1. トップ
  2. エピソード
  3. 「つむじが2つ!この子はイジワルになる」と決めつける義母。だが、夫の一言に救われた瞬間

「つむじが2つ!この子はイジワルになる」と決めつける義母。だが、夫の一言に救われた瞬間

  • 2026.6.28

私たちが選んだ店

息子が生まれて、初めてのお食い初めをすることになりました。私と夫であれこれ調べて、鯛のお祝い膳がある近所のお店を候補に決めたんです。

口コミも評判がよく、個室もあって、写真もたくさん残せそうでした。小さな息子を連れて移動するなら、近いほうが安心だと思ったんです。

「ここなら大人の料理もおいしそうだし、落ち着いて食べられそうだね」

そう話して、義母にも一応伝えておこうと連絡しました。あくまで報告のつもりでした。

ところが返ってきたのは、まったく別の提案でした。

「あそこのホテルがいい!全国的に有名だし、鯛もちゃんとあるじゃない」

私たちが選んだ店にも鯛はあると伝えました。それでも義母は、一度言い出したら聞きません。これまでの付き合いで、意見を言っても通らないことは分かっていました。

夫と顔を見合わせて、小さくため息をつきました。揉めるくらいなら、と私たちが折れる形で、お食い初めはホテルに決まったのです。

孫を抱いた義母の一言

当日、ホテルの個室は思ったより華やかで、息子も機嫌よくしていました。義母は「やっぱりここにしてよかったわね」と満足げです。

もやもやは少し残っていましたが、息子を祝う日です。今日くらいはと、気持ちを切り替えようとしていました。

そして義母が、息子を抱き上げました。にこにこと顔をのぞき込んで、頭をなでた、その瞬間でした。

「あら、つむじが2つある!これはイジワルになるわよ。イジワルに」

祝いの席の空気が、すっと冷えた気がしました。義母は笑いながら、もう一度繰り返しました。

「つむじが2つ!この子はイジワルになる」

つむじが2つの人なんて、世の中にいくらでもいます。それでイジワルになると決まっているわけでもありません。

(自分の孫が、イジワルになっていいの……?)

胸の中でそう問いかけても、口には出せませんでした。せっかくの祝いの席を、私が壊すわけにはいかなかったのです。曖昧に笑って受け流すしかありませんでした。

夫が出してくれた答え

帰り道、私は夫に正直な気持ちを打ち明けました。お店を勝手に決められたことも、つむじの一言も、ずっと引っかかっていたんです。

「お店のことも、つむじのことも、本当は嫌だった」

夫はしばらく黙ってから、はっきりと言いました。

「よっぽどのことがない限り、もう関わらなくていいよ」

その言葉に、少しだけ肩の力が抜けました。それからは、義母からの連絡は夫が全部受けてくれています。

今は、義母に会わせていません。これでよかったのか、答えは出ないままです。ただ、あの祝いの席で感じた小さなしこりだけは、まだ胸の奥に残っています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる