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夫「同僚と行っただけ」→「この人も同僚?」証拠を突きつけた妻。だが、浮気相手の正体に言葉を失った

  • 2026.6.30

ポケットの中のレシート

結婚して五年。夫の帰りが遅い日が増えていた。理由を聞くと、決まって同じ答えが返ってくる。

「仕事が長引いただけだよ」

その夜も日付が変わってからの帰宅だった。翌朝、洗濯機に放り込まれたワイシャツのポケットから、小さく折れた紙が出てきた。仕事とは縁のなさそうな、駅前の高級レストランのレシートだった。

日付を見て、息が止まる。先週、夫が「仕事で遅くなる」と言っていた、まさにその日だった。テーブルの上に置きっぱなしのスマホが、ちょうど光って通知を映す。

「また会いたいな」

女性の名前で、そう届いていた。画面はロックされていて、それ以上は読めない。けれど、もう十分だった。

見せた一枚の画面

感情のままに問い詰めても、はぐらかされて終わる。そう思った私は、その日一日かけて気持ちを整えた。夜、帰宅した夫の前に、レシートを静かに置く。

「このレシート、仕事って言ってた日だけど。どういうこと?」

夫は一瞬だけ目を泳がせ、すぐに笑ってみせた。

「同僚と行っただけ」

私は黙って、保存しておいた通知の画面を夫の目の前に向けた。「また会いたいな」の一文を、指でなぞる。

「この人も同僚?」

夫の顔から、すっと笑みが消えた。口を開きかけて、言葉を飲み込む。視線が私からレシートへ、画面へと落ち着きなく動いた。

「……ちがう」

絞り出すような声だった。長い沈黙のあと、夫はようやく「付き合っている人がいる」と認めた。相手の名前を聞いて、今度は私が言葉を失った。何度か顔を合わせたことのある、子どもを通じてのママ友だったのだ。

並べた事実の前で

取り乱しそうになる自分を抑え、私はレシートも、撮っておいた通知も、遅い帰宅が続いた日付も、すべて時系列で紙に書き出した。

感情をぶつければ、また言い逃れの口実を与えるだけだ。だから、ただの事実だけを淡々と並べていく。

後日、相手の女性も交えて話す場を持った。

私が整えた記録を前に、二人とも目を伏せ、ぼそぼそと事実を認めるしかなかった。

「全部、本当のことです。すみませんでした」

頭を下げる二人を、私は静かに見ていた。すがるように何か言いかけた夫に、一言だけ返す。

「はっきりして、よかった」

離婚の話は、こちらが用意した条件で淡々と進んだ。あれだけ余裕の笑みで「同僚と行っただけ」と言い切っていた人が、最後は私の顔色をうかがってばかりだった。嘘で取り繕おうとした側と、事実だけを並べた側。立場は、もう入れ替わっていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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