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「そっくりさんだよ」女と娘を連れて歩く彼の姿。だが、彼を問い詰めた時の信じられない言い訳

  • 2026.7.1
「そっくりさんだよ」女と娘を連れて歩く彼の姿。だが、彼を問い詰めた時の信じられない言い訳

休日のモールで見た光景

20歳の頃、4つ上の彼と付き合っていた。

仕事が忙しい人で、出張も多く、何日も連絡が取れないことが当たり前だった。

寂しさは飲み込んで、会える日だけを楽しみに待っていた。

その日も一人で買い物に来ていた、休日のショッピングモールだった。エスカレーターを降りた先で、見覚えのある後ろ姿が目に入った。

彼が、女性と、2歳くらいの女の子と、三人で手を繋いで歩いていた。

頭が真っ白になって、人混みに紛れてその場を離れた。

動悸が止まらないまま、その日は逃げるように帰った。女の子は彼を見上げて笑っていて、彼もその子に何かを話しかけていた。

通りすがりの他人があんなふうに笑い合うわけがない。

その夜は一睡もできなかった。

何度メッセージを送っても既読はつかず、電話も繋がらなかった。数日後、ようやく連絡が取れた彼に、震える指で思いきって聞いた。

「この前、モールにいたよね。女の人と子どもと一緒にいたよね」

彼は一瞬黙ったあと、軽く笑ってこう言った。

「そっくりさんだよ」

SNSに残っていた証拠

言い切られると、こちらが間違っていたような気にさせられた。連絡が取れない理由も、忙しいからだと信じ込もうとした。

けれど、どうしても引っかかった。私はその週末、SNSで彼の名前を検索してみた。

出てきたのは、見覚えのある女性のアカウントだった。

家族で水族館に行った投稿、誕生日ケーキを囲む写真、そこに写っているのは間違いなくあの日の彼だった。

投稿の文章には「パパ」とあった。

胸の奥が冷えていくのを感じながら、私はその画面を保存した。次に会ったとき、何も言わずにスマホを彼の前に置いた。

「この家族の投稿、あなたですよね」

彼の顔から、すっと表情が消えた。それでも口だけは動いた。

「いや……それも、そっくりさんじゃないかな」

「奥さんと、娘さんの誕生日まで写ってますけど」

彼は言葉に詰まり、視線を泳がせ、最後はうつむいて黙り込んだ。隣の席にいた店員が、こちらをちらりと見て気まずそうに目を逸らした。

もう、言い逃れる言葉は出てこなかった。

私は保存した画面を見せたまま、静かに席を立った。

「これで、はっきりしました。さようなら」

追ってくる足音はなかった。振り返ると、彼は人混みの中で小さくなって、私を避けるように顔を背けていた。

だまされていた悔しさより、見抜けてよかったという気持ちのほうが大きかった。あれから、年上の人と付き合うときは少しだけ慎重になった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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