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「子守は無理だわ」公園でスマホをいじる夫。だが、ママ友の旦那の一声で恥をかいた瞬間

  • 2026.6.18
「子守は無理だわ」公園でスマホをいじる夫。だが、ママ友の旦那の一声で恥をかいた瞬間

輪を離れた夫

子どもが幼稚園の頃、仲のいいママ友家族と一緒に公園へ出かけた。子ども二人はジャングルジムに夢中で、危ないからパパ同士で見ようと、自然に役割が決まっていた。

私とママ友は少し離れたベンチで、久しぶりのおしゃべりに花を咲かせていた。子どもの笑い声が聞こえてくる、のどかな昼下がりだった。

ところが、ふと顔を上げると、夫の姿が輪から消えている。

見れば、少し離れた木陰でひとり、スマホで音楽を聴いていた。子どもたちのことは、すっかり頭から抜け落ちているようだった。

「ねえ、子ども見ててくれてるんじゃ……」

慌てて駆け寄って声をかけたが、夫はイヤホンをしていて聞こえていない。肩を叩くと、ようやく片耳のイヤホンを外した。

「子守は無理だわ」

「あっちのお父さんがいるんだし、平気だろ」

悪びれもせず、夫はまた音楽の世界へ戻っていく。ジャングルジムでは、ママ友の旦那さんがひとりで二人の子を支えていた。

「えっ」とママ友夫婦が顔を見合わせる。私は恥ずかしさで、その場に固まってしまった。

集まった視線

ひとりで子ども二人を見るのは、さすがに無理がある。ママ友の旦那さんが、夫に向かって声をかけた。

「お父さん、二人はちょっと見きれないですよ」

けれど夫はイヤホンのせいで気づかない。旦那さんは、もう一度、今度は大きめの声で呼びかけた。

「お父さん! こっち、お願いします!」

その声に、近くで遊んでいた親たちの視線が、いっせいに夫へと集まった。ようやく異変に気づいた夫が、慌ててイヤホンを外す。

「す、すみません!気づかなくて、本当にすみません」

夫は顔を真っ赤にして、何度も頭を下げた。

「いえ、こちらこそ大声出してすみません」

ママ友の旦那さんがそう返すと、見ていた親たちもようやく視線を戻していく。

それでも、ばつの悪い空気はしばらく残った。あれほど面倒くさそうにしていた夫は、今度はジャングルジムに張りついて、子どもから片時も目を離さない。周りの視線が、よほど効いたらしい。

帰りの車の中、私はひとことだけ、静かに尋ねた。

「今日の自分、まわりからどう見えたと思う?」

夫は、何も言い返せなかった。ハンドルを握ったまま、ばつが悪そうに黙り込んでいる。

「……次は、ちゃんと見るよ」

絞り出すような声だった。その言葉どおり、次に公園へ出かけたときは、夫が誰よりも先に子どものそばへ向かった。ジャングルジムの一段ごとに手を添え、片時も目を離さない。スマホは、ポケットにしまったままだった。

あの日、たくさんの視線にさらされた気まずさが、よほどこたえたのだろう。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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