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「いつもやってるよ、俺」義両親の前でだけオムツを替えた夫。だが、義母が嘘を見抜いた瞬間

  • 2026.7.13

「ゴミ出し」だけが夫の家事

私はフルタイムで働いている。

それなのに、家事も育児も、そのほとんどが私の肩にのしかかっていた。

夫はといえば、手伝おうか、と口では言うものの、実際に動くことはめったにない。

そんな夫が、唯一これだけは、と胸を張る家事があった。

「ゴミ袋くらい、毎朝俺が出してる」

たしかにゴミ出しはしてくれる。

けれどそれ一つを、まるで大仕事のように誇られるたび、私の心は少しずつ冷えていった。

洗濯も、掃除も、離乳食づくりも、寝かしつけも、名前のつかない雑事も、全部私。

それでも「手伝ってる」つもりの夫に、何を言っても響かない気がして、私はいつしか口をつぐむようになっていた。

ところが、そんな夫が別人のように動く場所があった。

義実家である。

先週末、義両親の家を訪ねたときのことだ。到着するなり、夫はまるでベテランの父親のように振る舞いはじめた。

子どもを抱き上げ、率先しておむつを替え、ミルクの支度まで買って出る。

「いつもやってるよ、俺」

そう言いながら、ちらりと義両親の反応をうかがう。

普段は指一本動かさないくせに、と喉まで出かかった言葉を、私はぐっと飲み込んだ。

義母が見抜いた一言

にこにことその様子を眺めていた義母が、ふいに口を開いた。

「あなた、普段からそんなふうにやってるの?」

やわらかい口調だった。

けれど、その目はまっすぐ夫に向けられていた。

夫は得意げに「もちろん」と答えかけて、言葉に詰まった。

義母の視線が、隣に座る私へと静かに移ったからだ。

「この子、フルタイムで働いてるのよね。それでこれだけ手が回るなら、あなた、よっぽど普段から動いてるんでしょうね」

穏やかな声のまま、義母はそう続けた。

含みのある言い方に、夫の顔からみるみる余裕が消えていく。

「……いや、その、まあ」

いつも滑らかな夫の口が、そのときばかりは動かなかった。

義母は小さくため息をつくと、私の手にそっと自分の手を重ねた。

「大変だったわね。あの子、家では甘えてるんじゃないの? 私からもよく言っておくから」

思いがけない味方の登場に、私は胸が熱くなった。

義母は、上辺だけのアピールなど、とうにお見通しだったのだ。

帰りの車の中、夫はずっと黙り込んでいた。そして翌朝、ゴミ袋を手にした夫が、めずらしくこう切り出したのだ。

「洗濯物、たたむの手伝うよ。……ほかにも、やれること教えてくれ」

ばつの悪そうなその横顔に、私は思わず笑ってしまった。義母のひと言が、長年の「ドヤ顔」を、静かに崩してくれた出来事だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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