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北斎の「赤富士」が動き出す。銀座に没入型「動き出す浮世絵ミュージアム」2027年春オープン!

  • 2026.6.16

葛飾北斎に歌川広重、喜多川歌麿——。教科書で誰もが一度は目にした浮世絵が、立体映像となってダイナミックに動き出す。そんな没入型のアート展「動き出す浮世絵展」が、初の常設施設「動き出す浮世絵ミュージアム GINZA」として、2027年春に東京・銀座にオープンすることが発表された。これまで国内外9都市をめぐり、累計50万人以上を魅了してきた話題の展覧会。その集大成となるミュージアムを、ひと足先に紹介していこう。

2027年春、東京・銀座にオープンする「動き出す浮世絵ミュージアム GINZA」。世界9都市で累計50万人以上を動員した没入型アート展初の常設施設に
2027年春、東京・銀座にオープンする「動き出す浮世絵ミュージアム GINZA」。世界9都市で累計50万人以上を動員した没入型アート展初の常設施設に

国内外で50万人を動員、国際アワード金賞も受賞した話題の展覧会が銀座に常設化

【画像】世界的な浮世絵師の作品が立体的な映像と音響、香りの演出で空間に展開される
【画像】世界的な浮世絵師の作品が立体的な映像と音響、香りの演出で空間に展開される

「動き出す浮世絵ミュージアム GINZA」をプロデュースするのは、デジタルクリエイティブカンパニーの株式会社一旗。これまで2023年夏の名古屋を皮切りに、イタリア・ミラノ、鹿児島、東京、台湾・台北、福岡、台湾・高雄、大阪、フランス・パリと、国内5都市・海外4都市を巡回。累計50万人以上を動員してきた。

また、クールジャパン官民連携プラットフォームが主催する「CJPFアワード2025」プロジェクト部門で優秀賞を、国際的なクリエイティブアワード「MUSE Creative Awards 2026」の体験型・没入型展示部門で金賞(Gold Winner)を受賞するなど、その文化的価値や芸術性は国内外で高く評価されてきた。

2025年に寺田倉庫G1ビルで開催された「動き出す浮世絵展 TOKYO」では、「アソビュー!」アートイベント・芸術祭ランキング、「レッツエンジョイ東京」美術館・アートイベントランキング、「ウォーカープラス」関東イベントランキングでそれぞれ1位を獲得。そんな人気の展覧会が、訪日客をはじめ世界中から人が集まる銀座を舞台に、初の常設施設として生まれ変わる。

北斎の「赤富士」も。8つのコンセプト空間で味わう没入体験

最大の見どころは、なんといっても浮世絵の世界に“没入”できること。葛飾北斎や歌川国芳ら世界的な絵師の作品300点以上をもとに、最先端の3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングを駆使し、新感覚のデジタルアート作品として描き出す。

館内には「眺」「藍」「麗」「彩」「豪」「雅」など、コンセプトの異なる8つの立体映像空間が広がる予定。北斎の『冨嶽三十六景』より「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴(通称・赤富士)」といった名作をテーマに、空間を包み込む映像と音響、さらには香りの演出まで。五感で浮世絵の美を堪能できる。

各部屋では3分〜10分ほどの映像コンテンツが繰り返し流れ、コンセプトの説明や使われている浮世絵の紹介も添えられている。映像と見比べながら、自分のペースでゆっくり浸れるのがうれしい。

会場内ほぼ全エリアで撮影OK!“映え”写真が撮れる

映像空間の合間には、江戸時代に刷られた実物の浮世絵や、明治時代以降に版木が彫られた復刻版の浮世絵を展示する解説エリアも併設。日本語に加えて英語や中国語など多言語で、浮世絵の歴史や江戸文化、絵師たちのストーリーを学べる構成だ。小学2年生以上向けのやさしい解説もあるので、家族連れでも楽しめそうだ。

会場の出口には、老舗とのコラボによるオリジナルグッズがそろうミュージアムショップや、実物の浮世絵を展示・販売する画廊(ギャラリー)も併設。江戸文化を見て、学んで、持ち帰ることができる。

そしてうれしいのは、会場内のほぼすべてが写真・動画の撮影OKということ(フラッシュ・三脚の使用はNG)。幻想的な浮世絵の世界に飛び込んだ“映え”写真が思いのままで、SNS投稿も自由だ。着物姿で来場する人も多い、と過去会場の担当者は語っており、せっかくなら銀座でのおでかけに、いつもと違う装いを合わせてみるのもすてきかもしれない。

所在地やオープン日、チケットの詳細は後日発表予定。浮世絵・江戸文化の監修は歴史作家でタレントの堀口茉純さんが手がける。時代を超えて世界を魅了してきた浮世絵が、令和の銀座でどんなふうに動き出すのか。2027年春のオープンが、今から待ち遠しい。

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