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「お姉さんの会社ならタダでしょ?」結婚祝いにと美容施術をお願いしてくる義妹。一度引き受けた後の義妹の態度に絶句

  • 2026.6.24
「お姉さんの会社ならタダでしょ?」結婚祝いにと美容施術をお願いしてくる義妹。一度引き受けた後の義妹の態度に絶句

人気で空きのない予約枠

美容関係の仕事をしている私のところへ、義妹が結婚式の相談に来たのは挙式の半年前だった。

「お姉さんの会社ならタダでしょ?式の前に肌をきれいにしておきたいの」

当たり前のように言われて、一瞬言葉に詰まった。

それでも、義実家の一員として祝ってあげたい気持ちが勝った。

「分かった。コースで仕上げてあげる。予約、空けておくね」

うちの施術は人気で、予約の空きはほとんどない。

義妹の分を押し込むため、私は自分の休憩を削り、何度も調整に追われた。計8回のコース代も、化粧品の一式も、すべて私が負担した。

挙式当日、義妹の肌は誰もが振り返るほど整っていた。「ありがとう」とは言われた。けれど、お礼はその一言きりだった。

何でもしてもらう人

もやもやした気持ちが消えないまま、季節は過ぎた。義実家ではよく親族の集まりがある。そのたびに、私は義妹のある癖に気づいていた。

「お皿、誰か取ってくれない?」

「お茶、ぬるくなっちゃった」

義妹は座ったまま、周りに何かしてもらうのが当たり前という顔をしている。

誰かが動くのを、当然のように待っているのだ。義母も、ほかの親族も、いつのまにかそれに慣らされていた。

ある日の集まりでも、義妹は私に向かって軽い調子で言った。

「お姉さん、また式のときみたいに、肌のお手入れお願いしていい?友達にも紹介したいし」

場の空気が、すっと止まった。義妹は気づかず、にこにこと続ける。

「お姉さんの会社ならタダでしょ?」

線を引いた一言

私は箸を置き、義妹の目を見て、はっきりと告げた。

「あれは仕事よ。8回分の代金も化粧品も、私が払ったの。お祝いだから黙っていただけ」

義妹の顔から、笑みが引いていった。

何か言いかけて、言葉が出てこない様子で口をつぐむ。

沈黙を破ったのは、隣で聞いていた義母だった。

「あなた、それ全部お姉さんの持ち出しだったの?私はてっきり、ちゃんとお礼したものと」

義母の視線を浴びて、義妹は目を泳がせる。ほかの親族も、あらためて義妹を見た。誰も助け舟を出さない。

「ごめんなさい」

蚊の鳴くような声だった。私は静かにうなずいて返した。

「分かってくれたなら、それでいいの」

それきり、義妹が私に「タダで」と言うことはなくなった。集まりの席でも、自分から皿を運び、お茶を注ぐようになっている。何でもしてもらって当然という顔は、あの日を境にどこかへ消えた。はっきり言って、よかったと思う。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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