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【短期連載】プロ野球選手のこだわりアイテム教えます/秋山俊(埼玉西武ライオンズ):思い出のプレゼント編

  • 2026.7.1

埼玉西武ライオンズ所属の選手に、こだわりアイテムを聞く短期連載。選手たちがこれまでにもらったアイテムから、思い入れの強いものを紹介していく思い出のプレゼント編の2回目には、昨年のドラフト3位で、一軍定着を目指し奮闘中の秋山俊が登場。元プロ野球選手で、現在は秋山の母校である中京大でコーチを務める英智氏からプレゼントされたグローブを紹介してくれた。

大学3年時の努力が実を結ぶ

昨年のドラフト会議で、走攻守三拍子揃った即戦力外野手として注目を集めた秋山。中京大在籍時は1年春からレギュラーに君臨し、4年間でベストナイン3度(三塁手で1回、外野手で1回)受賞し、本塁打王、打点王にそれぞれ2度か輝くなど活躍を見せた。また4年時には日米大学野球選手権に日本代表として5戦中4試合出場し打率.429をマークして首位打者にも輝いた。

飛躍を遂げた大学時代を振り返ってもらうと、3年のときの全日本大学野球選手権での青山学院大戦が印象に残っているという。「当時、青山学院大の4年生には、今マリーンズでプレーしている西川史礁選手、カープに所属している佐々木泰選手がいました。どちらもその年のドラフトで1位指名を受けてプロ入りしましたが、外野からバッティングを見ていても、スイングの力強さが明らかに違っていました。そこで、自分がプロに行くためには、もっと強いスイングを身に着けなければいけないと感じたので、そこから体づくりを一から見直すことにしたんです」

その結果が大学4年時の活躍につながったことは言うまでもない。そして、自身もライバル校の先輩2人と同じプロの世界へと足を踏み入れた。開幕一軍こそ逃したが、ファームで結果を出して、4月5日に一軍昇格。即日の試合(イーグルス戦)で6番・センターでスタメン出場を果たした。しかし、そのデビュー戦で手痛いミスをしてしまう。そこから調子が上がらず、4月20日は再びファームでの調整を余儀なくされた。

「デビュー戦でのエラーも含めて、一軍の試合ではどこかチグハグした感じが強かったです。バッティングも自分のスイングができず、全てにおいてかみ合っていなかった。そこから、再び一軍を目指して今努力を続けていますが、徐々に状態は上がっているので、次のチャンスは絶対に物にしたいです」

ライオンズの秋山といえば、80年代から90年代初期の黄金期を支えた秋山幸二、NPB最多の216安打を記録した秋山翔吾という偉大な先輩がいる。しかも、2人とも走攻守三拍子揃った選手としてチームをけん引してきた。往年のライオンズファンの中には、秋山俊にも先輩2人と同じような活躍する人も多いはずだ。その事を本人に聞いてみると、次のような答えが返ってきた。

「自分としては全く気にすることはありませんでした。でも取材などでそういう話をされることもあるので、そういう視点もあるんだなという感じです。なので、僕としてはしっかりとアピールして結果を残して周囲の期待に応えるということが一番なのかなと思っています」

画像: 大学3年時の努力が実を結ぶ

元プロ野球選手の恩師からの大切なエール

一軍定着へ努力を続ける秋山の思い出のプレゼントはグローブ。中京大在籍時に、英智コーチからもらったものだという。

「大学4年の秋季リーグは始まる前の頃、自主練をしていたときに、『これあげるよ』と言われていただきました。英智コーチが現役時代に使っていたもので、数回練習で使ったことはあるのですが、今は部屋に飾って大切にしています」

プロ入りが決まった直後、英智コーチからは「慣れないことも多いだろうけど、ここからが勝負だから」とエールをもらったという秋山。「最初の試合でエラーをしてしまったことで、申し訳ない気持ちも強い。だから、守備でもっと成長する姿を見せたいです」と意気込みを語る。

画像: 恩師からプレゼントされたグローブがこちら。
恩師からプレゼントされたグローブがこちら。

外野手の激しいポジション争いが繰り広げられている、現在のライオンズ。チームも7年ぶりの優勝へ向けて首位争いをしているだけに、一軍の戦力として活躍するためには、さらなる努力が必要になる。

「今はしっかりと守れる選手ということをアピールしていきたい。その土台を固める中で、バッティングでもしっかりと打率を残せるようにファームで結果を出したいです。とにかく一軍で必要とされる選手になることが、直近の目標です」

持ちたる才能は誰もが認めるところ。後は結果を残して信頼を勝ち得ることができれば、次世代の主軸としての期待もさらに高まるはずだ。

取材・構成:松野友克(Baseball Times編集部)
画像:株式会社西武ライオンズ、共同通信社

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