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「そんな怪しい投資やめとけ」と妻の話を聞かない夫。だが、仕事から帰ってきた夫の一言に呆れたワケ

  • 2026.7.5

「怪しい」から一転

三つ年下の夫は、何を決めるにも義実家にお伺いを立てる人だった。夕飯のおかず一つでも、義母がどう言うかを気にする。結婚して数年、その癖は変わらなかった。

将来のために、私は積立投資を始めようと持ちかけた。少しずつでも老後の備えになると、資料まで用意して説明したのだ。

「そんな怪しい投資やめとけ」

夫はろくに話も聞かず、一言で切り捨てた。私は集めた資料を、黙ってしまうしかなかった。

ところが、それから一ヶ月も経たないうちに、夫の態度は百八十度変わった。仕事から帰るなり、妙に上機嫌で切り出したのだ。

「弟が始めたらしい」

「こんなに良いものはない、すぐ始めたほうがいいって」

あれだけ怪しいと言っていた投資を、義弟に教わって自分から口座まで作ってきたという。私の説明では動かず、弟の一言では即決する。その差に、思わず笑ってしまった。

「私が同じこと説明したときは、怪しいって言ってたよね」

そう返しても、夫は聞こえないふりをする。いつも誰かがやってから、後追いで飛び乗るのだ。

妻が突いた一言

問題はその後だった。夫は「毎月お金が必要だから、生命保険を解約しよう」と言い出した。毎月三万円の保険料を、まるごと投資に回すというのだ。

「それは困る。何かあったときの備えでしょう」

私が何度反対しても、夫は聞く耳を持たない。解約されるくらいならと、私は仕方なく夫の分の保険料も、自分で払い続けることにした。

数日後、夫が血相を変えて帰ってきた。

「俺の保険、解約したのか!?」

なんで急に、と聞き返すと、義母から「弟は保険料を払いながら投資をしている」と聞かされ、慌てて飛んで帰ってきたらしい。私は呆れながら、まっすぐ夫を見た。

「あなた、弟が始めた途端に『怪しい』が消えたよね」

夫は口ごもった。私はもう一歩踏み込んだ。

「自分で調べて、自分で決めたこと、一度でもある?」

夫は言い返せず、目を泳がせた。

反論しかけて口を開き、けれど言葉が出てこない。

背中は、いつもより小さく見えた。

「弟がどうとか、母さんがどうとか、その前にあなたはどうしたいの」

私が尋ねても、夫はうつむいたまま答えなかった。自分の頭で考えて選んだ答えを、この人は持っていなかったのだ。

「はっきりして、よかった」

私はそれだけ言って台所に戻った。あの日から夫は、何かを決める前に「これ、どう思う?」と、まず私に聞くようになった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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