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年代ごとにひも解く『トイ・ストーリー5』の“刺さるポイント”!シリーズ集大成の絆に「共感&泣きました…」

  • 2026.7.3

1995年に公開されて以来、30年経ったいまも世界的人気を誇る「トイ・ストーリー」シリーズ、その7年ぶりの新作となるアニメーション映画『トイ・ストーリー5』がいよいよ公開。想像力が豊かで内気なボニーの成長を見守ってきたカウガール人形のジェシー。ところが最先端タブレット、リリーパッドが家にやってきたのを機に、ボニーとおもちゃたちの関係が変わっていく。危機感を抱いたジェシーはウッディにSOSを出し、ウッディは再びボニーの部屋へ戻ってくる…。

【写真を見る】『トイ・ストーリー5』では、最新機能を備えたバズが大量発生…!?

すでにSNS上では、「ついにデジタルデバイスが登場するか…」「ウッディが戻ってくるのうれしい!」「映画館に行く前からエモくて泣きそう」といった好意的な反響が寄せられている本作を、ウッディ&バズと共に成長してきた20代から40代のMOVIE WALKER PRESS編集部員たちがひと足先に鑑賞。それぞれの時代ごとに描かれてきたシリーズの魅力を知るからこそ、最新作に込められたテーマやおもちゃたちの活躍に、「とにかく刺さる!」「笑って泣けて感動する」など、存分に堪能したようだ。そんな熱量たっぷりのコメントをピックアップしながら、『トイ・ストーリー5』の見どころを紹介していきたい。

愛され続けて30年以上!これまでの「トイ・ストーリー」シリーズを振り返ろう

ピクサー初の長編アニメーション作品『トイ・ストーリー』 『トイ・ストーリー』ディズニープラスにて見放題独占配信中[C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ピクサー初の長編アニメーション作品『トイ・ストーリー』 『トイ・ストーリー』ディズニープラスにて見放題独占配信中[C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

まずは、シリーズを簡単におさらい。「トイ・ストーリー」は、人間が見てないところで繰り広げられるおもちゃたちの絆や友情を、冒険やユーモア、感動を交えて描く大ヒットシリーズ。第1作目『トイ・ストーリー』(95)はピクサー作品の記念すべき初長編であり、劇場用長編映画としては世界初のフルCGアニメーション作品。カウボーイ人形のウッディと、最新おもちゃバズ・ライトイヤーが、持ち主の少年・アンディの元に帰るため、反発しあいながらもピンチを切り抜ける冒険物語に、世界中が魅了された。

ジェシーが初登場した『トイ・ストーリー2』 『トイ・ストーリー2』ディズニープラスにて見放題独占配信中[C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ジェシーが初登場した『トイ・ストーリー2』 『トイ・ストーリー2』ディズニープラスにて見放題独占配信中[C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

続く1999年に全米公開された『トイ・ストーリー2』では、最新作でも大活躍のカウガール人形・ジェシーが初登場。おもちゃコレクターに誘拐されてしまったウッディを救うべく、バズたちが奔走する物語が描かれた。本作の物語の鍵を握るジェシーの過去が描かれた重要作でもある。

アンディからボニーにおもちゃが譲り渡される(『トイ・ストーリー3』) 『トイ・ストーリー3』ディズニープラスにて見放題独占配信中[C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
アンディからボニーにおもちゃが譲り渡される(『トイ・ストーリー3』) 『トイ・ストーリー3』ディズニープラスにて見放題独占配信中[C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

『トイ・ストーリー3』(10)では、子どもから大人へと成長したアンディとの別れが描かれ、時の流れと共に変化する子どもとおもちゃの関係を見つめた感動作として、ファンの間で語り継がれている。

持ち主の元を離れる決意をしたウッディ( 『トイ・ストーリー4』) 『トイ・ストーリー4』ディズニープラスにて見放題独占配信中[C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
持ち主の元を離れる決意をしたウッディ( 『トイ・ストーリー4』) 『トイ・ストーリー4』ディズニープラスにて見放題独占配信中[C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

アンディから新たな持ち主・ボニーに受け継がれたおもちゃたちの大騒動を描いた『トイ・ストーリー4』(19)では、先割れスプーンで作ったおもちゃ“フォーキー”がキーパーソンに。ボニーの元から逃げ出した彼を探す途中、自由な生き方があると知ったウッディは、持ち主のない人生を選択する。役割を終えたおもちゃの自立を描いた区切りとなる物語となった。そして待望の最新作では、ウッディに代わって保安官となったジェシーが、ボニーのもとにやってきた最先端タブレット・リリーパッドと対峙することに!周囲の子どもに合わせタブレットに夢中になり、おもちゃ遊びのなかで輝いていた笑顔を見せなくなったボニー。彼女の笑顔を取り戻すため、バズはもちろんウッディも駆けつけ大奮闘する。果たして、おもちゃたちが子どもにできる本当の役割とは?

「いま作られることに意義のある作品」…「トイ・ストーリー」と共に育ってきた30代はどう観た?

第1作から今年で31年。30代は、「トイ・ストーリー」シリーズと同世代になると言えるだろう。「シリーズと共に成長してきました。小さいころは本当におもちゃが生きていると信じていて、引越しの時には切ない気持ちになりながら寄付に出したのを覚えています」というように、まさにアンディのような経験を積んできた編集部もいるようだ。

さらに、最新作におけるボニーと同じように「アナログなおもちゃにデジタル系が混ざり合っていく子ども時代を過ごしました」とのことで、デジタルによるおもちゃの変化を肌で感じてきた世代でもあるだろう。デジタルとアナログが対立する展開に「ユーモアや冒険ストーリーはそのまま、現代版にアップデートしていておもしろかった」「いま作られることにとても意義のある作品だと思いました」と時代性に合わせた進化を楽しんだようだ。

 なかなか友達を作ることができないボニーに、共感する人も多いはず(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
なかなか友達を作ることができないボニーに、共感する人も多いはず(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

最も共感したキャラクターにボニーをあげた編集部からは、「幼少期に『みんなが持っているから、私もおもちゃが欲しい』と両親に訴えたのを思い出しました」。ほかにも「友達と自分が違うと感じた時の不安や疎外感が蘇ってつらくなった」と自身を重ねたコメントも。

そして、本作でウッディの後任を務めるジェシーは、友達の輪に入れないボニーのために立ち上がるが、「アンディ×ウッディの物語から、ボニー×ジェシーの物語への世代交代を感じました」というコメントの通り、ジェシーとボニーにフォーカスした本作。ところがボニー本人は、ある理由からおもちゃから距離を置こうとしてしまう。彼女の報われない姿には、「ジェシーが保安官としていままで以上に使命感を持って行動していることもあり、頑張りすぎる彼女を抱きしめてあげたくなる瞬間がたくさんありました」と、感情移入してしまうこと請け合いだ。

40代は“親としての子どもとの向き合い方”を考えるきっかけに…「共感し涙しました」

「デバイスへの子どもの向き合い方、親としての向き合い方をとても素敵にまとめている作品でした!」という、ボニーの親世代にあたるであろう40代にとって、一日中タブレットを手放さないボニーの姿はリアルな日常とリンクする。「成長するにつれ“観るだけ”の受動的な付き合い方から“コミュニケーションツール”へ、デバイスとの距離感が難しくなっていく。“好きなことを見つけるツール”として、誰かとコミュニケーションを取るような使い方をしてほしいなと親としての理想論を思いました」。

そんな世代がもっとも共感したのはボニーを見守るジェシーだった。「ジェシーがボニーの母親のように見えてきて、子どもがいる自分と重なりました。私は今回の作品を『子離れ』のお話だと感じました。ボニーは自分できちんと歩んでいける。親は助けが必要な時にそばにいればいいということなのかな、と共感し涙しました」。

一方で、バズの大活躍やウッディとのコンビ復活はファンにとって胸躍るシチュエーションだった様子。「みんなで窮地を乗り切るシーンも感動しました!」「やっぱりウッディとバズが一緒にいると心が弾みました!」。そんな見どころの多い本作だが、なによりこの世代が心動かされたのは、おもちゃと子どもが共に成長していく物語性のようだ。「このシリーズは人間社会と同じで“ジェラシー”が肝だと思いますが、人間も年齢によって友達や人間関係が変わっていくし、それは悪いことではないのだと。アンディからボニーへ、ウッディからバズ、ジェシーへと受け継がれているように、子どもが大人になるために大切なことが詰まっているなと思います」。

アンディとの別れが描かれた『トイ・ストーリー3』 『トイ・ストーリー3』ディズニープラスにて見放題独占配信中[C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
アンディとの別れが描かれた『トイ・ストーリー3』 『トイ・ストーリー3』ディズニープラスにて見放題独占配信中[C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

「親と一緒に」から「子どもを連れて」へ、「トイ・ストーリー」はすっかり世代を超えて受け継がれるシリーズとして定着したことがわかるコメントも。「1&2は両親と観にいき、3&4は友達と鑑賞し、そして昨年、息子と一緒に1の再上映を見て、息子も『トイ・ストーリー』が大好きになりました。彼もいつか友達が出来て自分の世界を作って、親がいなくても新たな『トイ・ストーリー』の作品を映画館で観る日が来るのかもしれません。時間や世代を超えて何度でも楽しめる唯一無二のシリーズだなと思います」。30年以上にわたって愛される本シリーズの魅力が伝わってくるはずだ。

「自分にも当てはまっていた時期が…」デジタルネイティブの20代はボニーに深く共感!

ウッディ&バズの名コンビが最大のライバル・タブレットに立ち向かう(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ウッディ&バズの名コンビが最大のライバル・タブレットに立ち向かう(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

さて、「トイ・ストーリー」シリーズが定着しているなかで育った20代は、本作をどう観たのだろう?「タブレットがないと仲間に入れない、というのが自分にも当てはまっていた時期があったなと思い出されました」とボニーに自分を重ねたという声が。

本作ではおもちゃの遊び方にもスポットを当てている。「タブレットに夢中になる気持ちもよくわかる一方で、お絵描きをしたりおもちゃを使って自分だけの物語を作ったり。そうした遊びのなかで育まれる創造力や発想力は、とても大切なものだと思います」「様々な遊びとバランスよく付き合っていくことが大事なのだと改めて感じました。単なる“デジタル vs おもちゃ”ではなく、子どもたちの想像力をどう育んでいくかという、現代ならではのテーマを描いていたように思います」。

ウッディ&バズの名コンビが最大のライバル・タブレットに立ち向かう(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ウッディ&バズの名コンビが最大のライバル・タブレットに立ち向かう(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ジェシーは、デジタルおもちゃのスマーティ・パンツと出会う(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ジェシーは、デジタルおもちゃのスマーティ・パンツと出会う(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

周囲を気にして本心を隠してしまうボニーの姿は、様々なコミュニティの中で生きる社会人の共感も呼ぶ。「大人になってからも周りに合わせなければという空気を感じることがあります。ボニーが一歩踏み出そうとする姿に胸を打たれました」。そんな彼女を気遣う母親を推す声も。「お母さんが『ママはボニーの味方よ』と言うところで親の愛を感じ泣きました」。

ノスタルジックな楽曲も本シリーズの大きな魅力。エモポイントに音楽を挙げる人も多いだろう。シリーズと共に育ってきた生粋の「トイ・ストーリー」ファンの編集部は、「ランディ・ニューマンの音楽が流れるだけで、これまでのシリーズの記憶が一気によみがえり、そのたびに涙がこみ上げてきました」と絶賛。本作のエンドソングは、テイラー・スウィフトがジェシーをモチーフ書いた「I Knew It, I Knew You」。この楽曲についても、「カントリー調のサウンドがジェシーらしくてとても素敵でした」というコメントが寄せられている。

「思い出すだけで目頭が熱くなります」温かなクライマックスは感涙必至…!

これまで年代ごとの熱いコメントをお届けしてきたが、世代を問わずに本作が投げかける共感ポイントを見ていこう。ジェシーが活躍する本作では、彼女とボニーだけでなく『トイ・ストーリー2』に登場した、かつての持ち主であるエミリーとの関係にも重点を置いている。エミリーに捨てられた負の記憶を抱えたジェシーがボニーに尽くす姿には、どの世代からも共感の声が多かった。

最新作では、ジェシーたちと共にハイテクおもちゃたちが大活躍(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
最新作では、ジェシーたちと共にハイテクおもちゃたちが大活躍(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

「自分が捨てられたとしても、ボニーに新しい人間の友達を作ろうとするところに涙腺崩壊しました」(40代)

「彼女のひたむきさと、報われなかった時の寂しさ、自分の価値に疑問を持ってしまう孤独感などにめちゃくちゃ感情移入しました」(30代)

ジェシーの気持ちで観られたというコメントも。

「今作も気づけばジェシーの目線で鑑賞していました。だからこそ、ジェシーの感情の動きや葛藤、喜びに強く共感しながら物語を追うことができたように思います」(20代)

かつての持ち主・エミリーと過ごした思い出の丘に向かうジェシー(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
かつての持ち主・エミリーと過ごした思い出の丘に向かうジェシー(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

エミリーに続き、いつか成長して大人になっていくボニーにも見捨てられるのではと自信をなくしてしまうジェシー。だが、エミリーとの思い出の丘で“ある真実”に行き当たる。

「クライマックスを思い出すだけで目頭が熱くなります!」(30代)

「子どものころ、おもちゃを捨てられた時は悲しかったけど、おもちゃと子どもの友情は永遠で、大人になってもおもちゃで培った優しさやコミュニケーションは消えないのだと思いました!」(40代)

ウッディをはじめ、おなじみのおもちゃたちも再登場!(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ウッディをはじめ、おなじみのおもちゃたちも再登場!(『トイ・ストーリー5』) [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

そして、新旧おもちゃが対立する物語も最後は「トイ・ストーリー」らしい温かな結末へと向かっていく。

「おもちゃと子供たちの話に1つの答えが出たような感じがしました。成長して捨てられても思い出は残っている、別の子供へと繋がっていく素晴らしさを語っていると思います」(20代)

「『ずっと一緒』という言葉が印象的でした。子どもたちとおもちゃの関係は『ずっと』は続かない切なさと、おもちゃたちが世代を超えて受け継がれていくことで『一緒』にいられたり、いろんな意味が込められていて胸が熱くなりました」(30代)

本シリーズが長きにわたって愛される所以は、観るたびに新たな発見があることだろう。

「子どものころはおもちゃたちの冒険にワクワクしながら観ていましたが、大人になったいまは、持ち主との絆や別れ、自分らしくいることの大切さなど、当時は気付かなかったテーマにも深く共感しました」(20代)

「ジェシーが言っていた『大事なのは、必要なときにそばにいること』というセリフがいまでも頭から離れず、これからも忘れずにいたいなと思ったセリフでした。子供が思春期になったときもそのことを忘れずに接していたいなと思いました」(40代)

感動&涙腺崩壊の声が寄せられた本作の結末、そして2026年に描かれる「トイ・ストーリー」だからこその魅力を、スクリーンで確かめてはいかがだろう。

『トイ・ストーリー5』は公開中 [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
『トイ・ストーリー5』は公開中 [C]2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

文/神武団四郎

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