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英国王室での現在の立ち位置は? ベアトリス王女とユージェニー王女、父の不祥事でついに立場悪化か

  • 2026.6.25
Dave Benett / Getty Images

過去10年以上にわたり、父であるアンドルー元王子の性的虐待スキャンダルがどれほど泥沼化しようとも、娘のベアトリス王女とユージェニー王女が直接的なダメージを被ることはありませんでした。

2011年に元王子と被害者とされるバージニア・ジュフリーのツーショット写真が初めて報じられた時、姉妹はまだ学生で、親の問題の責任を問われる立場ではありませんでした。2019年、大批判を浴びたテレビインタビューを機に元王子が公務引退に追い込まれた際も、ベアトリス王女がその後押しをしたとされながら、彼女は厳しい非難を免れました。さらに昨年、アンドルー元王子がすべての称号を剥奪された時でさえ、2人の王女はこの処分の影響を“一切受けない”と公式に明言されていたのです。

チャールズ国王は、その数日後に自身の慈善団体においてユージェニー王女を重要な役職に昇進させました。また、つい昨年まで、彼女たちがより重要な公的役割を担う可能性があることを示唆する報道が続々と出ていたのです。

しかし2026年の現在、王女たちを取り巻く状況に変化が生じています。1月にエプスタイン関連の文書が公開されると、二人に対する世論も変化。単に両親の交友関係に巻き込まれたというより、本人たちの危機管理能力にも問題があるのではないか、という疑問が投げかけられたのです。そして今、彼女たちは多くの王室行事を欠席するようになりました。

4月に王室のイースター礼拝を欠席した際には、「これは彼女たち自身の決定であり、今後の王室行事には影響しない」と言われていました。しかし、国王の慈善団体でユージェニー王女が務めたメンターとしての公的役割も今年ひっそりと終了したとされています。

また、毎年恒例のガーデンパーティに同じく公務を持たない従姉のザラ・ティンダル(アン王女の娘)が出席していたにもかかわらず、2人は欠席。そして6月、国家監査局の報告書により、国王が個人的に彼女たちの宮殿の家賃を支払っているという事実が公になり、王女たちはメディアのトップニュースを独占しました。

直近では、ロイヤル・アスコットにも欠席しています。チャールズ国王の在位期間を含め、過去数年間は、彼女たちがロイヤルボックスに姿を見せ、馬車パレードに参加する様子が見られました。

2025年のロイヤルアスコットに王室の馬車で到着したユージェニー王女 James Manning - PA Images / Getty Images

とはいえ、王室は姉妹を完全に追放したわけではありません。バッキンガム宮殿は5月、ユージェニー王女が第3子を妊娠していることを発表し、国王も「喜んでいる」と伝えました。二人はピーター・フィリップスの結婚式に参列し、ベアトリス王女とウィリアム皇太子の親しげな様子も写真に収められています。また、二人が他に家を所有しているにもかかわらず、ケンジントン宮殿とセント・ジェームズ宮殿の家賃を国王が支払い続けているという事実は、エリザベス女王の時代から彼女たちの扱いを変えることを彼が急いではいないことを示唆しています。

王室ジャーナリストのエミリー・アンドリュースは次のように述べています。

「王室は、家族の一員としての姉妹の扱いと、両親のスキャンダルによるリスクを区別しているのだと思います。ピーター・フィリップスの結婚式では、二人が家族の一員としてそこにいることは明らかでした。ウィリアム皇太子は二人とその夫たちを温かく迎えました。しかし、ケンジントン宮殿のウィリアム皇太子陣営からは、アンドルー元王子一家と、公務を行う王族を明確に区別したいという意向も示唆されています」

夫のジャック・ブルックスバンク、エドアルド・マペッリ・モッツィとともにピーター・フィリップスの結婚式に到着したベアトリス王女とユージェニー王女 Max Mumby/Indigo / Getty Images

こうした区別は、ここ数年より明確になっています。主な例がトゥルーピング・ザ・カラーにおけるバッキンガム宮殿のバルコニーです。エリザベス女王の在位時代、かつてここは40人以上の親戚で埋め尽くされていましたが、2022年以降はアンドルー元王子やハリー王子、メーガン夫人が登場するかどうかで注目が集まる中、エリザベス女王は公務を行う王族のみに限定するという新たな前例を作ったのです。

宮殿の財務上の取り決めは定期的に見直されていますが、チャールズ国王の在位期間中において、姉妹の宮殿の家賃に関する取り決めが変更されるかどうかについては言及されていません。「チャールズ国王が王位に就いている間は、彼女たちは引き続き家賃を払わず住み続けるのではないかと思います」とエミリーは語ります。

「国王は姪である二人を可愛がっています。また、すべてを失い、現在はノーフォークで国内追放のような状態にある弟のアンドルー元王子を、ある程度なだめたいとも考えています。チャールズ国王は対立を好む人ではありません。平和を保ちたいのです」

一方、王室専門家のリチャード・パーマーは異なる見解を示しています。

「君主制のスリム化が進む中、公務を何も支援していない親族に対し、チャールズ国王が補助金付きの住宅を提供し続けることを正当化するのは難しくなると思います」と彼は述べ、ベアトリス王女とユージェニー王女の家賃が、それぞれ市場価格の68%と64%という設定で、国王の私費から支払われている事実に言及しました。この低いレートが適用されているのは、厳しい身辺調査を通過した人物しかこれらの物件を借りることができないためです。

以前はトゥルーピング・ザ・カラーの際にバルコニーに立っていた王女たちですが、現在は公務を行う王族とその直系の家族のみが参加しています SOPA Images / Getty Images

しかし、両者が同意しているのは、ウィリアム皇太子が国王になれば、王女たちは英王室の公の顔からはさらに距離を置かれる可能性が高いということです。「ウィリアム皇太子ははるかにドライで、すでに改革を行いたいと発言しています」とエミリー。

「ウィリアム皇太子は、イギリスの納税者から資金提供を受けて公務を行う王族は誰か、そうではなく自分自身で生活費を稼がなければならないのは誰か、ということを非常に明確にするために君主制を再編しようとしており、王女たちはその巻き添えになる可能性があると思います」

リチャードは、王女たちの今後についてこう語ります。

「ウィリアム皇太子周辺の関係者は、彼が国王に即位したあかつきには、王女たちに対する現在の住環境の厚遇を見直す意向であることをすでに明言しています。彼女たちにとって、不吉な兆しはすでに見えていると思います」

チャールズ国王の温情によって辛うじて守られている王女二人の平穏な日々も、そう長くは続かないのかもしれません。

※この記事は抄訳です。
※この記事は2026年6月25日時点の内容です。

From TOWN & COUNTRY
Translation: Tomoko Takahashi

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