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返品を断ると「名前覚えた」「本社に言う」キレて退店。翌日、上司「本社に電話が」終わったと思いきや

  • 2026.7.7

これは、家電量販店のサービスカウンターで働く知人の川上さん(仮名)から聞いた、クレーム対応にまつわるエピソードです。返品期限が過ぎた商品の返品を求める男性客に対応すると、本社連絡してやると怒鳴られてしまいました。そして翌日、本当に本社から連絡が来て……

いつも通りの返品対応

私は家電量販店のサービスカウンターで働いています。その日も修理受付や返品対応など、いつもと変わらない業務を行っていました。すると40代くらいの男性が商品を持って来店し「これ返品したい」と言ってきました。

レシートを確認すると、返品期限はすでに過ぎていたため、規定に沿って返品できないことをお伝えした瞬間、男性の表情が一変したのです。

男性客の捨て台詞

男性は「そんなの聞いてない」「そっちの都合だろ」と声を荒らげ始めました。私は繰り返し規定を説明しましたが、男性の怒りは収まる気配がありません。ついに「お前の名前覚えたからな! 本社に言ってやる!」と言い残して帰ってしまったのです。

男性を怒らせてしまったことが頭から離れないまま、待たせてしまったお客様へ順番にお詫びをしました。すると後ろで待っていた女性が「大変だったわねぇ」と私を気遣ってくれたのです。私はお礼を伝え、そのまま次のお客様の対応へ戻りました。

本社からの連絡

翌日のことです。私はいつも通り出勤し、開店準備や売り場の確認をしていました。すると上司から「川上さん、ちょっと来て」と声をかけられたのです。そして「昨日の件で本社に電話が入っていたよ」と告げられました。

その言葉を聞いた瞬間、前日の男性客の顔が頭に浮かびました。しかし上司の口から出た言葉は、予想していたものとはまったく違ったのです。

驚きの評価

本社に寄せられていたのは苦情ではなく、私の接客を評価する内容でした。電話をくれたのは、男性対応の際に後ろで待っていたあの女性だったのです。

理不尽なことを言われても感情的にならず、最後まで丁寧に対応していた姿を見て「こういう接客こそ本社に伝えるべきだと思った」と話していたそうです。

その後も、男性客からのクレーム連絡はありませんでした。上司も「言うだけ言って満足したのかもね」と苦笑い。私も男性客のことばかりが頭に残っていましたが、対応を見てくださっていたお客様もいたのです。あの日にいただいた言葉は、今でも接客を続ける励みになっています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。

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