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子供の熱で重要な会議を退席、謝罪に冷ややかな同僚 → 後日『社内報』に載り「えっ」内容に『涙』

  • 2026.6.22

これは、知人の河野さん(仮名)から聞いた話です。当時30代だった河野さんは、昇進のかかった重要な会議中に子どもの発熱連絡を受け、途中退席を決断しました。その後「評価は下がっただろう」と落ち込んでいたところ……。

会議中に鳴った一本の電話

これは私が30代の頃、仕事と育児に追われながら働いていた時の出来事です。その日は昇進にも関わる重要な会議が予定されており、取引先の担当者も同席していました。

ところが、会議の途中「お子さんが38.5℃の熱です」と保育園から連絡が入ったのです。私は資料に目を落としたまま数秒考えました。会議を優先するべきか、それとも子どものもとへ向かうべきか。迷った末、途中退席して保育園へ向かうことを決めました。

絶たれた昇進への道

保育園へ向かう車の中でも、会議のことが頭から離れませんでした。大切な場を途中で抜けてしまい、周囲に迷惑をかけたことは明らかだったからです。

翌日からは関係者へのお詫びに回りましたが、一部には冷ややかな反応もありました。子どもの体調不良による早退や欠勤はこれまでも何度かありましたが、今回のように重要な会議の途中で早退したのは初めてでした。

「もう評価は下がっただろう……」そう考えるたび、誰もいない休憩室でひとり下を向いていました。

社内報で見た自分の名前

それから数週間が経った頃です。同僚から「これって河野さんのことじゃない?」と声をかけられ、一冊の社内報を手渡されました。そこには「判断力を発揮した社員たち」という特集が組まれていました。

何気なくページをめくった私は、思わず手を止めます。なんとあの日の出来事が紹介されていたのです。さらに部長のコメントとして「家族の緊急事態を優先できる人は、仕事でも優先順位を正しく判断できる人です」という言葉が添えられていました。

心を救った評価

さらに「仕事はチームで補えるが、その子の親は一人しかいない」という言葉が目に留まりました。私はこれまでずっと、子どもを優先したい気持ちと、周囲に迷惑をかけたくない気持ち、そして仕事で結果を出したい気持ちの間で揺れていたのです。

「あの日の判断は間違っていなかった」と思えたことで、肩の力が少し抜けた気がしました。その後も仕事を続け、現在は管理職として働いています。あの日の言葉に私が救われたように、同じように悩む後輩には「遠慮せず帰っていいんだよ」と声をかけるようにしています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:逢坂 ゆな
ライター業をしながら、実は現役の保育士でもある。その実体験を元にしたエピソードをSNS発信すると好評を得て、執筆者としても活躍するように。幼稚園教諭や歯科受付などの、多彩な職業も経験。読者からの共感の声やお悩み相談、体験談が届き、それらも元に執筆中。育児エピソードや義母・夫とのバトルなど、ママ世代から共感を呼ぶリアルな体験記事が人気。

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