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「証拠なんてないだろ」浮気を問い詰めても逃げる夫。だが、証拠を義両親の前で見せた結果

  • 2026.7.3

決して認めない夫

営業職の夫は、とにかく口が達者だった。

どんなに不利な話でも、するすると言い逃れてしまう。

スマホに届いた、女性とのやり取り。親密すぎるメッセージを見つけて、私は震える手で問い詰めた。

「これ、誰なの。どういう関係?」

「ただの同僚だよ。仕事の連絡」

夫は表情ひとつ変えなかった。深夜の「会いたい」も、ハートの絵文字も、全部「営業のノリ」で押し通そうとする。

「こんな連絡、仕事でする?」

「証拠なんてないだろ」

その一言で、私は言葉を失った。決定的な証拠。たしかに、私の手元にあるのはメッセージの画面だけだ。

悔しくて、探偵まで雇った。

それでも現場の写真は撮れず、費用だけが消えていった。夫は私の追及を、のらりくらりとかわし続けた。

A4の束

このままでは、なかったことにされる。

私はやり取りのスクリーンショットを、一枚残らず印刷した。日付順に並べた紙は束になった

向かった先は、義実家だった。

夫が一番、頭の上がらない場所。義両親の前なら、彼も逃げられない。

はじめ、義両親は息子をかばった。

「うちの子に限って」「何かの誤解よ」と。

私は黙って、紙の束をテーブルに置いた。

「証拠なんてないだろ」

居間に呼ばれた夫は、いつもの調子でそう言った。

私は紙を指さして、静かに返した。

「この紙、義両親にも見せたけど?」

夫の顔から、すっと血の気が引いた。口を開きかけて、言葉が出てこない。義母が紙をのぞき込み、表情をこわばらせる。義父は無言で、息子をにらんだ。

「お前……これ、どういうことだ」

「いや、これは、その……」

あれだけ饒舌だった夫が、はじめて言い淀んだ。視線が宙をさまよい、額に汗がにじむ。逃げ場は、もうどこにもなかった。

変わった態度

最後まで、夫は口では認めなかった。けれど、その日を境に態度ははっきりと変わった。

あの探偵の費用は、見かねた義両親が肩代わりすると言ってくれた。

「うちの子が、本当にすまなかった」と、義父は深く頭を下げた。

夫は私と目を合わせられなくなった。帰りが遅くなれば、聞いてもいないのに行き先を報告してくる。

スマホも、テーブルの上に置きっぱなしにするようになった。

「やましいことがないなら、堂々としてれば?」

そう言うと、夫はばつが悪そうに目を伏せた。あれだけ「証拠なんてないだろ」と胸を張っていた人が、今は私の顔色ばかりうかがっている。問い詰める側と、ごまかす側。立場は、すっかり入れ替わっていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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