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義母「親戚の手前、恥ずかしくない恰好をしてね」と言われ新調した服。だが、私の服を見て義姉が放った一言に絶句

  • 2026.6.28

新調したスーツで

義父の一周忌の法事に出かける朝のことです。

前の週から、義母に何度も念を押されていました。

「親戚の手前、恥ずかしくない恰好をしてね」

そう言われた私は、この日のために黒の服を新調しました。義父はおだやかな人で、私のことも実の娘のようにかわいがってくれた人です。きちんとした姿で送りたいと、心からそう思っていました。

会場に着き、受付に立ったときでした。隣に並んだ義姉が、私の服を上から下までじろじろ見ます。そして、人がいるのもおかまいなしの大声で言い放ったのです。

「もしお金あるなら治療費の未払い全部そっちで払ってよね」

一瞬、何を言われたのか理解できませんでした。耳を疑う私に、義姉は当然とばかりに続けます。

「うちは余裕ないから」

見舞いに来なかった人

背筋が冷たくなりました。

義父が長く入院していた間、この義姉は一度も病院に顔を出さなかった人です。付き添いも、支払いの相談も、すべて私と夫でやってきました。それを知らないはずがありません。

受付に並んでいた親戚が、ざわりと顔を見合わせます。けれど義姉は、勝ち誇ったように口の端を上げていました。

私が言葉を探していると、横から夫が前に出ました。声は低く、けれど受付まで通る声でした。

「見舞いに来なかったお前が言うな」

義姉の表情が、すっと固まりました。

「親父が入院してた一年、お前は何回顔を見せた。一回でも来たか」

夫が一歩詰め寄ると、義姉は「それは……」と言いかけて、口ごもります。さっきまでの大声はどこにもありません。

退いていった背中

「金の話をしたいなら、親父の前でしろよ。お前が来なかった病室で」

夫がそう言い切った瞬間、受付の空気が変わりました。並んでいた親戚の一人が「そうよ、あなた一度も来なかったじゃない」と小さく漏らし、別の親戚もうなずいています。

義姉は顔を赤くしたまま、何か言い返そうと口を開きかけ、結局そのまま黙りました。

そして、私と目を合わせないように顔をそむけると、逃げるように人の輪の奥へ退いていったのです。

「ごめんな。嫌な思いさせた」

夫が小声で謝ってくれました。私は首を横に振って、新調したスーツの裾をそっと整えました。義父にきちんと向き合いたい、その気持ちだけは誰にも汚させたくなかったのです。

その日を境に、義姉とは縁を切りました。法事のあと連絡が来ても、もう返すことはありません。

あの受付で背を向けた義姉の姿が、私たちの答えのすべてでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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