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「それ新作?でも少し古い型よね」と嫌味をぶつけるママ友。だが、私の考えを明かすと、態度が一変

  • 2026.7.1

園庭で響いたマウント

保育園の送り時間は、いつもそのママを中心に回っていた。誰の服がどこのブランドか、靴は今季の新作か。彼女の視線はいつも他人の持ち物を値踏みしていた。

その朝、私は娘に有名ブランドの子供服を着せていた。フリマアプリで見つけた、ほとんど着用感のないお下がりだ。

状態がよくて、値段は驚くほど安かった。

娘の服に気づいた彼女が、にこやかに近づいてきた。そして周りのママたちにも聞こえる大きな声で言い放った。

「それ新作?でも少し古い型よね」

言葉に詰まった私を見て、彼女はさらに胸を張った。

「ボス」と陰で呼ばれる彼女の、いつものマウントだった。

たった一言で逆転

「うちは新作しか買わないからさ」

周囲のママたちが気まずそうに目を伏せる。

誰も逆らえない空気がそこにあった。けれどその朝の私は、なぜか落ち着いていた。

私はにっこり笑って、娘の服の襟を軽くつまんで見せた。

「これ定価の1割で買えたんです」

一瞬、その場が静まり返った。彼女の笑みが固まり、目が泳ぐ。

「賢いでしょう。状態もきれいだし、子供なんてすぐ大きくなりますから」

私が続けると、近くにいた若いママが小さく声を上げた。

「えっ、どこのアプリですか?私も知りたいです」

別のママも身を乗り出してきた。「うちも教えてほしい」「賢い買い方ですね」と、関心は一気に私の方へ向いた。

その輪の真ん中で、彼女だけが取り残されていた。言いかけた言葉を飲み込み、口を開いては閉じ、最後はぎこちなく笑うしかなかった。

「……まあ、考え方は人それぞれよね」

そう絞り出すと、彼女はそそくさと園舎の方へ歩いていった。

価値は値段じゃない

あれだけ大声でマウントしていた人が、定価の1割という現実の前ではこんなにも小さく見える。新作かどうかより、賢く選べることの方がよほど誇らしい。

翌朝から、彼女は私と目を合わせなくなった。すれ違っても、聞こえるか聞こえないかの声で挨拶するだけ。

代わりに、あの日関心を寄せてくれたママたちとは、フリマアプリの話で盛り上がるようになった。見栄を張らない会話は、ずっと心地よかった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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