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【第67話】NHK朝ドラ『風、薫る』ヒデ(池田朱那)退学の責任を負い降格したりん(見上愛)と、すれ違う直美(上坂樹里)との関係

  • 2026.6.30
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女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(20)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~土曜午前8時)の第67話が30日放送され、りんが、成績優秀な見習生の土居ヒデ(池田朱那さん)を辞めさせた責任で、看護婦取締から外され、「一看護婦」へ降格される処分が下され、当面は直美が外科の看護婦取締も兼任することになり、2人の関係にヒビが入る展開に多くの視聴者がハラハラしました。

退学を決意するヒデ

看病婦だった三浦ツヤ(東野絢香さん)の解雇から2カ月が経つ中、りんの下で実習していたヒデが帝都医大病院看護科の退学を決意しました。ヒデは「一ノ瀬先生がいい看護婦なら、私は看護婦にはなれないし、なりたくありません」と述べ、「看護って何ですか?」と質問。目の前にいる人を救うことだと思うと答えたりんに、「その目の前に、ツヤさん、いましたよね?」と責めました。

直美は自分たちも指導は初めてで、看護婦はまだ形も定まっていないから一緒に作っていこうと持ちかけますが、ヒデは、女性が働ける時間は限られていて未来の見えないものに時間は使えないと言い残して辞めていきました。

「直美さんのおにぎり、大きくない?」

翌朝、りんは明るく振る舞い、直美と台所で昼食を作りました。直美はおにぎりを担当。時間がないため「もうみんな塩むすびでいいよね?」と言いながら、おにぎりを作り続けましたが、不器用な直美が握るおにぎりはどんどん大きくなり、ついには両手から少しあふれるぐらいのサイズに。その日の昼食、りんは「いただきます」と言って直美が握ったおにぎりを口にし「ずっと言おうと思ってたんだけど…直美さんのおにぎり、大きくない?」と直言。直美はまったく意に介しておらず「フフ…」と笑い「小さいよりはいいでしょ?」と一刀両断、りんは食べづらそうに「大きくも小さくもないのがいいの」と言い張りました。

りんは「でも直美さんに…」と言いかけ、直美は「できるわけがない」と納得。2人で大きなおにぎりを頬張り続けました。りんは明るく振る舞いますが、直美は無理をしていることを見抜いていました。

虎太郎に悩みを打ち明けるりん

そんな中、病院でりんは、製薬会社に勤める竹内虎太郎(小林虎之介さん)に悩みを打ち明けました。虎太郎は、成果が上がらないのはその人に力がないからで、努力した分だけ上にあがれる自由な世の中なのだから辞める奴は仕方ないなどと語り、りんを慰めました。

その後、りんは院長の多田重太郎(筒井道隆さん)から呼び出しを受けました。多田は、成績優秀なヒデを辞めさせた責任で、りんを看護婦取締から外し、「一看護婦」へ降格させる処分を下しました。当面は直美に外科の看護婦取締も兼任させるということでした。反論しようとする直美を制し、りんは納得したうえで静かに処分を受け入れました。

新患・山本に優しい言葉をかけられるりん

病室でりんは、ヒデが担当していた、慢性胃腸炎でがんの疑いがある新患・山本辰治(本田大輔さん)に自分が担当になったことを伝えます。ヒデが辞めたと聞いた山本は、自分が努力するより下の者を育てる方がよっぽど難しく答えが出るのはずっと先だと優しく語り、りんはその言葉に感じ入ります。

山本はりんが取締でなくなったことを知り、これで少しは楽になるとりんの身を案じるあたたかい言葉をかけました。

一ノ瀬家に帰らずトヨを見舞う直美

その夜、直美は一ノ瀬家にそのまま帰らず、長屋に住む大家トヨ(松金よね子さん)を見舞いました。

トヨは直美に感謝します。家主の大家嘉平(春海四方さん)も直美を心配し、住まいについての相談に乗ると優しく寄り添いました。

SNS「りんとの間で思い描く原点が違っていたのでは」

『風、薫る』の第67話の放送に対し、視聴者から多くの反響が寄せられています。

不器用すぎる!裏目に出た虎太郎の励ましにツッコミ殺到

東京で再会したりんを励まそうとした虎太郎でしたが、その言葉選びが完全に裏目になった展開に「彼女が求めている励まし方じゃなかった」「その言い方ではダメ」と、その不器用さやタイミングの悪さを指摘する声が殺到しました。「表情の変化に気づけたところまでは良かった」とフォローする意見がある一方で、すれ違う2人の距離感にヤキモキする視聴者が多かったようです。

「早すぎる退場…」ヒデの決断に広がる落胆と悲しみ

見習いのヒデが退職を決意した展開には「試練を乗り越えて頑張ると思っていたのに…」「どうか踏みとどまってほしかった」と、あまりにも早い退場を惜しむ声が多数寄せられました。「行き場のない怒りや悲しみがひしひしと伝わってきた」と、傷ついた彼女の心情に深く寄り添うコメントも目立ちました。

現代の若者の象徴?「理想の看護婦像」への葛藤に共感の声

ヒデの「りん先生がいい看護婦なら私はなれない」という言葉に対しては、「理想の看護婦像にモヤモヤした結果の決断」「りんとの間で思い描く原点が違っていたのでは」と推察する意見が集まりました。また、ツヤの件はきっかけにすぎず、自分の中の問題だと捉える声や、「彼女の姿は現代の若者を象徴しているのかもしれない」と、ヒデの抱えた葛藤を冷静に分析する声も見受けられました。

ライターコメント

ヒデの真っ直ぐで痛烈な問いかけと退学、そしてりんの降格処分…。第67話は怒涛の展開で、見ているこちらも胸が締め付けられました。そんな緊迫した空気の中で、直美が作る「巨大塩むすび」のシーンのやり取りには少しホッとさせられましたね。しかし、最後に直美が一ノ瀬家に帰らなかったことで、2人の間に生まれつつある決定的な溝を感じてハラハラが止まりません。空回りしてしまった虎太郎の不器用さも相まって、りんの孤立感が浮き彫りになる中、新患・山本さんの温かい言葉だけが唯一の救いでした。どん底に突き落とされたりんが、ここからどう「一看護婦」として前を向くのか。そして直美との絆は修復できるのか、今後の展開から目が離せません。

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