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「あれ? 夫いらないかも」内緒で仕事部屋を借りて【別居状態】家を出た妻と残された夫の『結末』は

  • 2026.6.20

夫婦そろって在宅勤務になったことで、夫の生活音や無神経な言動、家事負担の偏りに強いストレスを感じるようになった筆者の知人A子さん。
ついには限界を迎えた彼女は、ある思い切った行動に出たのでした。

画像: 「あれ? 夫いらないかも」内緒で仕事部屋を借りて【別居状態】家を出た妻と残された夫の『結末』は

在宅勤務中、夫の物音がストレス

夫婦そろっての在宅勤務生活は、私に大きなストレスをもたらしました。

たとえば、こちらがリモート会議中だというのに、夫はかまわず大音量でゲームをすることがあります。
また「コーヒーない?」「今日のご飯どうする?」など、ことあるごとに話しかけてくるため、私はそのたびに集中力が切れてしまうのです。

「在宅とはいえ、今は仕事中なのよ」と伝えても、
「細かいなあ。家なんだから、ちょっとくらいいいでしょ」という夫に、嫌気がさしてしまいます。

さらに、仕事が終われば家事の負担はほぼ私。

「ご飯どうするって、たまには自分でつくればいいのに」
心の中で毒づくのですが、家事能力のない夫に何を言っても無駄でしょう。

「もう、耐えられない!」

そんなある日、取引先との会議中に夫の生活音が入り込み、相手に苦笑いをさせてしまったことがありました。

「今から会議だから、静かにしてねって言ったのに!」
夫への怒りがこみ上げ、私の中でなにかがプツリと切れました。

「もう耐えられない!」

今振り返ると、ずいぶん思い切った行動をしたと思います。
会議が終わると、私はすぐに早退し、不動産屋に駆け込みました。
そしてその日のうちにワンルームの部屋を契約し、夫にこう宣言したのです。

「自分の部屋を借りたから、明日からそこで仕事するわ」

快適すぎる、自分だけの城

やっと手に入れた自分だけの城は、驚くほど快適でした。

誰にも邪魔されず仕事ができる、静かな空間。
好きなタイミングで食事も休憩も取れるし、部屋も散らかりません。

何より、夫の生活音や無神経な発言にいちいちイライラしなくていい。

快適な仕事部屋でストレスなく過ごし、仕事が終わったら帰宅。
そんなふうに日々を送る中で、私はふと思ってしまいました。

「あれ? 家に帰る必要って……ある? 私、ずっとここにいたい」

そのうち、私は仕事を理由に、新しい部屋に泊まることが多くなりました。
そんなとき、夫からは「洗濯機ってどう使うんだっけ?」「アイロンのかけ方教えて」などと連絡が来るのですが、それがますます鬱陶しいのです。

「このまま離婚してもいいかもしれない」とまで思う自分がいました。

夫の変化

それからしばらく経った頃、夫から一通のメッセージが届きました。

そういえば、彼からの連絡は久しぶりのような気がします。
少し前までは毎日のようにメッセージがきていたのに、ようやく彼も一人での生活に慣れ始めたのでしょうか。

スマホを開くと、「今日は家でごはん食べない? 俺が作るから」という内容。

「あら、珍しい。……そうね、たまには帰るとするか」

久しぶりに帰宅し、食卓を見るとびっくり。
そこには、少し見栄えは悪いものの、栄養バランスのよさそうな料理が並んでいました。
部屋中もきれいに掃除され、お風呂までピカピカです。

「あとでゆっくり入って、疲れ取ってね」
そう言われた瞬間、張り詰めていた気持ちがふっと緩んだような気がしました。

「あのさ」
夫は少し気まずそうに、頭を下げてきました。

「SNSを見ながら、掃除や料理を勉強して、頑張ってみたんだ。でも、思った以上に大変だった……。今まで甘えてばかりいてごめん」

これからは

その瞬間、気づきました。
私は、単に夫の生活音や無神経さだけが嫌だったわけではなかったんだ。
「自分で気づいて、行動してくれないこと」に怒っていたんだ。

同時に、私も我慢し続けた結果、勝手に爆発して突飛な行動を取ってしまったことを反省しました。

「私も、ちゃんとあなたに気持ちを伝えればよかった」

それから夫は少しずつ家事を覚え、生活スタイルも見直してくれるように。
あのままなら、本当に離婚していたかもしれません。

でも、一度距離を置いたことで、お互いに向き合うことができたのだと思います。

「言わなくてもわかってほしい」という思いは私のエゴでした。

きちんとお互いの気持ちを言葉にし、問題を解決できるよう協力していくこと。
これからは、二人でそういう夫婦を目指していきたいです。

【体験者:30代女性・兼業主婦、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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