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CRF250Lの走りが変わる! SP忠男 DESERTBOX&POWERBOXパイプ KUROTOで楽しむ排気チューン

  • 2026.6.23

Honda CRF250L用にSP忠男が提案するDESERTBOXサイレンサーとPOWERBOXパイプ KUROTO。懐深いトルク特性を持つDESERTBOXを土台に、KUROTOで吹け上がりとパンチ感を加える。街乗り、林道、週末のコースライドまで、CRF250Lの楽しさをさらに引き出す排気チューンを紹介する。

PHOTO/H.Inoue D.Miyazaki TEXT/D.Miyazaki

DESERTBOXが作る懐深さ、KUROTOが加える刺激

Honda CRF250Lは、街乗りからロングツーリング、林道、軽いオフロード遊びまで幅広くこなせる万能トレールである。扱いやすさ、燃費、足つき、積載性、そしてオフロードへ気軽に入っていける安心感。そのバランスの良さこそがCRF250Lの魅力だが、一方で土の上で元気に遊びたいライダーにとっては、もう少し吹け上がりの良さやパンチ感が欲しくなる場面もある。

そこに対してSP忠男が提案するのが、DESERTBOXサイレンサーとPOWERBOXパイプ KUROTOの組み合わせである。DESERTBOXは2023年以降のCRF250L(8BK-MD47)に適合するサイレンサーで、価格は8万6000円(税抜)。政府認証を取得し、音量は94dB、素材には超軽量ステンレスを採用する。オイルドレンボルト、オイルフィルターともにメンテナンス対応可能で、公道走行も認められた製品だ。なお、POWERBOXパイプは別売となる。

DESERTBOX&POWERBOX
■ 適用車種:Honda 2023~ CRF250L(8BK-MD47) ■ 製品名:DESERTBOX ■ 価格:86,000円(税抜) ■ 政府認証:1125021290 ■ 音量:94dB ■ 素材:超軽量ステンレス/ポリッシュ仕上げ ■ オイル系作業:ドレンボルト○/フィルター○ ■ 製造:MADE IN JAPAN ■ 備考:写真のPOWERBOXパイプ(KUROTO)は試作品、発売予定品 ■ 公道走行:適用車種への装着時に限り公道走行可能

DESERTBOXの狙いは、単にサウンドやルックスを変えることではない。SP忠男によれば、別売のPOWERBOXパイプによって引き出した走りの気持ち良さを、最新技術によってさらに増幅するために開発されたサイレンサーだという。つまりCRF250Lの実用域での扱いやすさを維持しながら、ライディングフィールをより豊かにするためのアイテムという位置付けだ。

そして、このDESERTBOXの開発がKUROTO誕生のきっかけにもなった。SP忠男の開発ブログによると、2023年以降のCRF250L用DESERTBOXサイレンサーを開発する中で、その懐の深いトルク特性を活かし、新たな方向性へ挑戦したくなったという。

DESERTBOX&POWERBOX
車種ごとに綿密にテストを繰り返し、サイズや位置などの細かい微調整を経て最高のパイプやサイレンサーが出来上がる

従来のCRF250L用POWERBOXパイプは、フラットな特性で林道をトコトコ楽しめるキャラクターを狙っていた。ツーリングや林道散策では、その穏やかで扱いやすい特性が大きな魅力となる。しかし開発過程では、それとは対極にある、吹け上がりが鋭く、よりパンチのある特性を持つ仕様も試されていた。

当時は販売のタイミングではなかったものの、谷の少ないフラットな出力特性を持つDESERTBOXサイレンサーが完成したことで、その可能性が再び現実味を帯びる。DESERTBOXがしっかりとしたトルクの土台を作り、その上にKUROTOが鋭い吹け上がりと刺激的な加速感を加える。今回紹介する2つのアイテムは、まさにそんな関係性で成り立っている。

DESERTBOX&POWERBOX
DESERT BOXサイレンサーはナンバープレートとのクリアランスも十分確保されているので、排熱によるダメージの心配も不要。派手すぎない外観もまた「玄人好み」だ
DESERTBOX&POWERBOX
エキパイの管長や形状が異なるものを付け替えることで、特性の変化を楽しむことができるのもSP忠男マフラーオーナーの醍醐味だ

KUROTOエキパイは、フラットな特性よりも吹け上がりとパンチ感を重視したセッティングが特徴だ。興味深いのは、用途に応じてパイプを交換して楽しむという発想である。SP忠男の開発ブログでは、従来のPOWERBOXパイプも高い人気を維持しており、TPOに合わせて2種類のパイプを使い分ける楽しみ方も提案されている。

しかもサイレンサーを外すことなく交換できるため、作業も比較的容易だ。つまりCRF250Lを一つの固定されたキャラクターとして捉えるのではなく、走る場所やその日の気分に合わせて性格を着替えるように楽しめるということだ。

街乗りで扱いやすいトルクを味わうも良し。林道で力強い走りを楽しむも良し。週末のコースライドで刺激的な吹け上がりを味わうも良し。DESERTBOXとPOWERBOXパイプ KUROTOは、SP忠男らしい「気持ち良さ」をCRF250Lで体感できる注目の排気チューンといえるだろう。

DESERTBOX&POWERBOX
SP忠男 DESERTBOX&POWERBOX

impression

「過去にスタンダードなPOWERBOXパイプや低速寄りのSANPOを愛用してきましたが、このKUROTOは吹け上がりが軽く、スポーツ走行との相性が抜群です。乾いた排気音も心地よく、走る楽しさをさらに高めてくれます。

面白いのは、このチューニングが単なる“速さ重視”ではないことです。DESERTBOXはCRF250L本来の扱いやすさやトレールモデルらしい懐の深さを引き出す方向で、KUROTOはそこに気持ちよくアクセルを開けたくなる高揚感をプラスしてくれます。

日常での使いやすさを犠牲にするのではなく、CRF250Lの守備範囲をさらに広げるための排気系と言えます。街乗りでの快適性も損なわれておらず、極低速域からしっかりとトルクが発生するため非常に扱いやすい印象です。

SP忠男 DESERTBOX&POWERBOX
SP忠男 DESERTBOX&POWERBOX

低中速域で車体を前へ押し出す力が自然に立ち上がることで、発進や加速がスムーズになるだけでなく、林道ではギャップや水たまりを越える際にもスロットル操作に対して車体が素直に反応してくれます。リアタイヤを軽く流したり、フロントを少し浮かせたりするような場面でも、トルクの出方が分かりやすいため安心感がありますね。

私はこの組み合わせで、今年の日高2デイズエンデューロに参戦する予定です!」

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