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「一人でがんばってきたんですね」妻を亡くした男にSNSで優しく声をかけてきた女性。だが、女性の本性に思わず絶句

  • 2026.7.4

SNSで届いた毎日の優しい言葉

妻を早くに亡くし、休みの日は家で一人。

そんな私の投稿に、ある日コメントをくれた女性がいた。

「一人でがんばってきたんですね。えらいです」

やり取りは毎日続いた。

朝は「今日も無理しないで」、夜は「お疲れさま」。

会ったこともない相手なのに、気づけばメッセージの通知を心待ちにしていた。

「あなたと話していると、本当に安心するんです」

写真を求められても私は送らなかったし、相手も深追いはしてこない。

ただ言葉だけが、じわじわと距離を縮めてきた。

妻を見送ってから、誰かに「おかえり」と言われることもなくなっていた。画面の向こうの何気ない気づかいが、乾いた毎日にしみ込んでくる。

用心しなければ、と思う気持ちは、日に日に薄れていった。

一ヶ月ほど経った頃、話題が少しずつ変わり始めた。

「実は私、原油の取引で少しずつ資産を増やしてるんです」

画面には、増えていく数字のスクリーンショット。最初は「すごいね」と流していた。

「5万だけ」の裏にあった数字

数日後、彼女は身分証まで送ってきた。免許証の写真だ。

「怪しい者じゃないって、信じてほしくて」

そこまでするのか、と一瞬ほだされかけた。だが直後の一言で、私は我に返った。

「今なら特別な枠があるの。最低取引は159万なの」

「5万だけ立て替えて」

私はスマホを置き、少し考えてから短く返した。

「154万は誰が出すの?」

返事は妙に慌てていた。残りは自分が用意する、利益は山分け、悪いようにはしない。だが、言葉が重なるほど話の辻褄は合わなくなっていく。

そもそも、確実に儲かる投資などあるのだろうか。あるなら、なぜ会ったこともない私にわざわざ枠を回すのか。毎日の優しい言葉と、目の前に並んだ数字が、頭の中でどうしても噛み合わなかった。

「そんなに儲かる話を、なんで会ったこともない私に回すの?」

「利益が出たら、まず旅行に行きましょう」と話をそらそうとする彼女に、私はもう一度だけ静かに問い返した。

そう打つと、あれほど途切れなかった甘い言葉が、ぴたりと止まった。

数分後に来たのは「あなたのこと信じてたのに」という、たった一行だけ。

あれだけ毎日交わした温かい言葉は、もうどこにも見当たらなかった。

私は迷わず連絡先をブロックし、SNSのつながりも断った。

もしかしたら本当に善意なのかもしれない、だが、同じくらい悲しい気持ちもあった。

指先は少し震えていた。それでも、優しさの皮をかぶった数字に引きずり込まれる寸前で、踏みとどまれた。同じ手口の連絡は、きっと今も誰かのもとに届いている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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