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「暑くないだろ、消すぞ」とエアコンを消す夫。だが、汗をかいた子供の姿を見て思わず怒り心頭

  • 2026.7.14

「暑くないだろ」の一言

梅雨の雨が一日じゅう降り続く、蒸し暑い午後だった。生後ひと月の息子は、リビングの布団で気持ちよさそうに眠っている。

私は除湿冷房をかけ、息子が汗ばまないよう、何度も肌着の中へ手を差し入れて背中を確かめていた。

すると、日ごろから節電にうるさい夫が、つかつかとリモコンを手に取った。

「暑くないだろ、消すぞ」

止める間もなく、冷房は切られた。

雨で涼しいのに電気の無駄だ、というのが夫の理屈だった。

赤ちゃんは自分で体温をうまく調節できないのだと訴えても、「神経質すぎる」と笑って取り合わない。

息子がぐずり出し、あやしているうちに、私はいったんその場を離れてしまった。

三十分後の異変

洗い物を終えて戻ると、部屋は蒸し風呂のようになっていた。

汗をかいてる息子を抱き上げて、私は怒りが止まらなかった。

私は大急ぎで冷房を入れ直し、息子の汗を拭って、風を送った。

水分を含ませ、母乳を与えると、しばらくして頬に赤みがさし、ようやく元気な声が戻ってきた。

全身から、どっと力が抜けた。

念のため、小児科の相談窓口にも電話をかけた。

汗の量と反応の鈍さを伝えると、「脱水になりかけていたのでしょう。気づくのが遅ければ危なかった」と言われ、受話器を握る手が冷たくなった。

妻が突きつけた事実

「ほら、平気じゃないか」戻ってきた夫は、のんきにそう言った。

私は濡れた肌着を握りしめ、夫の顔を正面から見据えた。

「この子、脱水になりかけてたんだよ」濡れた肌着を突き出すと、夫は気まずそうに目を泳がせた。

「そんな、大げさな……」と言いかけて、腕の中でぐったりしていた息子の姿を思い出したのか、そのまま口をつぐむ。

しばらくの沈黙のあと、夫は深々と頭を下げた。

「……ごめん。俺が甘く見てた」。その声は、さっきまでの軽さが嘘のように沈んでいた。

それからの夫は、まるで人が変わったようだった。エアコンに勝手に触れることはなくなり、帰宅するとまず、息子の背中にそっと手を当てる。

「大丈夫か?」が、すっかり口ぐせになった。たった一枚の濡れた肌着が、夫の目を覚まさせたのだ。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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