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「通帳、見るなって言っただろ」消えた180万円の貯金。夫の浅はかな言い訳に妻が下した決断

  • 2026.7.11

記帳して知った現実

子どもを産んで、まだ数ヶ月。抱っこしていないと泣いてしまう赤ちゃんを片手に、私は毎日をなんとかこなしていました。

お金のことは、すべて夫任せ。通帳も夫がしまい込んでいて、私は残高すら知りませんでした。それでも不安はなかったのです。夫は「大丈夫、任せておけ」と、いつも胸を張っていましたから。

けれど、その言葉に小さな綻びが見えはじめました。休みの日になると、夫はそわそわと出かけていく。理由を聞いても、はぐらかすばかりです。

ある日、私は0歳の子を抱えたまま、思い切って夫の通帳を持ち出し、近くの機械で記帳しました。並んだ数字を目で追ううちに、手が震えてきます。少しずつ貯めていたはずの180万円が、根こそぎ消えていたのです。

帰宅した夫に通帳を見せると、夫はさっと顔色を変え、私の手から通帳をひったくりました。

「通帳、見るなって言っただろ」

見るな、というその言葉に、かえって確信しました。やましいことがなければ、そんなふうに慌てるはずがありません。

妻が奪い返した家計

問い詰めると、夫は最初こそしらばくれました。

「あれは投資に回しただけだ。すぐ増えて戻ってくる」

けれど話のつじつまは、まるで合いません。

「じゃあ、その投資の名前は?いつ増えて戻るの?」

畳みかけると、夫はとうとう口をつぐみ、力なく白状しました。仕事に行くふりをして、その足で遊技場へ通い続けていたのです。

「子どものミルク代を削ってでも、あなたは遊びに行っていたの?」

ちょうど産後の手伝いに来てくれていた私の母が、それを聞いて静かに口を開きました。

「お金を任せるというのは、隠すことじゃないでしょう。それは、この子と孫のために使うお金よ」

身内にまで正面から諭され、夫はぐうの音も出ずにうなだれました。

「本当に悪かった。もう二度としないから」

その声は、繰り返すほどに小さくなっていきます。私はもう、その謝罪を額面どおりには受け取りませんでした。

「これからは、一円残らず私が管理します。文句はある?」

そう言い切ると、夫は首を横に振るのが精一杯でした。通帳も印鑑もカードも、その日から私が預かります。夫に渡すのは、毎月きっちり決めた小遣いだけになりました。

あれほど「見るな」と通帳を握りしめていた人が、今は私が差し出す小遣い袋を、おとなしく受け取ります。子どもを抱えて右往左往していた私が、家のお金すべてを握っている。いつの間にか、立場はそっくり入れ替わっていました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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