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「洗濯物くらいで責めるな」喧嘩するたびに家を出る夫。翌週、私が先に家を出た結果

  • 2026.7.14
「洗濯物くらいで責めるな」喧嘩するたびに家を出る夫。翌週、私が先に家を出た結果

洗濯物から始まった喧嘩

週末になると、なぜかうちは、些細なことで喧嘩になる。

その日の火種は、たたまれずに山になった洗濯物だった。

「洗濯物、たたんでくれた?たたまないなら、せめて取り込んでほしかったな」

「今、やろうと思ってたんだよ」

「そのセリフ、昨日も聞いた気がするけど」

私が軽く返しただけで、夫の機嫌は一気に急降下した。ソファから勢いよく立ち上がると、こちらを睨みつける。

「洗濯物くらいで責めるな」

そう言い捨てて、夫は玄関へ向かった。

「もういい、出かけてくる」

ドアが、乱暴に閉まる音がした。あとに残されたのは、私と、3人の幼い子どもたちだけだった。

数時間後の「夕飯なに?」

長男が、不安そうに玄関のほうを見た。

「パパ、どこ行ったの?」

「また、お散歩かなあ」

次男がそう言うと、いちばん下の子は、状況もわからないまま「パパー」とドアへ手を伸ばす。私は、その小さな背中をなでながら、心の中でつぶやいた。

(家を飛び出したいのは、こっちなんですけど)

それから数時間後。夫は、何事もなかったような顔で帰ってきた。玄関で靴を脱ぎながら、実にあっさりと言う。

「ただいま。ねえ、夕飯なに?」

その前に、言うことがあるでしょう。喉まで出かかった言葉を、私はぐっと飲み込んだ。責めても、この人には響かない。それより、もっといい方法を思いついてしまったのだ。

翌週の、静かな玄関

次の週末が来た。

案の定、また些細なことで、夫の機嫌が悪くなりかけた。その空気を感じ取った瞬間、私は先手を打った。

「ちょっと出かけてくるね。あとはお願い」

今度は、私のほうが玄関を出た。子どもたちのことは、任せて大丈夫な支度をしてから、近所のカフェでゆっくりお茶を飲んだだけ。

数時間して戻ると、家の中は、ひどい有様だった。

夫は、3人の子に囲まれて、疲れ果てた顔をしていた。散らかったおもちゃ、たたまれない洗濯物、鳴りやまない末っ子の泣き声。

私は玄関で、あの日の夫とそっくりの口調で言ってみせた。

「ただいま。夕飯、なに?」

玄関に、しんと静けさが降りた。

あの日の自分の言葉を、そっくりそのまま返された夫は、口を半開きにしたまま、何も言えずにいる。

やがて夫は、ばつが悪そうに目を伏せ、絞り出すように言った。

「…ごめん。先週は、一人で出ていって、悪かった」

それからというもの、夫が「もういい」と家を飛び出すことは、なくなった。飛び出したその先で待っているのが、この静かな玄関だと、身をもって知ったからだ。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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