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東大生を育てたおかん(第2弾・④)「我が家のルール」スマホをめぐって徹底させたブレない姿勢

  • 2026.7.13
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変則勤務のある職場でフルタイムで働き、次男が小学校5年生になるタイミングで非常勤に切り替えて仕事を続けたあじさいさん。その次男は、見事、東京大学に現役で合格を果たしました。東大へと子供を送り出した保護者へのインタビューから、これからの時代の子育てのヒントを探る連載『東大生を育てたおかん』。第2弾(全9回)の第4回目となる今回は、現代の親にとって最大の関心事である「スマートフォンとの付き合い方」についてです。

周りが持ち始めても「中学時代は持たせない」

あじさいさんの家では、一貫して「ゲームは買わない」という方針を貫いていました。スマホに関しても、「高校生になるまでは持たせない」という明確な基準がありました。

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中学校に入ると部活に限らず同級生のほとんどがスマホを持つようになり、次男からも、皆が共有している情報が自分にだけ入ってこないことが多くあるという理由で、スマホを欲しがったことがあったそうです。友達とのつながりを考えるとつい折れてしまいそうな場面ですが、ここでもあじさいさんの軸はブレませんでした。

あじさいさん:「主人にも私にも、スマートフォンは『(中学生にはまだ)必要がない』という一貫した方針がありました。そのため中学生の間は持たせませんでした」

「周りが持っているから」ではなく、我が家として本当に必要か否か。周囲の環境に流されず、夫婦で足並みを揃えて「ダメなものはダメ」と一貫した姿勢を示し続けました。

高校でスマホデビューも「リビング以外では使わない」ルール

そして迎えた高校入学のタイミングで、次男は念願のスマホを手にすることになります。しかし、ただ買い与えて自由に使わせるのではなく、ここでもあじさいさんが決めた「大切なルール」がありました。

あじさいさん:「高校生になって持たせる際も、『リビング以外には持ち込まない、寝室には持って行かない』というルールを徹底しました」

自分の部屋やベッドの上にスマホを持ち込めるようになると、どうしても夜遅くまで動画を見たりSNSに没頭したりして、生活リズムが乱れてしまいがちです。

あじさいさんの家庭では、スマホはあくまで「家族の共有スペースであるリビングで使うもの」とし、プライベートな空間や睡眠の場には持ち込ませないルールを徹底していました。

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ルールの根底にあるのは、子供への「信頼」

中学時代は持たせず、高校入学を機にスマートフォンを解禁する。そうあじさいさんが決めた背景には、子供への「信頼」があったといいます。

高校生になると、塾や学校行事で夜遅くなるなど、親の目が届かない時間や行動範囲が格段に広がっていきます。だからこそ、すべてを縛り付けるのではなく、本人を信頼して、スマートフォンを持たせることにしたのです。

あじさいさん:「本人がルールを守れるだろうという信頼があったから、高校になるタイミングでスマホを持たせても大丈夫だろうと思いました」

ただし、スマートフォンは現代社会において、大人であっても使い方が難しいほど強力な道具です。だからこそ、「リビング限定」「夜は見ない」などの明確なルールを一緒に設けたそうです。

【お役立ちデータ】現役高校生のスマホ事情 全国の高校の放送部・生徒会を中心としたクラブ・委員会ネットワークの「YOUTH TIME JAPAN project」が実施した調査によると、高校生が初めて自分専用のスマートフォンを持った年齢は、男女共通で「12歳」が最多、次いで「13歳」という結果になりました。小学校から中学校への進学タイミングがデビューのピークとなっており、3番目に多い「15歳」の高校入学時と合わせ、行動範囲が広がるなどの環境の変化を機に持たせる家庭が大半を占めていることが分かります。また、最初に手にしたスマホの種類は男女ともに6割近くが「iPhone」と回答。具体的な機種の第1位には、手頃な価格帯とコンパクトなサイズ感で支持される「iPhone SEシリーズ」が選ばれました。Androidからは「Galaxyシリーズ」が男子2位・女子3位にランクインしており、進学に合わせ、まずは定番や扱いやすいモデルから持たせる傾向があるようです。

■YOUTH TIME JAPAN project:公式サイト

ライターコメント

スマホの持たせ方や制限の仕方は、現代の親にとって最大の悩みどころです。あじさいさんのルールは厳格に思えますが、ふと周りを見渡すと、いまや大人もスマホに貴重な時間を吸い取られている現代。子供だけでなく、大人も付き合い方を見直す時期にきています。だからこそ、誘惑に負けない自制心を子供のうちに身につけられる環境は、一生の財産になるはず。それぞれの家の方針に沿ったブレない境界線を引く重要性を教えてもらいました。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

東大生を育てたおかん(第2弾)

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