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「ただいまー、お邪魔するね」毎回、手土産を持ってこない義姉。私も手土産を持たないで訪問した結果

  • 2026.6.28

手ぶらで来て、手土産は持って帰る人

夫の姉は、ほぼ毎週うちに来ます。

「ただいまー、お邪魔するね」

毎回そう言って上がり込むのに、その手にはいつも何もありません。お菓子の一つどころか、出前を取った日でも財布を出したことが一度もないんです。

「ごちそうさま、相変わらず作るの早いね」

軽く笑って、満足そうに帰っていく。3年間、ずっとこの調子でした。

一方で、私が義姉の家を訪ねるときは話が別です。手ぶらで行くわけにいかないと思い、毎回菓子折りを用意していました。なのに玄関で渡そうとすると、決まってこう言われるんです。

「気を遣わなくていいよ」

受け取ってはくれるのですが、その言い方が引っかかっていました。気を遣ってほしいのはこっちなんですけど、と心の中で何度叫んだか分かりません。

夫の前で笑うのも、もう限界だった

それでも、夫の手前ずっと笑顔でいなければと思っていました。自分の姉のことを悪く言われたら、夫だって気分が悪いだろうと。

でも、ある週末。義姉が帰った後の台所で、洗い物の量を見ていたら急に力が抜けました。

「ねえ、お姉さんってさ。来るとき、いつも手ぶらだよね」

思い切って夫に言うと、彼はあっさり頷きました。

「うん、昔から。気にしてたの?」

「気にしてたよ。私が行くときは毎回お土産買ってるのに、向こうは食事代も出したことないし」

夫は少し驚いた顔をして、それから申し訳なさそうに言いました。

「ごめん、当たり前になってて気づかなかった。もう無理に気を遣わなくていいよ。お互い様でいこう」

その一言で、肩の荷がすっと下りた気がしました。

対等にしたら、向こうの態度が変わった

次に義姉の家へ行く日、私は菓子折りを用意しませんでした。手ぶらで玄関に立つのは少し勇気が要りましたが、向こうがいつもやっていることです。

「あれ、今日は何も持ってこなかったの?」

義姉の表情が、一瞬固まりました。今まで私が渡すのを当然のように受け取っていた人が、初めて言葉に詰まった顔でした。

「はい。気を遣わなくていいって、いつも言ってくれてたので」

私が笑顔でそう返すと、義姉は何か言いかけて、口をつぐみました。隣で夫が、小さく吹き出しています。

それからです。次にうちへ来たとき、義姉の手にはお菓子の袋がありました。

「これ、駅前で評判だったから。いつもごちそうになってるし」

少し気まずそうに差し出す義姉に、私は素直に受け取りました。無理に張り合ったわけでも、嫌味を言ったわけでもありません。ただ、自分だけが気を遣う関係に、静かに区切りをつけただけ。

対等になってみると、義姉との時間が前よりずっと気楽になりました。笑顔も、もう作り物じゃないんです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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