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意味が分かると怖い! 瀕死の娘を助けてほしいと懇願する夫婦に対し、呪い師はある提案をする【書評】

  • 2026.6.26

【漫画】本編を読む

「本当に怖いのは幽霊でも妖怪でもなく、人間かもしれない……」。そんな風に思わされるブラック4コマ『文学的なオチが癖になる 雪のヤドカリ4コマ劇場』(雪のヤドカリ)。

雪のヤドカリさん(@yukinohotel)が描く、まさしく「ヒトコワ」なエピソードを紹介したい。しかも「意味が分かると怖い」という、ワンテンポ遅れて読者が「ハッ! そういうことか!!」と気づき、その後にヒトの怖さがじわ~っと襲ってくるタイプでもある。

ある夫妻は、病で先が永くない娘を助けるため、呪い師に助けを求める。「お願いします呪い師様! なんでもします!」「どうか娘の命を永らえさせてください」と、懇願する両親。

しかし呪い師の見立てでは、娘は今日が峠だ。助ける術はない。そこで呪い師は、ある液体を両親に飲むようにすすめる。

「親が飲むことで子の病に効くまじないがかかっておるんじゃ」。

最初読んだ時、筆者は一瞬、いや、三瞬くらい意味が分からなかったのだが、気づいた時に、謎のスッキリ感とぞわっと感に襲われた。

「ペットカメラ」の話もいい。よくある「怖い話」として、留守中ペットカメラを見ていたら、「いるはずのない髪の長い女が」とか、「見知らぬ男が映っていて」とか、そういう話は度々聞くような気がする。この話も途中まではその「怖さ」なのだが、オチが……。本当に怖いのは――。

「意味が分かると怖い話」が好きな方に、オススメしたい内容ばかりだ。

文=雨野裾

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