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「やったー!きゃー!」入園式の担任発表で歓声を上げた保護者の集団→前列を陣取り悪目立ちした保護者に絶句

  • 2026.6.26

初めての入園式で耳を疑った歓声

今年の春、娘が幼稚園に入園した。

初めての子の門出だったから、私は前日の夜から胸が高鳴って眠れなかった。

スーツに袖を通し、家族で体育館に向かったあの朝のことは、今でも忘れない。

式の最中、担任発表が始まった。

クラスが二つに分かれ、最初にうちの娘のクラス担任が発表される。

私は穏やかに拍手を送った。続いてもう一方のクラスの担任名が読み上げられた瞬間だった。

「やったー!きゃー!」

会場の一角で、複数の母親が同時に黄色い歓声を上げた。

アイドルのライブ会場かと思った。腕を上げて拍手をする人、隣のママと顔を見合わせて手を叩く人。

式典の空気が一気に色を変えた。新入園児たちが整列する場で、大人の声がここまで響くとは思っていなかった。

クラス写真で前列を陣取った女達

式典の後はクラスごとの集合写真撮影に移った。

私は娘の手を引きながら、指定された場所に並ぼうとした。

すると先ほど歓声を上げていた一団が、当たり前のように最前列を占拠した。

「ここ前のほうがよく撮れるよね~」

体育館の床に膝立ちで陣取りながら、彼女たちは隣同士でおしゃべりに夢中だった。

カメラマンが「お子様を中心に」と何度も呼びかけても、ぺちゃくちゃと続く会話は止まらない。

私の娘も含めて、主役のはずの子どもたちが背景に押しやられていく構図だった。

シャッターを切る瞬間でさえ、笑い声が止まなかった。

撮影が終わると、彼女たちはそのまま一団になって会場を出ていった。担任の先生に挨拶もしないまま、互いのママ友同士で次の予定の話を始めている。私は娘の手を握り直しながら、その背中をしばらく見送ってしまった。

3年関わりたくないと決めた帰り道

帰り道、夫は「子どもの幼稚園選び、ここで合ってたかな」と苦笑いした。

私は何も言えなかった。子どもが主役の瞬間に、主役を奪うように振る舞う大人がいる現実が、ただ重かった。

もう一方のクラスだから、これから毎日顔を合わせるわけではない。

けれど行事のたびに、あの歓声と前列の背中を思い出すのだろう。同じ園の保護者として、何の関わりも避けて通れない。

「やったー!きゃー!」

頭の中で何度も再生されるあの声を、これから3年も聞き続けるのかと思うと足が重くなった。

先生に向けた歓声というより、自分たちが目立つための演出のように見えてしまったあの瞬間。あの輪に近づきたくない、と心の中で線を引いた帰り道だった。それでも娘の通園は明日から始まる。胸の中の重さを抱えたまま、私は玄関の鍵を回した。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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