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“筋トレサプリ”から“健康習慣”へ——クレアチンが女性に人気の理由

  • 2026.6.17

筋トレ愛好家のサプリというイメージだった「クレアチン」が、いま海外の女性たちの間で人気を集めている。市場は2030年に約28億ドル(約4,530億円)規模へ拡大する見通しで、女性向け製品も続々と登場。その背景を解説する。(フロントロウ編集部)

市場は2030年に28億ドルへ——急成長が続く

米市場調査会社Grand View Researchによると、世界のクレアチン・サプリメント市場は2023年の約9億100万ドル(約1,440億円)から、2030年には約28億3,000万ドル(約4,530億円)へ拡大すると予測されている。

クレアチンは、体内でエネルギーを生み出す働きをサポートする成分として知られる。これまで主にアスリートや筋力トレーニングを行う人向けのサプリメントとして認識されてきたが、近年は女性向け製品も増加。海外では女性の間でも注目度が高まっているという。

背景に“筋活ブーム”と健康サプリ化

なぜ、女性にも広がったのか。1つは、世界的な“タンパク質・筋活ブーム”だ。健康維持やボディメイクへの関心が高まるなか、筋力や運動パフォーマンスを支える成分としてクレアチンにも注目が集まった。

さらに近年は、クレアチンの働きに関する研究が進み、運動パフォーマンスだけでなく健康維持への可能性にも関心が広がっている。2025年に国際スポーツ栄養学会誌(Journal of the International Society of Sports Nutrition)に掲載された女性向けクレアチンのレビュー論文では、市場拡大の背景として、従来の男性中心のスポーツサプリというイメージから、より幅広い健康習慣として認識が広がっていることが挙げられている。

また、同論文では、クレアチン市場の成長は男性の筋トレ愛好家だけでなく、女性の利用拡大によって支えられていると指摘。女性はもともとサプリメント利用者の中心層とされており、健康維持を目的とした需要との相性も良いという。さらに、グミやスティックタイプなど手軽に摂取できる製品が増えたことも、人気を後押ししているとされる。

フィットネスから“毎日の健康習慣”へ

こうした変化によって、クレアチンはフィットネス愛好家だけのものではなくなりつつある。近年は、運動パフォーマンスだけでなく、脳の健康や日々のコンディションへの可能性にも注目が集まっている。長期的な活力や筋力維持をサポートするサプリメントとして紹介される機会も増えており、従来の“筋トレサプリ”という枠を超えて、新たな健康習慣として存在感を高めている。

なお、サプリメントの利用は体質や持病によって適さない場合もあるため、気になる場合は医師や専門家に相談するのが安心だ。

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