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「やってもらうのが当たり前?」介護と家事に追われる中、互いの心がラクになれたワケは【体験談】

  • 2026.6.18

父が介護を必要とするようになったのは、本当に突然のことでした。それまで体が丈夫で、風邪ひとつひかない人だったので、定年退職してから急に体が衰えていく様子に、ただ驚くばかりでした。

感謝の言葉を口にしない父

日々の生活は一変し、買い物に行って3食の食事を作り、洗濯に掃除、そしてお風呂の準備までと、毎日が慌ただしく過ぎていきました。その中で、少し気になることがありました。父は、まるでそれが当たり前であるかのように、感謝の言葉を口にしなかったのです。

もちろん、年を取れば体が思うように動かなくなっていくのは自然なことですが、私の中で何かモヤモヤとした違和感が残りました。介護する側として、感謝の気持ちが伝わるだけで、心に少し余裕ができるものだと感じたのです。

父にしてもらうことを増やしてみた

そんな中で、ふと考えました。何でもかんでも手を貸すのではなく、父にもできることを少しでもやってもらうほうが、お互いにとって良いのではないかと。

それは父自身にも張り合いができ、私も気持ちがラクになれるのではないかという思いが芽生えました。そこで思い切って、洗濯物をたたむことと食器洗いを「父の仕事」としてお願いしてみることにしました。

声かけにより少しずつ変化した父

父は、最初は戸惑っている様子でしたが、私が「ありがとう」「助かるよ」「こういうたたみ方もあるんだね!」などと、できる限り声をかけるようにしていくと、父も少しずつ「ありがとう」と言ってくれるようになりました。そして、以前よりも私たちの間に穏やかな空気が流れるようになった気がしました。

まとめ

介護は時に大変なものですが、こうして工夫をこらすことで、少しでもお互いが心地良く過ごせる方法が見つかるのだと思います。あのとき、父に少しでも役割を持ってもらう決断をしてよかったと、今では感じています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:倉掛優/30代女性・主婦

イラスト:おんたま

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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