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「すごい売れてる」「勢いとまらない」今年だけで“4本の”映画と朝ドラまで…!大活躍俳優“主演”の新作映画にあつまる注目

  • 2026.7.15
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(C)『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)

2025年に公開された映画『爆弾』や、同年のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』などへの出演で強い印象を残した染谷将太。2026年は、映画『廃用身』と『チルド』に主演。『教場 Requiem』と『だぁれかさんとアソぼ?』に出演し、地上波4月期の金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』でも活躍。さらに、2026年後期のNHK連続テレビ小説『ブラッサム』への出演や、2027年公開の映画『国境』に主演予定と発表されている(伊藤英明とW主演)。SNSにも「勢いとまらない」「すごい売れてる」といった声が見られるなど、名俳優として観る者を楽しませてくれている染谷。今回は、そんな染谷の出演作の中から、7月17日に公開される主演映画『チルド』を紹介しよう。

ベルリン国際映画祭で絶賛されたホラー映画『チルド』

心霊現象やSF的な要素を描いたり、大きな音で脅かしたりするのではなく、じわじわと心に迫ってくるような、静かなホラー映画『チルド』。すぐ身近にあるコンビニを舞台にしており、“生きているのか死んでいるのかわからない状態”を描出している。

概要
24時間灯り続けるコンビニ。同じ商品、同じ挨拶、同じ作業。繰り返される日常が、静かに狂い始める―
舞台は東京の片隅にあるコンビニ〈エニーマート倉冨町7丁目店〉。小さな社会で起きたわずかな歪みをきっかけに、世界は終わりへと向かっていく。
『チルド』は、短編『VOID』がロッテルダム国際映画祭などに選出され注目を集めた岩崎裕介の初長編監督作。主演は染谷将太。共演に唐田えりか、西村まさ彦、令和ロマン・くるまらが名を連ねる。2026年ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品されると、上映は全回完売。国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞した。
“無限”の空間「コンビニ」に飲み込まれる88分間のコンビニエンス・ホラー
出典:映画『チルド』NOTHING NEW公式サイト

本作には「海外で絶賛されたホラー、早く観たい!」「身近すぎて一番ゾッとするやつ」など、期待の声が続々と上がっている。

染谷将太でなければ成り立たない難役

染谷が演じる主人公の堺は、コンビニ“エニーマート”の店員。店にいる間は主に無表情で、淡々と仕事をこなしているが、オフの時はマッチングアプリを用い、さまざまな女性と会っている堺。だが、女性と会話することで孤独を紛らわそうとするも、心の空白は埋まらないと感じることばかり。

堺の父親(西村まさ彦)は店のオーナーで、異常なほど秩序に執着しており、店員たちに厳格な規律を守ることを強要していた。ある日、かなりショッキングな“事件”が起きるが、店内の秩序が乱れないことだけに努めるオーナー。そんな父の態度にも、何の感情も持たない様子の堺。

そんな中、美容専門学校生の小河(唐田えりか)がバイトとして店員に加わる。意志が強い小河は、店の“ルール”に納得できないことがあれば意見したり、自分の考えで行動する。オーナーは、そんな小河を苦々しく感じるが、“管理されること”が常態化している店で、彼女は何かがおかしいと気づき始める……。

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(C)『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)

堺というキャラクターは、劇中“傍観者”として存在している。ほとんどアクションを起こさず、細かな表情だけで感情を表現しなければならないという難役なので、染谷でなければ成立しなかったと、本作の岩崎裕介監督は語っている。予告編の最後の方で堺の叫び声がするが、演じる染谷は、堺の感情が爆発した時の圧倒的な“力”も見事に表現している。「染谷さんがコンビニホラーに出る時点でもう勝ち」「絶対にただのホラーで終わらない安心感がある」といった期待のコメントも見られた。

岩崎裕介監督の実体験が基になった映画

西村が演じるオーナーは、コンビニを経営している岩崎監督の父がモデルだという。子どもの頃に店に遊びに行った監督は、普段は普通に会話できる人たちが、勤務に入ると個性を剥奪され、店の一部へと変わっていくように感じたという。コンビニが持つ独特の“異常性”を間近で見つつ、その光景がどこか面白く感じ、今回の映画に至った。

当サイト・TRILLで何度か取り上げた、NHKドラマ10『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』とは非常に対照的で興味深い。“コンビニは来る者に温かく寄り添う”というテーマで描かれたドラマだったので、比較して観るとまた面白いかもしれない。

映画『チルド』の公開を記念し、“何か”がおかしいコンビニ“AnyMart(エニーマート)六本木駅前店”が期間限定で“オープン”する。公開日の7月17日から20日まで開催され、映画の世界観を“再解釈”したものになるという。そこで、どんなことを感じるか、ぜひ“体験”してみたい。

また、サントリー“伊右衛門”との、妙に不穏なコラボCMも作られ、「世界観の作り込みが凄くて公開前からゾワゾワする」など、公開を楽しみにしている様子の投稿も。

令和ロマンのくるまも出演

本作には、くるま(令和ロマン)も出演し、店員の1人である室田を演じている。プレス資料に“中堅のバンドマン。邪悪な心を持つ”と紹介されている室田。彼は休憩中の堺に近寄ってきて、半笑いで皮肉めいたことや、店長・今井(長島竜也)の悪口を言うのだが、くるまは室田の嫌味な感じを体現。その姿には思わず笑ってしまうが、くるまはコミカルパートを好演(怪演!?)していると感じる。

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(C)『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)

岩崎監督は「映画業界に限らず、音楽やお笑いなど、他のカルチャーシーンにも口コミが広がってほしいという思いがあり、参加をお願いしました」とコメント。個性的な顔ぶれのキャストがそろい、主演の染谷と共に“芝居の力”で観客を引き付けること必至の映画『チルド』。観終わった後、コンビニに対して、どのような感情が湧いてくるのか、確かめてみてはいかがだろうか。


※制作の裏側についてはプレス資料・公式サイトより引用

出典:『チルド』公式サイト/ニュース/映画『チルド』オリジナルグッズ発売! “何かがおかしい”コンビニ「AnyMart(エニーマート)」六本木駅前店期間限定オープン!
出典:『チルド』公式サイト/ニュース/映画『チルド』サントリー緑茶「伊右衛門」とのタイアップCMが決定

『チルド』2026年7月17日(金)公開
出演:染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦、くるま、長島竜也 ほか
監督・脚本:岩崎裕介
配給:NOTHING NEW
公式サイト:https://nothingnew.film/chilled_anymart/
(C)『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)

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(C)『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)

ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X:@KumikoShimizuWP

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