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彼が友人に何も話さないまま私を恋人だと紹介。驚かれて傷ついた私→帰り道に聞いた彼の答え

  • 2026.6.22
ハウコレ

友人たちの笑い声が響くリビングで、私は出された料理になかなか手をつけられずにいました。彼が私を恋人だと紹介した、その直後に返ってきたひとことが、頭から離れなかったのです。楽しいはずの集まりが、私にはずっと居心地の悪い時間になっていました。

初めての顔合わせ

彼に誘われて、私は彼の友人たちの集まりに初めて参加しました。少しでも良い印象を持ってもらいたくて、服も前の日から選んでいました。

部屋に入ると、彼が私の肩に手を添えて「この子、付き合ってる人」とみんなに紹介してくれました。ところが、友人の一人がきょとんとした顔で言ったのです。

「え、彼女いたの?全然聞いてないんだけど」

場が小さくどよめき、ほかの友人たちも顔を見合わせています。彼は笑って「ごめん、言ってなかった」とだけ返しました。

私は笑顔を作りながら、頭の中ではずっと考えていました。彼はこの人たちに、私のことをひとことも話していなかったのだと。

笑顔の裏で考えていたこと

その後の集まりは、表向きはなごやかに進みました。友人たちは私に気さくに話しかけてくれましたし、彼も楽しそうに笑っています。

それなのに私は、その輪の中にうまく入っていけませんでした。これだけ仲の良い友人たちに、彼はどうして私のことを話していなかったのだろう。紹介する価値もないと思われていたのか、それとも本気で付き合うつもりがないのか。考えれば考えるほど、悪いほうへ気持ちが傾いていきます。

料理の味も、よく覚えていません。私は早く帰りたいと思いながら、グラスの水を口に運んでいました。

帰り道で聞いた、彼の答え

集まりがお開きになり、街灯の下を二人で歩く帰り道。私は思い切って聞きました。

「私のこと、隠したかったの?」

彼は少し驚いた顔をして、「隠したかったわけじゃないよ」と言いました。それなら、どうして。黙ったままの私に、彼はぽつりと続けました。

「先に話したら、会う前から色々言われると思って」

正直、その答えだけでは、私には腑に落ちませんでした。友人に何を言われるというのだろう。私を大切に思うなら、むしろ前もって話してくれたほうがうれしかったのに。彼の横顔は、何かをまだ言いきれていないように見えました。

そして...

結局、その帰り道では、それ以上深くは聞けませんでした。彼を問い詰めて困らせたいわけではなかったからです。

家に着いてからも、彼の言葉を何度も思い返しました。納得できたわけではありません。それでも、私を雑に扱う人ではないことだけは、これまでの時間が教えてくれていました。だからもう少しだけ、彼の言葉を待ってみようと思います。

きちんと話してくれたそのときに、今日感じた寂しさも一緒に伝えられたら。そう思えたとき、ようやく少しだけ前を向けた気がしました。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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