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「貯金、ちゃんとあるの?」父の葬儀の場で失礼な質問をする従姉妹。だが、私が告げた事実に絶句

  • 2026.6.24

父の葬儀で態度が一変した従姉妹

父が亡くなった葬儀の控室で、子どもの頃から付き合いのある従姉妹が近寄ってきた。

父が元気だった頃は私の前で借りてきた猫のようだったのに、棺の前を離れた途端、口調が別人のように変わった。

「ねえ、これから一人で生きていくの、大変よね」

「貯金、ちゃんとあるの?」

独身で50代の私を哀れむような目つきで、上から覗き込んでくる。

周りの親戚にも届くはずの声だった。

父が生きている間は一度も口にしなかった台詞を、葬儀のどさくさで言い放ってきた。

受付の叔母が眉をひそめ、こちらをちらりと見たのが視界の端に映る。私は無言で頭を下げ、その場を離れた。

(親がいなくなった途端、こういう顔をするのか)

3日後の食事会でまた見下された

葬儀から3日後、四十九日の段取りを話し合う食事会が父の実家で開かれた。

20人ほどの親戚が集まる席で、従姉妹はわざわざ私の隣に座ってきた。

「ねえ、本当に一人で大丈夫なの?」

「うちの夫の収入なら老後も安泰だけど」

「あんたみたいに何も考えてこなかった人は、これから苦労するわよ」

従姉妹の声はよく通る。親戚の視線が一斉にこちらへ集まった。

私は箸を置いて、静かに口を開いた。

「ひとつ聞いていい?あなた、毎月いくら積み立ててるの」

従姉妹は一瞬詰まり、夫の収入の話を繰り返した。

具体的な金額も、運用先も、何ひとつ口から出てこない。私は鞄から父の生前に税理士と作った相続の試算表を取り出し、机に広げた。

親戚一同の前で立場が入れ替わった

「私、20年前から毎月積立投資してるの。父の相続も生前から税理士と組んで設計済みなの」

「夫の収入に頼るのと、自分の資産を運用するのと、金融リテラシーがあるのはどっちかしらね」

従姉妹の顔から血の気が引いた。言いかけた言葉を飲み込み、口を半開きにしたまま黙る。

視線が試算表と私の顔の間を行き来し、続く言葉が出てこない。隣に座っていた叔母が小さく頷いた。

「実はうちもね、夫の年金だけじゃ不安で」

「ねえ、後で話聞かせてもらえる?」

叔父も湯呑みを置いて身を乗り出してきた。親戚の輪が私の方に動き、従姉妹はバツが悪そうに席を立った。父の遺影に向かって手を合わせ、私は心の中で礼を言った。その後の法要で、従姉妹が私に話しかけてくることは二度となかった。

「はっきりして、よかったです」

帰り際、叔母にだけ小さく返した。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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