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【福岡県築上町】予約4ヵ月待ち、奈良漬さろん安部の「うり浅漬」が仕込み開始。9月から順次出荷予定

  • 2026.6.15

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予約4ヵ月待ちの「うり浅漬」[/caption]

福岡県築上町に本社を置く奈良漬さろん安部は、6月16日(火)より季節限定商品「うり浅漬」の仕込みを開始する。

「うり浅漬」は、九州北部で古くから親しまれてきた伝統的な漬物で、夏の訪れを告げる風物詩。9月より順次出荷予定だ。

失われつつある地域の味を守る

「うり浅漬」は、白うりを酒粕に短期間漬け込むことで、みずみずしい食感と爽やかな風味を楽しめる季節限定の漬物。昭和の頃までは九州北部の多くの家庭で漬けられていたが、生活様式の変化や核家族化、高齢化により家庭で仕込む機会は減少したそう。現在ではその姿を見ることも少なくなったという。

奈良漬さろん安部では、地域に受け継がれてきたこの食文化を次世代へつなぐため、昭和61年の創業以来、毎年製造を続けている。また、平成11年からは20年以上にわたり明治神宮への御奉献も継続している。

創業の原点と手仕事のこだわり

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樽貯蔵庫で白うりを持つ奈良漬さろん安部の社長[/caption]

「うり浅漬」は、奈良漬さろん安部が創業当時に最初に手掛けた商品であり、まさにその原点を象徴するような存在。

奈良漬よりも熟成期間が短く、収穫したばかりの白うりの食感を生かせることから、人々に親しまれてきた。現在も創業当時から変わらない製法で製造されている。

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契約農家で収穫された白うり[/caption]

仕込みはすべて手作業で行われる。

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洗浄[/caption]

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白うりの種を出す[/caption]

徳島県の契約農家から届く約7,500kgの白うりを、職人が一つひとつ状態を確認しながら種出し、

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塩漬けの様子[/caption]

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塩漬け後の白うり[/caption]

塩漬け、

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粕漬けの様子[/caption]

そして約4,800kgの酒粕への漬け込みを進めていく。

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連日約1トンの白うりを仕込む[/caption]

仕込み期間は年に一度、6月中旬~7月中旬にかけてのみ。

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仕込み用の樽の重さは37kgにもなる[/caption]

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3ヶ月静かに出荷を待つ[/caption]

この期間中は1日あたり約1トンもの白うりを加工し、約3か月の熟成期間を経て出荷を待つ。

予約4ヵ月待ちの人気商品

「うり浅漬」は毎年9月から販売を開始しているが、近年は販売開始前から予約が入る人気商品となったそう。今年も5月から予約受付を開始しており、問い合わせも多数寄せられているという。

樽詰め商品(7,700円~10,300円)については、例年5月から9月までの予約数が約100個にのぼる。年間販売数は約2万枚。手づくりのため大量生産が難しいからこそ、毎年発売を心待ちにするリピーターも多い。

地域の食文化を次世代へ

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(左)代表取締役社長:安部勝憲氏、(右)専務取締役:安部雄一郎氏[/caption]

代表取締役の安部勝憲氏は、「うり浅漬」が創業の原点であり、九州北部の家庭で親しまれてきた夏の味であると語る。

また、「私たちは単に漬物を造るだけでなく、この地域に根付いた食文化を次世代へ伝える役割も担っていると考えています。今年も一つひとつ丁寧に仕込みを行い、旬の味わいとともに地域の文化をお届けしたいと思います。(一部抜粋)」とコメントを寄せている。

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店舗外観[/caption]

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店舗内観[/caption]

奈良漬さろん安部は「心うつ本ものの響き」をブランドコンセプトとし、すべて国内産の原材料を用い、添加物は一切使用しない丁寧なものづくりを基本としている。

今後も、古き良き日本の伝統をつなぐ奈良漬の魅力を発信しながら、常に最良の品質の商品を届けられるよう、丁寧なものづくりにまい進していく方針だ。

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種出しされた白うり[/caption]

昭和の創業当時から変わらない手作業の製法で、一つひとつ丁寧に仕込まれる季節限定の漬物。

古くから親しまれてきた伝統的な味わいを楽しんでみては。

■「うり浅漬」2026年仕込み概要 仕込み期間:6月中旬~7月中旬 出荷開始:2026年9月中旬予定 仕込み場所:奈良漬さろん安部 工房内 住所:福岡県築上郡築上町大字東八田1100-4

奈良漬さろん安部公式HP:http://naraduke-salon-abe.jp

(Kanako Aida)

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