が見つけてくれた「できたこと」がたくさん書かれていました。私も娘には、できなかったことではなく、できたことを見つけて伝えられる親でありたい。そう強く感じています。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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